今年もよろしくお願いします

本日より通常営業、皆さま今年もご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
今年、皆さまの元へお届けしたお賀状の写真は、昨年5月の Manx Rally のステージでの1枚です。

右コーナーを立ち上がってきて、ストレートを経て左コーナーへつなげていく場面。
やや上っています。
メリハリの効いた挙動がよく切り取られているので、このショットを選びました。

皆さまの日々の舵取りがここに写っているようにピシッと決まって、良い方向へ向きますように!


コロナ後、レート、ロシアの侵攻、不安定要素はいくらでも見つかります。
大変厳しい中ですが、今年も何とか行けるよう支度をしています。

Rally Japan

この週末は、愛知県/岐阜県の一部を使って “Forum 8 Rally Japan” が開催されました。
盛り上がりましたか〜?

多分、巷ではそこまでじゃなかった気がします。
荒天でサバイバルラリーになってるわ、昨年に引き続きコースクリアに関わるトラブルが発生したり、
土曜の午後はみぞれまじりの雪が一時降ったらしいし、恵那の方では路肩にうっすら雪が積もったり
なかなかの波乱含みの展開になった模様。
既に今年のチャンピオンは Kalle Rovanperä(カッレ ロバンペラ)に決定していて言うなれば昨年に
続き消化試合…

結果はトヨタの3台がポディウム(表彰台)独占!
でも残念なことに地元の星、トヨタ勝田貴元は5位にとどまりました。
ところがステージトップタイムを7ヶ所?8ヶ所?で叩き出していて…どういうことかっていうと、
2日目の1本目、大雨のステージでスピンしてラジエータを破損、大きく出遅れてしまいました。
水を足し足しどうにかサービスまでたどり着き、ステージ1本キャンセルにも助けられ復活、
そこからの快進撃…
だから、ステージトップをどんなに重ねても表彰台には登れなかった…
ラリーの「たられば」は言っても詮無いことですが、スピンがなければ…
そのステージ…もっと言うなればそのコーナーは、実に3台(勝田以外はコースオフ→リタイヤ
とても厳しい状況の中での走行でした。

***
2021年、ラリージャパンが開催される予定でしたが、パンデミックの影響で開催を断念。
準備されたコースの一部を使って、JAF公認のノンタイトルラリー “Foram 8 Central Rally” が
開催され、我々エントリーしました
去年から開催されているラリージャパンで使われているステージを、その時走りました。
探したら、当時の車載カメラの映像が出てきたので、YouTube にアップしときます。
Nukata Forest(額田の森)Short 9.36km 、今年のラリージャパンでは 20,32km 倍以上の距離
ですが、雰囲気は伝わるかなぁ…と思って。

ただ…中盤でわたくし、ロスト(ペースノートと実際の道とが一致しない状況)してまして…
お聞き苦しい場面もあるので、ステージの雰囲気を味わっていただくのは音を下げてもらうのが
よろしいかもしれません(お恥ずかしい)。

WRC も終わり、ラリーの業界も今年の日程が終わりました。
時間を見つけて、もう少し車載カメラの動画を冬の間に上げていこうと思います。

点火まで、もう少し

若い車が好きなお兄さんが、スポーティに乗れるミニを製作中。

週明けにはエンジンかけて、着地させたいな。

***
明日は、ミニに出かけてクラブブースで HRCR Japan Members として広報活動をしてきます。
譲り受けた、巨匠こと Peter さんの車両も展示します。
掃除してますが…まー汚いな…
最後のラリー Manx National で in Ditch(側溝にハマった)したので、その泥んこ汚れは仕方ない
にしても…

ロードラリーにもステージラリーにも使ってたので、装備がてんこ盛りです。
きっと室内とか、こんな風に掃除してもらったことなかったんだろうな。
敬意を込めて、えぇやりますとも。
これは昨日。

トラック借りてきたので、積み込んで明日に備えます。

明日は臨時休業とさせていただきます。

ハイランドふりかえり④ おまけ「じわじわ」

Day1 セレモニアルスタート(於 ひだ舟山スノーリゾートアルコピア)では、1台ずつざっと紹介
され、そこから数分のSS1 のスタート前 TC へ向かいます。

オープンクラスはさらっと流されちゃうことも少なくないのですが…
進行の方が1台1台ドライバーにマイクを向けてくれました。
(画像提供:ss_yamazaki @instagram)

「もうおなじみですねー」

あら…嬉しい…
車を新調したこと、これまで使っていた Almond Green のマシンは次男に下げ渡したこともちゃんと
マイクを通して言いました。

***
1日道の上に残り、1日の終わりのサービスで車両を整えパルクフェルメ(車両保管場所)へ車両を
移動し、その日のラリーが終わります。
翌朝のラリースタートまで車両はそこで保管、触ることはできません。
どよんと曇った夕方のパルクフェルメ。
オフィシャルの誘導に従って車両を駐車します。
オフィシャルがいてはじめて、我々はのうのうとラリーができるのです。
ですから挨拶は欠かしません(当たり前か 笑)。
我々はケツッペタですから、もう殆どの車両がパルクフェルメに収まっています。
場内整理のオフィシャルがこんな会話…

オ ねぇ?もう1台ミニいなかったっけ?

