そうだ、お墓行こう2021年末 ①

以前のブログで、シリーズ化?していた『そうだ、お墓行こう』。
残念ながら記事は飛んじゃいましたが、また抜け抜けと書きますのでお付き合いください。



これまでの『そうだ、お墓行こう』シリーズをご存じない方へ、基本情報笑

氣谷の家は石川県の出、本家です。
店主こと夫の、その父の代で、長男でありながら東京へ出てきましたが、お墓はかほく市に、
菩提寺はお隣の津幡町にあります。
墓守他 家のことは専ら夫の長兄が担っていましたが、令和に元号が変わった年、健康上の
理由から夫が一手に担うようになりました。
これまでも墓参りには行っていましたが、ちょいと役目が変わってきたと申しますか…



2021年12月29日
年行事の暮れのパーティーをいつもの場所でささやかに開き、駆け抜けた1年を気の
置けない仲間と振り返りながら楽しく過ごし、今年の『仕事』を締めくくりました。

2021年12月30日
個人として今年を締めくくるべく、暮れの墓参へ。
もはやこちらも年行事となりつつあります。
パーティーの翌早朝( 430am )発、年の瀬寒波/大雪と予想されていますが出かけます。
新東名島田市付近、東の空が白んできました。
2021年最後の日の出です。( ← こっちはもてはやされませんよね)

通常、新東名から東海環状自動車道へ抜けるのですが、新城手前のトンネルで前日夕方に
事故から火災が起き、肝心な JCT までの箇所が通行止に!
なんてことだ…迂回を余儀なくされ、2時間弱のロス。
今回は、夫も若くないし( 62歳)今年の後半はいつになくせわしかったので、これまでの
ような1泊とんぼ帰り(12/31 帰宅)はやめにして、2泊することにしました。
なので、出だしで少々つまづいても大丈夫…幸いその後の交通はいずれも順調でした。
(確かに大雪でしたが、いろいろと上手くいきました)



日本列島はホント、場所によって天気が激変します。
アクシンデントがなければ、すぐ上の画像 島田市から大体2時間半、距離にして270km。
ここは岐阜県高山市…標高 1,000m くらいあるからまぁ当然か。

でもって、1時間走れば…富山県南砺市では この通り。



さて墓参を済ませてホっとして、いつもの店でお昼を頂きます。
亀屋さん お蕎麦屋さんです。
これは 2017年夏の墓参り。

どれを頂いても美味しいし、店の佇まいといい器といい、飾りすぎずでもとっても洒落てて
皆で気に入ってて、墓参の折には必ず立ち寄ります。
天丼とせいろのセットがスゴかった!
お蓋が閉まらないくらい…

菩提寺へも挨拶を済ませ、ひと通り役は済ませました。
今回の宿は金沢城大手門跡から程近い、観光スポットにも歩いて行かれるホテルにしました。
年末年始の暴飲暴食はもう前日から始まっており…
チェックイン後、今後に備えて腹ごなしがてら散歩に出かけます。
夕方から市街地でも雪の予報ですから、もちろん足元はガッチリ!持参のスノーブーツで。

ホテルの裏手から少し歩くと、久保市乙剣宮(神社です)の脇道から金沢の三茶屋街の一、
主水町茶屋街へ続く石段が現れます。
ここは『暗がり坂』と名が付いています。
ずっと来たかったんです…

その昔、旦那衆がいそいそと、馴染みのお茶屋に通った道なんですって。
石段を降りて道なりに進むと程なくして突き当たり、道が左右に振られお茶屋さんが軒を
連ねている、というワケ。

右端に見える、枯れた赤銅色の細かい格子。
金沢の町屋建築の特徴的な格子の割り付けが細かい出格子で、『木虫籠』(きむすこ)
といいます。
断面は台形になっていて、室外に向いた面の方が室内に向いている方より長さがあります。
つまり外からは仲が見えづらく、中からは外が見えやすい、という構造です。
この後行くひがし茶屋街にも、一部残っています。
景観を保つために、この雰囲気を模した作りにしてリフォームをしている店舗もあります。

ひがし茶屋街は昨年も訪れていますが、こちらは観光地としてバッチリ整備されています。

なんだか長くなってきたので…
続きは日を改めて。