Rally Japan

この週末は、愛知県/岐阜県の一部を使って “Forum 8 Rally Japan” が開催されました。
盛り上がりましたか〜?

多分、巷ではそこまでじゃなかった気がします。
荒天でサバイバルラリーになってるわ、昨年に引き続きコースクリアに関わるトラブルが発生したり、
土曜の午後はみぞれまじりの雪が一時降ったらしいし、恵那の方では路肩にうっすら雪が積もったり
なかなかの波乱含みの展開になった模様。
既に今年のチャンピオンは Kalle Rovanperä(カッレ ロバンペラ)に決定していて言うなれば昨年に
続き消化試合…

結果はトヨタの3台がポディウム(表彰台)独占!
でも残念なことに地元の星、トヨタ勝田貴元は5位にとどまりました。
ところがステージトップタイムを7ヶ所?8ヶ所?で叩き出していて…どういうことかっていうと、
2日目の1本目、大雨のステージでスピンしてラジエータを破損、大きく出遅れてしまいました。
水を足し足しどうにかサービスまでたどり着き、ステージ1本キャンセルにも助けられ復活、
そこからの快進撃…
だから、ステージトップをどんなに重ねても表彰台には登れなかった…
ラリーの「たられば」は言っても詮無いことですが、スピンがなければ…
そのステージ…もっと言うなればそのコーナーは、実に3台(勝田以外はコースオフ→リタイヤ
とても厳しい状況の中での走行でした。

***
2021年、ラリージャパンが開催される予定でしたが、パンデミックの影響で開催を断念。
準備されたコースの一部を使って、JAF公認のノンタイトルラリー “Foram 8 Central Rally” が
開催され、我々エントリーしました
去年から開催されているラリージャパンで使われているステージを、その時走りました。
探したら、当時の車載カメラの映像が出てきたので、YouTube にアップしときます。
Nukata Forest(額田の森)Short 9.36km 、今年のラリージャパンでは 20,32km 倍以上の距離
ですが、雰囲気は伝わるかなぁ…と思って。

ただ…中盤でわたくし、ロスト(ペースノートと実際の道とが一致しない状況)してまして…
お聞き苦しい場面もあるので、ステージの雰囲気を味わっていただくのは音を下げてもらうのが
よろしいかもしれません(お恥ずかしい)。

WRC も終わり、ラリーの業界も今年の日程が終わりました。
時間を見つけて、もう少し車載カメラの動画を冬の間に上げていこうと思います。

ハイランドふりかえり③ Day2 ウェット

気付けばもう本番から半月…10月が終わろうとしています。
参ったな…クリスマスカードの支度をしなくちゃ。


Day1 を終え、イタリアンでたらふく食べて店を出る頃、予報通り雨がポツポツ降り出しました。
夫のリクエストで、娘とアイスを買いにコンビニへ出かけた時には、地面はすっかり濡れそれなりに
降っていました。

明けて2日目、雨の中のスタート。
霧がサービスパークのあるモンデウス飛騨位山スノーパークとその周辺を覆います。
(画像提供:syamazaki)

2本目の SS 前で、ついに…

前日は「クマに注意」と言われていたのですがついに出たそうで、注意喚起がありました。
スタート前の緊迫した中ですが、思わず iphone を取り出し写真を撮りました。
ラリー期間中、鹿・猿・リス(リスはグレイスの近所にもいる)は見かけましたが…

雨は激しく降ったり止んだり、晴れ間が一瞬出たり、山の向こうとこちらとでは場所によっても
お天気が違ったり…状況が一定しない中での2日目となりました。
雨が上がると、四駆の皆さんはじめ数十台が走った後の路面はその熱でじわじわ乾いていくので、
セミウェットというか何というか…
半乾き / 半濡れが実は一番滑るのです。

SS9 中盤で、ツーっと滑って曲がりきれずにおでこをコチン…
車載カメラに残ってますので、ご覧になってください。
高山のラリーは路面がいいので、ミニのスピード域(大した速さじゃない)と相まって、とても
穏やかに見えます。
カメラはマシンと一体ですから余計に穏やかに見えます。
もうちょっと車内はせわしいんですが、全然伝わらない…


さて、車のトラブルもなく順調にステージをこなす我々。
最終ステージ手前の TC(タイムコントロール)に到着するも、車が溜まっていてイヤな予感…
オフィシャルが歩いてきて、キャンセルかもしれない とつぶやいて後へ続く車両の方へ。
なんだよ…12本しかないんだから、勘弁してほしい。
そんな我々の願いもむなしく、#40番台 JN5 のヤリスがコースを塞ぎ、ヤリス程度がギリギリ通れる
程度の道幅、という情報が。
「おたく(ミニ)は大丈夫だろうけど、通過が厳しい車もあるから…オープン(クラス)は申し訳
ないけどキャンセルかも…」
という第二報。

そして、予想通りオープンクラスはキャンセルとなり、SS のスタートでUターンして最終TC へ戻り
それでラリーは終了。

突然ハシゴを外された気分
宙ぶらりん
消化不良
モヤモヤ

順調に走っていただけに、最後は残念でした。
走り切りたかったなぁ。

オープンクラスはミニからハイエースまで、よりどりみどり。
そんな中でクラス4位に入りました。
Op1 は台数も多いので、賞典も6位まで出ると聞いていました。
おそるおそる HQ へ行くと…4位にも副賞…ありました!