私が口を挟みます。

私 実は最後のステージでトラブって今、対応してるんです…明日走れるといいんですけど。
オ ところでさ、コレ(氣谷組のミニを指して)今までと違う車じゃない?
私 そうなんです!これまでのは次男に下げ渡したので、地方選とかに挑戦します!
オ わーそんな家庭、いいなぁ〜笑

さすがにこれだけ顔を出してると、少なからず人の記憶には残ってるみたいです。
ちなみに上の画像を提供してくれた方は

推しのチーム

と…❤︎
嬉しいです…

ハイランドふりかえり③ Day2 ウェット

気付けばもう本番から半月…10月が終わろうとしています。
参ったな…クリスマスカードの支度をしなくちゃ。


Day1 を終え、イタリアンでたらふく食べて店を出る頃、予報通り雨がポツポツ降り出しました。
夫のリクエストで、娘とアイスを買いにコンビニへ出かけた時には、地面はすっかり濡れそれなりに
降っていました。

明けて2日目、雨の中のスタート。
霧がサービスパークのあるモンデウス飛騨位山スノーパークとその周辺を覆います。
(画像提供:syamazaki)

2本目の SS 前で、ついに…

前日は「クマに注意」と言われていたのですがついに出たそうで、注意喚起がありました。
スタート前の緊迫した中ですが、思わず iphone を取り出し写真を撮りました。
ラリー期間中、鹿・猿・リス(リスはグレイスの近所にもいる)は見かけましたが…

雨は激しく降ったり止んだり、晴れ間が一瞬出たり、山の向こうとこちらとでは場所によっても
お天気が違ったり…状況が一定しない中での2日目となりました。
雨が上がると、四駆の皆さんはじめ数十台が走った後の路面はその熱でじわじわ乾いていくので、
セミウェットというか何というか…
半乾き / 半濡れが実は一番滑るのです。

SS9 中盤で、ツーっと滑って曲がりきれずにおでこをコチン…
車載カメラに残ってますので、ご覧になってください。
高山のラリーは路面がいいので、ミニのスピード域(大した速さじゃない)と相まって、とても
穏やかに見えます。
カメラはマシンと一体ですから余計に穏やかに見えます。
もうちょっと車内はせわしいんですが、全然伝わらない…


さて、車のトラブルもなく順調にステージをこなす我々。
最終ステージ手前の TC(タイムコントロール)に到着するも、車が溜まっていてイヤな予感…
オフィシャルが歩いてきて、キャンセルかもしれない とつぶやいて後へ続く車両の方へ。
なんだよ…12本しかないんだから、勘弁してほしい。
そんな我々の願いもむなしく、#40番台 JN5 のヤリスがコースを塞ぎ、ヤリス程度がギリギリ通れる
程度の道幅、という情報が。
「おたく(ミニ)は大丈夫だろうけど、通過が厳しい車もあるから…オープン(クラス)は申し訳
ないけどキャンセルかも…」
という第二報。

そして、予想通りオープンクラスはキャンセルとなり、SS のスタートでUターンして最終TC へ戻り
それでラリーは終了。

突然ハシゴを外された気分
宙ぶらりん
消化不良
モヤモヤ

順調に走っていただけに、最後は残念でした。
走り切りたかったなぁ。

オープンクラスはミニからハイエースまで、よりどりみどり。
そんな中でクラス4位に入りました。
Op1 は台数も多いので、賞典も6位まで出ると聞いていました。
おそるおそる HQ へ行くと…4位にも副賞…ありました!

