厚化粧を落とす

先日バラしたエンジン、刷毛でボテボテに塗ってあった塗料を剥がして高圧洗浄機で洗いました。
アチ〜笑

それにしても、何というか厚化粧だったね…

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より高い安全を得るために、ロールバーも日々進化しています。

例えばハーネスバー。
安全装備の一であるシートベルト(肩ベルト)を生やすための、バー。
(画像は Safety Devices ページより)

ハーネス(肩ベルト)には、力学に照らしてより効果が高い装着方法があります。
下の図は英語とフランス語とで書かれていましたが、啓蒙の一環として日本語も書き添えました。

ミニはスペースが極端に限られているので、それを満たすために開発されました。
せっかく用意しても、効果が薄いんじゃ意味がありませんもの。

赤いのとか、赤いのとか。

今日はフロントロールケージを2台分用意して装着します。
用意して ← ロールバーパッドを巻くんです。

バーの外寸に合うものを用意しているので巻きつけて、瞬間接着剤で留めて(のりしろなし)
接着面が隠れるように、テープで保護します。

マスキング、性格出る

組みあがったエンジンに色を入れる。
塗りたくない場所に養生(マスキング)をするんですがこの作業、性格出ます笑
これは競技車のエンジン、若手がラリーに使うミニにこれから載せます。

七夕だったけど

雨こそ降らなかったけど、夜空は見えませんでしたね七夕。
夏っぽい羊羹を食後に頂きました。
銘は「夏の浜辺」、虎屋 製。
夏の海を表現した錦玉羹がなんとも涼やかです。
カワセミの羽をも思い出させるような、清々しい色。

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開けて7月8日。
今日もまぁ蒸すこと…何というか酸素が薄い。
ボディのスタッフが今日は、本館で作業しています。

レースカーだったミニのリヤサブフレームを、これから制作するラリー車に転用します。
これから制作する…?
これまで店主が国内で使ってきた、Almond Greem の Rover Cooper を若手に払い下げる計画。
乗れなければ、車は作れないからねっ!

店主は国内も赤 / 白で、少しイベントを絞りながら参戦予定です。

見えゃあしない部分、なんですがね

オーバルメーターのリム、スイッチパネルのリムも黒で仕上がりました。

今のうちに、バルクヘッド(bulkhead:エンジンベイと車室を隔てる壁)を覆います。
着地させてからだと、微妙に高さが低いのでやりづらいのです。

アルミ板を切り出して、配線の場所を避ける切り欠きをまず拵えます。
ざっくり切ったら、槌やプライヤーで形を整えていきます。

切り口の始末をします。
棒ヤスリから始めて、番手を細かくして滑らかに仕上げます。
言うまでもないことですが、切りっぱなしでは配線の束を傷めますし何より何かあったら触るのは
自分…怪我をするのも自分です。

よし、切り欠きはこれでよし。

ネジ止めするための穴を開けておきましょう。
バリ取りも忘れずに。

次はスピードメーターケーブルを通す穴を開けます。
まずは位置出し。
ケーブルをメーターに挿し込んで、脇と下に貼ったマスキングテープに穴の位置の印をつけます。

で、アルミ板をあてがい穴の位置を決めます。

穴開けて

バリ取って

これでよし。

あとはグロメットはめて、色塗って…
区切りがいいのでココでお昼にします。

反射しないように

競技車は、運転に係る部分にクロームパーツを使いません。
例えばワイパーとか。
ブレードもアームも黒を選びます。

この車両はラリー車として組んでいるので、センターメーターカバーやゲージのリムも黒く塗って
ひと手間かけます。

さぁ、載っけます

マン島にも何度かご一緒した Mk3 Cooper’S’
エンジン組み終わったので、積んでいきます。

来年は一緒に行けるかな。

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加工室では、若い衆がシリンダーヘッドをまとめて加工中。
まとめて組みまっせ…

自走しないのは…初めて。

街に戴冠式の余韻がまだまだ残る中、島に向けて出発します。

今回は1台ということもあり、Paul のトレーラーで連れて行ってもらいます。

新緑のまぶしい街道を、船着き場のあるリバプールへ。
いつもは9月なので、草木の勢いが違います。
上へ上へと伸びる力を感じます。

世界遺産に登録されたリバプール。
毎度横目で眺めてきたデカい廃墟ビルも、手入れをしていました。
聞けば、夫が自分で運転して入らないことはなかったそうで。

あぁ、久しぶりの Albert Dock に到着です。
安定の English Weather フェリーは揺れるでしょうか。

さぁ、乗り込みますよ…

船内で流れる Safety Video が、一新!
古いの、娘と私は好きだったんですけど…これを聞くと「あーついに来たか」って気持ちになってた。
えーい、名残惜しいから貼り付けとこ。

沖に出たらそれなりに揺れました、
天気もだいぶ悪い中でしたが無事、島へ到着。
そして定宿へ到着。

いつもの風景、いつもの静けさ。
あぁ、戻ってきました。