夫がしばらく休んでいたステージラリーに復帰したのが、今からちょうど10年前の2009年 Manx。
この頃の Manx は、ロードブックが事前にエントラントに配布されていました。
出国のタイミングで自宅受け取りが微妙なので、現地パートナー Paul 宅に届くように
手配したり、それなりの工夫が必要でした。
数年前からは、パスワード付きでオンラインで事前配信されるようになり、購入できる
ペースノートと共に事前に大きいサイズで製本して、オリジナルのロードブックは現地で
受け取るように変化していきました。

そんなマン島のやり方に慣れていた我々、全日本ラリーに昨年から参戦するようになって、
当日(よくて前日夕)に配布されるロードブックに、毎度肝を冷やしていました。
で、初挑戦の COVV。

ペースノートは買えるの?
ロードブックはいつ配布?

前年のステージマップは、幸い紹介しているサイトを知ったのでコース自体は把握。
しかも前年と今年とで、ステージの名前が全部一緒。
ってことは、多少の差異はあっても使うステージは一緒。
→ ひとつ不安解消。

8月下旬、ステージを普通の車で走る動画がオフィシャルウェブサイトで公表されました。
いつもペースノートを買うサイトを日夜チェックしていましたが、販売の兆しはなく…
これはどうやら、ペースノートの販売はナシ。
その代わりの事前のステージ情報提供なんだな、ってことで
→ ひとつ不安解消(でも事前の予習必須)

ステージの不安はいくらか軽減できたものの、ステージ間を結ぶロードセクション(一般道)が
全くもってわからないのは、シビレました。
このわからない「不安」が大小の「失敗」を呼び、競技車の中は幾度となく不穏な空気に…涙
そしてロードブックは直前配布。

UK の道はさすがに見慣れているし、道の勝手もまぁ知っています。
道のクセが引き出しに全くないことが、ロードブックのミスリードや勘違いに悉くつながりました。
参りました。
もう1台のクルーのコ・ドライバーももそれは強く感じていたようで、それでも彼はフェリーで
我々が着く前日に現地入りし、手元にロードブックがないなりにステージの近辺を車で
走り回っていたそうですがそれでも!キツかったとの感想でした。

見慣れないコマ図の表示も、私の混乱を呼びました。
私の知っているラリーのロードブックは、トリップメーター(距離を測る機材です)のクリアは
オーガナイザーが特筆する箇所のみ記されており、全部のコマ図にトリップクリアのポイントは
記載されていませんでした。
今回は基本、すべてのコマ図にトリップクリアのポイントが示されており、複雑な地形の箇所では
その線を「道」と読み違え、ランナバウトを曲がり損ねるといった事態が頻発しました。

集中しろと叱責されても、不安がどんどん増長するのでまたミスまがいのことが起きては意気消沈。
情けない話ですが、即応能力の低さを痛感した数日間となりました。

ステージ内の方向指示も、私の知るラリーとは違い、全くありません。
十字路や突き当たり、ト字路・逆ト字路、ループステージであれば1周目と2周目の方向指示は
ステージの道中に示されているラリーしか知らない我々。
大陸がそうなのか、ベルギー(フランスもそうっぽい)がそうなのか、本番になっても遂にその類の
道標は示されることなく、直線の多いこのラリーでドライバーは、誰の為ともつかない規制ロープしか
目印がない中で、直線の終わり(=曲がり角、ブレーキ必須)をさぞ把握しづらかったことでしょう。
ペースノートで距離こそ伝えますが、目視であそこだ!と早々に把握できれば対応も違いましょう。

1度でも行っていれば、強大なアドバンテージになります。
でもそういう人が多く集まるラリーなら、アドバンテージというよりはただの『常識』。
まぁラリーは経験のスポーツですから、それも腕のうちョと言われれば、そこまでですが。

まぁ平らかに言えば 『知ってる人だけが得をする』 そんなラリー。
公平性もへったくれも、あったもんじゃない。
そう感じる瞬間が、幾度となくありまして…

車検場にたどり着けない とか

サービスはいつどこに設営するの とか

資料のこと、とか。
とにかく、スポーツとして考えると 『公平じゃない!』 に尽きます。

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