プロジェクターがやってきた!

娘がプロジェクターを買いました!
今はスゴい高性能なんですね。
wi-fi につないで YouTube を見たりできるって…
( 2016年の “Special Stage” のRally Isle of Man の特集プログラムを見ています笑)

それにしてもこのプロジェクター、レトロな格好してるんですよね…
(大きさの参考に、リップクリームを置いてみました笑)

聞いたところによると、解像度の高い映像を壁にやたらに映してると壁紙が焼けるみたいです。

Manx National Rally 2023 “Leg 1” その2

Leg1 その1はこちら

SS3 フィニッシュ直後に、時間はあるかとドライバーが尋ねます。

次の SS4 のスタートは近い(ATC まで与えられている時間は6分)んです…
そして、SS4 でレグ切れ。
ということは、各セクション毎に与えられるペナルティーフリーの15分が本当にあるんだとしたら、
何か策が講じられるかも。


時間はある!と私は答え、ドライバーは十字路を右に行くところを直進してすぐの広い場所で、
早速フードを開けてエンジンベイを覗き込みます。
コンタクトポイント(残念なことに新品)の不具合で、例の失火は起きていました。
私も1度は車を降りたものの、人の手や力は不要っぽかったので走り出しに備えてさっさと助手席へ
戻りました。
案の定、わずか数分で応急処置は完了、時間も大丈夫でした。

そして迎えた SS4 。
すっかり復調!
ステージ3本分のフラストレーションを一気に発散…
このステージは名物コーナー(我々は金子コーナーと呼んでいる)を通って、これまた名物の地点を
通って行く短めのステージ。
“Cattle Grid” をいくつも通過するのが特徴です。
Cattle Grid とは、蹄の動物(羊や牛など)が嫌がって敷地から出ない仕掛けで、路面は隙間の空いた
パイプです(=路面が変わる+滑る+ゲートが狭いので進入の姿勢をフラットにする必要あり)。

Special Stage の LIVE でもかっ飛んでいく我々のミニ car131 が紹介されました。
(2:10:02あたりから)

仲間が観戦していた、金子コーナーを行く我々。
ここまでは狭くデコボコした道を激しく上ってきて、ココで鋭角に右折、この先は広い道を走り
上に貼った LIVE のカメラが構えていたポイントへ進んでいきます。

やっとこのステージで3番時計(クラス3位タイム)、乗ってる側はそこまで怖さは感じません…
特に広い道では、自作のペースノートの効果も充分に発揮できていると感じました。
ドライバーは本当に走りやすかったようです。
これまでの3本の不調が、誠に悔やまれるところですがこれもラリー。
Leg 2 が始まるまでの間、しばし休憩です。
腹ごしらえをしつつ(食べっぱなしなのでナゲットとチップスです)

アイルランドのミニクラブの親子と交流したり…
坊やからステッカーもらったので右クォーターガラスに貼りました、丸いのです。
お礼に、持参した和三盆糖の干菓子をあげました。

完全復調、Leg2 はどうなるでしょう…
日没が遅いとはいえ、かつてのラリーからするとLeg2 5本と少なめとはいえ…
サービスナシのぶっ通し。
車を壊さず、無事1日を終えられるように。

Manx National Rally 2023 “Leg 2” その1につづく

Montre 2022 何というか、もうだいぶ前

“Montre 2022z 6月に群馬で開催されたターマックラリー。
ずいぶん前のことのように感じます。

Montre 2022 のふりかえりは全5回完結(笑)です。
① ホントにターマックラリー?
② 「グンマー好き❤︎」
③ あっという間に
④ 携わり方
⑤ そうと決まりゃぁ…

振り返ると、さっさとリタイヤした割には盛りだくさんな感じです。
来年はお気に入りの群馬リベンジしないと。
またあの宿に泊まれるように頑張ります(しつこいね)。

先日もここに記したように、今年はもう全日本には行きません。
では先日の予告の通り、Montre 2022 のステージから、SS2 “South Pasture 1” をご覧ください。
途中でデフが壊れちゃったステージです。

今年はもう

2022年のラリー参戦は、もうおしまいにしました。
10月の高山、検討しましたが行きません。
車両のスイッチとか、やらなくちゃいけない計画があるので今年はもう行きません。
次の照準は、雪の嬬恋に合わせます。

