あぁ…

雪、降りましたね。
予防的措置、とかなんとかで正午から高速止めて。
物流の関係者は大層迷惑したでしょうが、

今ドキの重たい車
自分でコントロールできない車
車に合わせてコントロールしなくなった運転者

三拍子揃ってますから、起きることは目に見えてます。
雪国でさえ、時に立ち往生とか起きちゃうんだから普段雪とは縁のない土地で降ったら…
推して知るべし。
予防的措置も、さもありなん。


雪を撮ろうにも、寒いので横着して玄関を少しだけ開けて…


Morris Cooper #9741 Smoke Grey 

各種警告灯、あり〼

年式で、
あるんです、
付いてないといけないのに、
取っ払われちゃってるの。
シートベルト警告灯(1994〜)とかね

高年式の Rover Mini にオーバルメーターとか付いちゃってると、もれなくなーい。

古い年式のオマージュもいいけど、車検に通るようにどうしてしないかなぁ。
シートベルト警告灯は、車検に行けば真っ先に見られます。

ちゃんと常備してます。
方向指示器、ハイビーム、バッテリーの警告灯も。

ちゃんとやりなよープロだろうが。

食いしん坊なんで、食べ物のことあれこれ

最近見かけた、あとは気になってる食べ物にまつわるお話をいくつか。

① 漬物の製造が許可制に

2021年に食品衛生法の改正があり、猶予期間を経て2024年6月から、漬物の製造に許可が必要となる
そうです。
農家のおばあちゃんが農閑期に漬ける、昔ながらの漬物。
着色料や人工甘味料とか使ってない、飾らない懐かしい味の保存食。
例えば道の駅とかで売ってますよね。
おばあちゃんたちはきっと、嫁いで以来作ってきたそのお家の味を作り続けてるだけ。
その昔はどこの家でも漬けたけど、今は買うことが殆どで需要あるから「製造」してきっと農閑期の
身入りになってる。
今更許可申請など当然煩わしい…だからきっとやめちゃうでしょう。
加工場と住空間とを明確に分ける、水周りの整備、とか環境整備も必須…ハードル高いです。
近所のお米屋さんで漬けて売ってるぬか漬け、見かけるとつい買っちゃうんだけど、あぁいうのも
もう買えないんだろうなぁ。
そうなると、そもそも保存食なのに保存料とか入った(笑)パック売りの手の汚れない漬物しか
買えなくなっちゃうんだろうなぁ…
我が家はそこまで漬物に興味がないからいいけど、昔ながらの文化がまた、形を変えますね…

② ブロッコリーが「指定野菜」に

ナニソレ?

私もこの報道にふれた時は、そう思いました。
指定野菜とは、消費量が多く国民の生活に重要な野菜として国が指定している野菜のことだそうで。
キャベツ、キュウリ、サトイモ、ダイコン、玉ねぎ、トマト、ナス、ニンジン、ネギ、白菜、ジャガイモ、ピーマン、ホウレンソウ、レタス
この度、なんと半世紀ぶりに15品目目の指定野菜にブロッコリーが指定された、というもの。

我が家では、買い物に行くとほぼ毎週ブロッコリーを買ってます。
厚めに皮をむいて、軸?茎?までいただきます。

シンプルに茹でて塩、ポン酢、ドレッシングで食べたり
ジャガイモとかとあわせてポタージュ
グラタンやドリアのあしらい、彩り
パスタの具、キッシュやオムレツの具
肉料理などのあしらい、付け合わせ
茹でたものを細かく刻んで離乳食

繊維質が豊富、葉酸が豊富、もっと求めやすい野菜になるといいな。

③ シーズンを前に、たけのこ自給率はわずか11%!

一昨年だったかな…これまでは下茹でが済んだたけのこを頂いて春の味覚を楽しんでいましたが、
スタッフが知り合いの竹林へたけのこ掘りに出かけるようになり、店で茹でてたけのこ三昧する
ようになりました。
春の味わい…ちょっとした大仕事ですが、幸せです。(まだ来てないけど?笑)
そんな中、人から聞くのは、手入れが追いつかず竹林/裏山が荒れていく話。
併せてたけのこの自給率が 11%と聞いて驚きました。
土地が死なないように、ちゃんと掘ってほしい…美味しいんだから。


