びっくりする乗り味

ラバーコーンを交換したオーナーさんが、メッセージを下さいました。

おかげさまでびっくりする
乗り味になりました

ですよね ^_^

びっくりを体験されたい方
最近毎日に刺激が足りない方(笑)
自分に何かご褒美をあげたい方
いつも頑張ってる Mini にご褒美をあげたい方

足廻りのリフレッシュは、『清々しい』体験です。
甦ります。
惚れ直します。
是非…

台風一過の快晴…蒸し暑いよ

いい天気!でも蒸し暑い。
ホントならクラブ主催のロードラリーで、房総半島を走ってるハズでしたが仕方ない。
嵐が去った後の道を確認できないのは、万一の時危険につながります。

手があるので、ボディのリフレッシュを終えた MGB を移動しました。

ロードラリーですが、2週間後の10月9日(日)に仕切り直します。
コースのチェックは、来週オフィシャルが現地へ出向いてくれます。

申し込みそびれた方
9/25 には都合が合わなかった方
まだ行こうかどうしようか悩んでる方

10月1日まで追加募集をします。
ご参加、お問い合わせ、お待ちしてます。

次はこの子だよ

少し倉庫に置いておいたら、クラッチがガッツリ張り付いた!
トラックの上で、どうにか動くように…トラックがゆさゆさ揺れます。


取れたっ!
次はこの車を作業して、新しいオーナーを探します。
Rover Mini Cooper 1.3i 1オーナーカーです。
ドアハンドルなどちょっとした味付けはしてありますが、外観他ほぼオリジナルです。

順に着手しますが、今回は敢えて見栄えには手をつけず内臓(エンジン・足廻り・電気配線等)を
オーバーホールして、安全に『走って・曲がって・止まる』車に仕上げます。

***
さぁ、こっちも内臓(笑)を組んでいきます。

価値がある

先日女房殿が WAX までかけちゃった…ノーチラス号、商品ページに掲載しました
もちろん試乗もできます。
1997年式ですのでミニとしては年式新しいのですが、今年は2022年。
2022 – 1997 = 25
そうです25年も経っているのでーす。

この車両は、エンジンもギヤボックスも O/H 済み。
元はタヒチブルーでしたが Nautilas Blue に塗装済み。
内装は Autumn Leaf の布張り新品に張り替え済み。
サスペンションも一新。

ひと通りやってあります。
25年も経った車自体の価値は…正直ほぼありません。
価格は「手をかけた分」です。
プロが手をかけた分を反映しています。

巷で、同じ値段で新車を売っているでしょう。
どっちが価値があるでしょう。
新車は、生産ラインで ポチ っと押せば1分に何台も出来上がってきます。
どっちが価値があるでしょう。
しかもこの先、直せるのはどっちでしょう。
ノーチラス号は、直した(今回)実績があります。
新車は?
メーカーが10年以上部品をストックしないので、25年後にこんな風にリフレッシュさせるのは
ほぼ不可能でしょう。
いつか粗大ゴミになります。
どっちが価値があるでしょう。
今、盛んに世間で言われる「サスティナブル(持続可能)」なのはどっちでしょう?
本当の意味でサスティナブルなのは、どっちでしょう?

***
こちらは 25年 どころではありません。
1960年代の Mk1 です。
どんがらにして、塗装して、サブフレーム(骨格にあたります)つけて、そこにエンジンが収まり
サスペンションが生えます。
グレイスでは車のコンディションに応じて、そうやって直しています。

60年前の車が甦る、夢のある話です。
しかも、器みたいに現存しているだけでもてはやされるのとは違い、移動の道具として安全に走って
曲がって止まれなくては、我々は携わるプロとして失格です。
ドリームカーが安全に走って、日々人の役に立つように頑張っています。

ミニって最高なんだから

私の毎日の足として、イヤをも言わず走ってくれる白いミニ。
遠くない将来、大幅リフレッシュを計画していますが、それに先立って内装トリム一式が
刷新されました。
キレイ担当が張り替えてくれました ❤︎
エンジン始動時には白煙が出てくるようになってきて、満身創痍の感も否めませんが…
トリムがキレイになったらいい車になった気がするんですから、人の感情なんていい加減なもんです笑

***
私のかつての生活の足だった ノーチラス号。
ちょっと手元を離れたら色々不具合出て、エンジン下ろして検証しました。

この後無事エンジンがかかり、この先乗ってくれる人との出会いを待ちます。
内装は Autumn Leaf を選んでいます。
秋に色づいた葉っぱを連想させる、キャラメルのような色。
車の色とい、内装といい。
この車も新車からグレイスでお世話していたものを引き取ってリフレッシュして。
蘇ってエンジンも内装も刷新。
1997年の個体です。
生産終了近くの車両ですからミニとしては『新しい』。
でも実に25年経っています。
25年経った車が、サラっとこうやって全て新品とは言わずとも、主要な機構は全てオーバーホール
したり部品を交換して、甦ってまた活きる。
こんな素晴らしいことってありますか?
知識と技術とが、それを可能にします。
新たにどーさどさ作らなくとも、みーんな捨てちゃわなくたって、いいんです。
新たに車を買えば、税金なんかもかかります。
政府は新しいものを消費させようと、燃費がいいと減税だのと必死。
長く維持している車には課税しようと躍起。
新しいのって、そんなにエラいの?
全部新しくなきゃいけないの?
我々が携わる車は、化石燃料に代わる燃料でだってちゃんと動きます。
それが証拠に、今年から WRC を戦う車たちは100%持続可能な燃料(いわゆるバイオ燃料)と
モーター(サービスパーク内と移動区間定められた区間:モンテカルロでは1511.47kmのうち3.6km)のハイブリッド車両 “Rally 1” にとって変わっています。
代替燃料でも、ラリーの最高峰で高いパフォーマンスを発揮できます。
ミニだって同じ。
これまでも様々な技術の移り変わりがありましたが、燃料にも対応すればいいことです。

脱線しかかってますが、新しいものは決して最良では…ない。
なぜならそれを作ることでよっぽども環境に害を及ぼしているから。
今ある使えるものからホイホイ新しいものに取り替えるのは…

環境を言い訳にして、ホントは飽きたからでしょ?

適材適所、この先は共生の時代へと移っていくべきと思います。


そして車体の色といい内装といい。
洒落てます。
内装は新品が買えるんですから…
知識と技術があれば、車を甦らせることができます。
手間もかかります、時代とテクノロジーとのすり合わせ、ヒストリックカーなどは倫理観も。
勉強も、研究も、探求も、テストも必要です。

知識と技術がない人がやるから、問題が起きるんです。