5月に参戦したラリー丹後(京都)の車載カメラを YouTube にアップしました。

6月のモントレー(群馬)も、近いうちにあげる予定です。
車が車ですから、すんごいスピードはありません。
でも小さいこと軽いことで実現する俊敏さや走りの小気味よさは、一線級の選手の駆る車両にも
劣るものではないと思います。
同時にラリーは経験のスポーツですから、海外で走って様々な経験をして(様々な目に遭って…)
きたものは血肉になっているはずで、楽しく走っています。
日本では残念ながらつぶさに見ることが叶いません。
それが栄えない最大の理由の1つであると思います。

ミニはラリーで強かった

皆さんお経のように言いますが、実践している人は日本にはほぼいません。
私たちは体現しています。
次の投稿も是非ご覧ください。

まずは安全から構築

出来上がった 1275GT のラリー車。
オーナーが書類を持参しながら仕上がった車を見に来たので、シートポジション等 FIX しました。
何はなくともまず安全な車でないと。

言わずもがな危ないことをするのですから、自分の体を守らねば。
ラリーは2人1組でしますからコ・ドライバーの安全、それとモータースポーツをすることに
理解を示してくれる周りの人たち(家族や職場の人)のためにも、安全に走って安全に終える努力は
惜しんではいけません。
どんなに心がけても不測の事態はどうしても起きます…そうなった時に身を守れるように車の装備を
万全にしておくべきです。
ですからモータースポーツを始める人、車を作る時には何はなくとも安全装備を堅牢にします。

入口に立った時点で、スペックやチューニングに心血注いで速くなろうとする人が多いのですが、
私は断固反対(拒否、に近いかな)します。
チューニングなんて二の次三の次。
始めたばかりで速く走れるわけないじゃん。
まずは車と通い合うこと。
車の操作をギクシャクせず無駄なくスムーズに出来なくて、何がスピードじゃ笑
素の状態に近いスペックを使い切れるまでになって初めて、次のステップじゃろ。
チューニングっていうなら、エンジンじゃなくて車全体のバランス、サスペンションとかとの同調の
方がはるかに大事。

ローマは1日にしてならず。
簡単に速く走れるようにはならんのです。
痛い思い(失敗)もいっぱいして…それがすなわち経験値の蓄積。
続けてれば、経験をたくさん積めば、いつしか引き出しに様々な場面でのスキルが詰まって結果、
車のポテンシャルを引き出す走りができるようになれる…はず。
若い一線級のドライバーが若くして花咲くのは、若いけど経験豊富だから。
小さい頃からやってます。
筋がいい、環境がある、それはその人が持ち合わせたもの。
それだけでは成し得ません。
その上には、おびただしい時間が積み重なります。
どれだけやったか。
それに尽きます。

参考までに、今年 WRC でダントツトップの Kalle Rovanperä の動画をどうぞ。
以前にもココに貼り付けましたが、例によって飛んじゃったので改めて。

Platinum Jubilee まだまだ

やっぱり!

Platinum Jubilee は、大盛り上がりの中、4日間の全日程を終えました。
エリザベス女王がパディントンをお茶に招いた動画を、先日貼りました。
でも、私はずっと思ってたんです。

パディントン、とっても礼儀正しいクマだけど、あんなにお行儀よくできるもんかね…

やっぱり!
私の予想は的中。
先日貼ったのは、短いムービー。
ちゃんと長いのがありました笑

ロンドンオリンピックの時の『ボンドガール』にも度肝を抜かれましたが、今度もまた!
「演技力が格段に向上している」と高評価笑

「ロンドンオリンピックから10年、女王がビッグスクリーンに帰ってきた!』
(その年は Diamond Jubilee : 在位60周年 でした)

ウィットに富んだそのお人柄…
カップ&ソーサーをチンチキならしちゃってますからね笑
しかも “We will lock you” ( Queen ) のイントロですから…

せっかくなので、ロンドンオリンピックの時のも貼っときますね。

ずいぶん前なんだな

これは 2016 Rally Isle of Man 。
ミニがグランドスタンドに20台以上並んで、圧巻でした。

ダグラス市長を表敬訪問した年…
そうレッキの合間を縫ってみーんなノータイで行っちゃった、アレです。
市長と奥様は『メダル』…

スタートの日も、00カーのコドライバーをつとめてらしてノリノリでした。
レーススーツに『メダル』…笑

“Team Japan” があちらのコミュニティで定着し
…と思ったら、Rally Isle of Man は中止 ➡︎ 消滅するわ、世界規模のパンデミックだわ
コロナ明ける(梅雨みたいだ笑)と思いきや、ウクライナ x ロシアだわ…

5月にManx National Rally ありますけど、行かれないし。
マン島の定宿 Sefton Express からは、

「今年は何部屋抑えたらいいの?」

とかメール来ちゃうし。
(申し訳ないけど繰り越しといて、って丁重にお願いしました)

やれやれ。
つまんないから、動画でも見てしのぎます…