余談ですが、自給率がすんごい低いもの、他にもいくつも!
ゴマは 0.1%、もやし(原材料の大豆)に至ってはほぼ 0% なんだそうです。

実はそばも 20% 程度と低いんですよ。
中国、アメリカ、ブラジル…
数年前までは、ロシアが1位、ウクライナも3位だか4位だかに入ってました。
オーストラリアのタスマニア地方でも、そばは盛んに生産されています。
ご存知の通り季節が逆ですから、日本の夏に新そば(そばの実を収穫して)を…的な発想で栽培が
始まったとか。
タスマニアは日本の気候と似ているようで、そばを栽培するのに適しているんですって。
もう10年近く前になりますが、オーストラリアでお蕎麦を使ったサラダを食べたことがあります。
メルボルンの都会的/文化的なエリアとして知られる South Bank のレストランで出会ったのですが、
ドレッシングとの相性も良く、何よりサラダとして出てくるとは新鮮で美味しかったのをよく覚えて
います。

だいぶ脱線したな…
コンビニで冷凍やレトルトの惣菜が超手軽に買えたり、『食』がだいぶ変化しているように思える
昨今、体を作っているのは口から入る食べ物であることを忘れないで台所に立ちたいと思う私です。

実は身近なものだった…

ニュースで度々話題に上っている、海運に関係する世界情勢。

パナマ運河が干ばつ
その影響で通行量を大幅に抑えざるを得なかったり、スエズ運河に迂回を余儀なくされるケースも。
そのスエズ運河も
中東の大混乱の影響で、紅海を通行する商船が攻撃され、米英軍がイエメンフーシ派支配地域へ
攻撃したら、弾道ミサイルで再び商船が「仕返し」されて、まだなお数十隻の船が標的になっている…

我々も折に触れて利用する、海運会社の最新情報に詳しいので、そちらをご覧ください。
(専門用語も多いので、自動翻訳にかけると非常にわかりやすいです。)

Red Sea Security Threats Update – Attacks Continue
Red Sea update – Capacity Squeeze and Spot Rate Surge


暮れ前から、来る5月の Manx National Rally への出場に向け、業務の傍ら様々調べてきました。

– フライト(航路、料金、発着時間…)
– レンタカー(タイプの絞り込み、どこでどれだけ借りるか、いつどれだけ人が乗る=居るか)
– おおよその宿泊料金
– 義理も果たしながら、リクエストにも応えつつ(どちらも重要笑)旅程の組み立て

そして一番重要な、競技車の海運。
パンデミック明けの昨年で既に、十分値上がりしていたところへ今般の世界情勢。
予定はなんというか未定、計画もハッキリ立てられないしかも簡単に言うと「ダメかも」しれない。
余裕をみて早〜くに送り出しても確証はナシ。
おまけに攻撃のせいで保険料が青天井(こういう時、使うのかな?)

見積もったらざっくり、実に3倍以上!

確かにグレイス店主のライフワークの 一ではありますが、貿易の目的でもなくこんなリスクを冒して
まで、5月の出場を強行するのか…

今回は見送ったら?

という暗示かもしれません。
世界の遠く彼方で起きていることが、実は我々の年間計画に大きく影響している…
パンデミックでも、地球の隅々まで脅威は及んで「自分に限って…」というお花畑的思考は自らを
危険にさらしかねない、そんな状況でした。
どんなに注意を払っていても、ダメなものはダメでしたし。
一刻一刻、選択がますます重要に感じられる今日この頃です。

幸い島の四輪のイベント(ラリー)は、5月と9月に行われます。
ハイシーズンは島ダントツの観光資源である、マン島 TT(Tourist Trophy)が使って、その前後で
島のラリーが開催される、というわけ。
それを過ぎると観光シーズンはおしまい、アイリッシュ海に浮かぶ島は冬支度に入っていきます。

暑くなる頃にはこうやって、大黒埠頭から送り出せるよう祈るばかりです。
「本物に触れ、実感してもらう」活動でもあり、やはりそちらも諦めたくはありません。

人の手間って?

今朝、出勤したら2階(靴を脱いで上がるクッションフロアです)の床が超冷たい!
これは怪しい…やっぱり。
蛇口をひねったら、鈍いようね変な音がして水に混じって氷が出てきました。


Mk1 Cooper’S’ ヒーターの支度をしています。
この個体についていたものはグスグスだったので…良品のストックを午前中にブラスティング、
ダストを清めてから塗装します。
細々したもの、車に付いてしまえばあたかもずっとそこにあったように思えますが、良品とはいえ
当時のものを引っ張り出して組んでいきますから、まず塗装を取り除いくところから。
地味に手間がかかります。

いくらエンジンが hot でも、競技車はカーペットとかないから冷えるんです。
さぁ、塗り上がりました。


ケーブルテレビで放映されまくっている、「名車再生!クラシックカーディーラーズ」(本国での
番組名は “Wheeler Dealers”(実は「策士、策略家、みたいな意味があります)。
あの番組、違和感しかないんですけど。

売れた金額 > 車両の仕入れ+交換した部品代 で、儲けが出たとマイクは喜んでる。

エド(メカニック)はただ働きなの?

社会勉強のために子どもたちが、縁日のお手伝いで水の入ったヨーヨーの屋台を出してる
まるでそんな感じです。
仕入れがいくら
売り上げがいくら
差額が儲けです(お手当はみんなで分配するでしょうきっと)

ホラね、たいして変わらない。

彼の言ってる「儲け」で、成り立つとでも?
確かに、エドの作業は私に言わせればツッコミどころ満載、
「え?それ替えるのにそこのゴムはそのままなの?!」
ってなのはいつものことですが、ただ働きに近いならさもありなん。
レストア、ってのもやめてもらいたい。
(お気づきかもしれませんが、グレイスでは簡易なものはリフレッシュと呼んでいます)

あーいうの、バンバン放映して。
手仕事がどんどん軽んじられていく。

似たような番組で “CAR SOS” がありますが、クオリティはさておき(あんな短時間じゃ無理)
あちらは趣旨が全く違いますから見ていられます。

事情があって不動になって久しい車を元気にして、オーナーにも元気になってもらう。

すぐ手の届くところに各方面のスペシャリストがいて、毎度羨ましくなります。
メーターやディストリビューターをリペアに出すのに、国際郵便を使わなきゃならないなんて!

当世結婚式事情

(良い悪いの話ではなく、「今」を紹介したいと思って書いています)

日頃からお世話になっている同業の方のご子息が、夏に結婚するそうで。
わーおめでとう!
ご丁寧に本人が挨拶にみえて、式をやるんで是非ココの皆さんに来て欲しい、と。
(画像はイメージ、私が大昔に列席した結婚式での一コマです)


今ドキお式なんかするのね〜

お幸せのお裾分けですもの、えぇもちろん!万障繰り合わせて馳せ参じますとも。
で、彼が続けることには…
「費用を抑えるため、他にも理由はありますけど案内状とかは送りません、LINE とかで…」

– 招待者リストの作成
– 案内状の種類(カード・封筒)を選んで
– 筆耕頼んで
– 郵便で送る
– 返信ハガキはもちろん切手付き
(こう見ると、確かに細々お金はかかりますね)

自分らの時代には、そこ(招待状)は端折るという概念は全くなく、来て頂くのに割とキチンと
しなきゃいけない部分、そんな風に思ってましたが。

聞けば、LINE で返事すればいいんですって。
「LINE なら、招待状なくすとかないし見りゃそこに書いてあるし」
うん確かにそうだね。
お式は真夏のお話なので、初動遅れて諸々間に合わず止む無し…そういう対応でもない。
日常に根付いた便利なツールで知らせる、そういうことなんですね。
レストランとかではなく、ホテルで結婚式をあげるそうです。

自分の取引先、自分の仲間、そしてお父様が大事にしてる人たち を呼ぶそうです。
彼はお父様が大好きなのね!
(知ってたけど笑)

さてそこで私が考えること。
真夏の結婚式、何を着るんだ…

もうお呼ばれの席は、着物しか着ないと決めたけど…
絽の訪問着(一張羅)あるけど…
真夏…
現地で着替える…?
2階に更衣室があるらしいぞ…(調べた)
持ってるんだから着ないともったいないよね…
でもうちには小さい子が…
どうする??

とにもかくにも、おめでたいお話はこちらまで嬉しくなりますね。
重ねておめでとう!

(結婚式事情、続きの話が聞けたらシリーズ化するかも笑)

ボディカバー

みなさん車の保管はどうされていますか。
マンションの駐車場、青空、屋根付き、完全室内
ロケーションもまちまち。
海のそば、大木の下、焼き鳥屋のそば(笑)…

ボディを敵(雨や汚れ、紫外線や熱など)から守っているのは塗膜(ボディの塗装)です。
人の体に置き換えるならば、皮膚。
塗りたてが赤ちゃん、年数を重ねるほどに劣化していきます。
人の肌に保湿が有効であるように、車の塗膜にもお手入れが必要です。
ココに何度も書いたので、何を今更…とお思いの方は多いかもしれません。
塗膜には油分(ワックスがいい例です)を与えることで、水を弾き膜が保護されます。

せっかく全塗装したのに、
「塗ったから何もしちゃいけないと思ってた!」
なーんて言う人いますけど(しかも結構な割合でそんな風に言う)、こう返事をします。

あなた、お風呂入らないの?
入ったら保湿とか、しない?

聞いてもなお、納得いかないような顔つき。
使い捨ての世の中にズブズブで、道具の手入れとか、そういうことどっかへ行っちゃったんですね。
残念。

さて、塗膜を保護するために。
油分を補うこと、加えて敵に直接当たらないようにするのも、大変効果的です。
日傘とか帽子とか、にあたりますかね。
室内で保管できればサイコーですが、なかなかそんな環境用意できません。
そこで、「カバー」が威力を発揮します。
今日はお客様からの注文品1枚と、グレイスが工場で主にお客様の車両保管用に使用するもの2枚とが
届きました。

あんまりゴワゴワしたものを使うと、新品の瞬間はいいのですがすぐに素材の劣化でかえって傷を
つけたりしかねません。
いいものを選べば長く使えます。
そうは言っても、使用する環境にもよりますが4〜5年といったところでしょうか。

グレイスから注文できますので、お気軽にご相談ください。
グレイスが注文しているところは、寸法データがない車でも採寸に出向けば作ってくれます。
ミニはドアミラー/フェンダーミラーも選べます。

当方で購入したものは、お客様の購入したものより薄手で簡易的なものです。
置き場の都合で、止むを得ず外に置かざるをえない場合は、もちろんカバーをかけます。
ボディカバーの紐は、前で縛るのが一般的ですが、グレイスでは後ろで縛るタイプも用意しています。
置き場所の都合で頭から突っ込んだ時など、後ろで縛れるのは非常に塩梅がいい。
大切な預かりものですから、少しでもストレスのないように。

リペアに出します

ディストリビューター
スピードメーター
修理に出します。
お客様から預かっているもの、当方の手持ちどちらもあります。

中身が一目でわかるよう、内容物の写真を表に貼りました。
EMS(国際スピード郵便)で送ります。
国内でまかなえればいいのですが、残念なことに頼めるところがありません。
修理する、なんて日本では死語になちゃうのかなー心配になります。

***
ロッカーカバーに貼るステッカーのリプロダクト品を買い足しました。
80年代の “AustinRover” も生産されるようになったのが(右下の黒地に空色の斜線)、個人的には
嬉しいです笑(おたく)

こうしたものが手に入る、ということはそれすなわち「需要がある」ということ。
日本の自動車メーカーは、ソレ売れヤレ売れで、自分らが生み出した自動車たちを歴史として残す
ことなど微塵も考えませんでした。
ですから、成長期の日本車は残念ながら部品を探すのは至難の技。
そりゃそうです作ってませんから。
ところが…海外に目を転じると、大好きないわゆるマニアがこっそり作ってたりするんです。
そういうのを海外競技の現場でたくさん見てきました。
日本では自動車が「文化」「工業遺産」として全く認知されていないことに、心底がっかりします。

つ ま り 

我々のやっていること「人の手で直す」ことが、年々理解されないのも納得です…

車検三昧(MG)

来週は、MG の車検三昧になる予定です笑
写っていませんが、MGB GT も本日入庫しています。

***
1年で一番寒い時期がやってきます。
被災地はどんな寒さか…
縁がある土地は能登半島の付け根ですが、あちらの冬は経験があります。
昨日より今日が、少しでも暖かく過ごせますように。

松過ぎ

災害が起きると、毎度思っていることですが(毎度ここに書いているかも)
我々の仕事は、衣食住に直接関わるものではありません。
生活に必需なものじゃない。
無くっても、社会にはなーんの影響もない。

古い車の存在意義とは
そしてそれをお世話する我々とは

よく考えながら、自分たちの仕事ができることに感謝して、より丁寧に仕事をしようと気持ちを
新たにしました。
1日も早く少しでも平穏な日が送れるように、祈ります。
そして、不足無く暮らしている我々ができることを考えて、暮らしましょう。
何かすることばかりが、役に立つとは限らない。

***
関東では松飾りが外れ…ということは、お元日に起きた地震から1週間以上。
昨日、津幡町加賀爪の氣谷家菩提寺 鳥越山弘願寺 に、電話してみました。
この写真は、2022年11月 夫の長兄の納骨で石川県を訪れた時のもの。

お寺さんのある辺りは、大きく揺れて仏具が少し落ちたりしたものの、御御堂も無事。
1日半の断水があったらしいのですが電気が途切れることはなく、「普通の暮らし」ができているとの
電話口の奥さまのお話でした。
能登半島がとにかく報道で伝わるような酷い状態で、おそらく我が家のお墓があったかほく市も
そこまでの被害はないだろう、とのことでした。

よかった、という言葉が適切かどうか…