ハイランドふりかえり② Day1 ドライ

気付けばもう本番から1週間。
やること多すぎであっという間に時間が過ぎていきます。
暮れへ向けて時間は加速度を上げる一方ですが、忘れないうちにふりかえります。

女房殿こと、氣谷組のコドライバーは今年、国内競技は最初で最後。
何度やっても、どこであろうが、走り出す前はかなり緊張します。
(おなか壊します笑)
今回はかなり落ち着いてできました。
1点、ポカがあって焦りましたが…


さて、今回は50回目の記念大会。
ラリーが始まってセレモニアルスタート会場へ向かうまでのルートは、遠回りをして高山の歴史的
町並みを「お練り」するものでした。
本陣の前など、かなりの人出でした。
道中、道行く外国人観光客(ヨーロッパ系の人が多い印象でした)と手を振り合って、いつもにはない
ほんわかした気持ちで、スタートへ向かいました。


よくココに書いていることですが、ラリーは(なんでもそうね)やり手だけでは成り立ちません。
作り手、運営する人、もっと言うと見ている人も…

これは TC(タイムコントロール)オフィシャルが、時間の通過をチェックするところ。
ちょうちん下がってますよね…

『タイムコントロール』
茶目っ気たっぷりですよね。
そして TC の方も咲顔 ❤︎

こういう人に支えられて、ラリーは粛々と進行していきます。


我々の1日目は、すこぶる順調…特筆することもなくマシンもトラブルなくサービスへ戻ります。
クラブ員のミニ、お客様のミニ、合計3台のミニがここでサービスを受けますが、うち1台にトラブル
発生、メカニックは出動(移動中にすれ違い、しっかり情報交換笑)したのでセルフサービスをば。

我々が車両保管エリアへ移動を終える頃、レスキューに行ったサービスクルーが戻ってきました。
症状を聞いたところ、手持ちの部品で対応出来るトラブルでしたので、さぁ明日も走れるように
何とかしましょう。
(デイリタイアしても、再車検に合格すれば翌日も出走できます。但し通しのリザルトは残りません)

30分で終了、試運転も済ませて翌朝の再車検を残すのみ、ここで本日の任務は終了。
車検は車検委員が各サービスへ出向いてくれるので、クルーとサービスが集合時間を打ち合わせし、
解散〜
ではなく、夕飯もご一緒しました。

最年長者(トラブルのあった車両のドライバー)にオーダーを取らせる我々…
かくして、高山の夜は心地よい疲れと共に楽しく更けていくのでした。

店を出る頃には、パラパラと雨が。
明日は雨予報、ガラリと路面も変わりますから気を引き締めて…

ハイランドふりかえり① 〜Recce 土地を満喫

今日午前中、店の前の通りを白バイがうろついてました。
敢えて「うろつく」と書いてるのは、トンネルの向こうで,Uターンして横浜霊園からグレイスの前を
流してその先でまたUターンして…を繰り返してるから。
網に引っかかるのを待ってるんでしょうが、情けなくないのかね。

とりあえずご来訪の折、皆々様にはお気をつけ遊ばして。

***
2023年度全日本最終戦の、ふりかえりを始めます。

ハイランドマスターズ、ホストシティは高山市です。
いつもは、バイパス沿いのビジネスホテルに宿泊していました。
今回は、私がアクションを起こした時点で既にいっぱい…
いわゆる「古い町並み」が残る 一之町 / 二之町 / 三之町 にも徒歩で行かれる、高山駅の駅近くに
宿を取りました。
(実は、結果オーライだった〜笑)
ラリーの中心である HQ(Head Quarter)からもっと遠いのかと思いきや、今まで使っていた宿からは
ほんの数分で、ちっとも不便は感じませんでした。

圏央道 – 中央道 – 松本IC 下車、安房峠経由で 320km の道のりを移動、サービスパークにトラックを
置きに行くと、今回一緒に走るマン島でもご一緒してるおなじみの Mk3 が先にスタンバイ。

Recce(試走)で使うレンタカーを受け取って本日の任務は終了、チェックインして今回デビュー戦の
クラブ員と合流、腹ごしらえに出かけることにしたのですが…

外国人観光客が多すぎ
お店が小さい

どこもかしこも予約でいっぱい…
飛騨牛〜なんて思ってましたがそれどころではなさそう。
高山らーめんも危うい感じ。

参ったな…
片っ端から断られ、おそるおそる入った大衆割烹っぽいお店。
お、ここなら入れそう…
(後でレビュー見ましたが、ココはお品書きが日本語のみなのでハナから外国人は断ってる模様)

地元の人が使っている、小料理屋さんみたいです。
日本酒の種類も豊富、呑み助には嬉しいんじゃないかな。
我々はそれどころではないので頂きませんが(店主に至っては、アルコール受け付けません)
魚介のカルパッチョとか、お造りとか。
ここは山間部よね?
聞けば、意外と富山に近いので新鮮な日本海の海の幸が入ってくるルートがあるんだそうです。
富山と結んでるので、白エビとかがお品書きにありました。

何より、お通しに出てきたのがカツオのつみれ汁ですから…
お出汁も繊細で美味しかったし、いい意味で驚きの連続でした。
いいお店に流れ着いた、だいぶ得した気分です。
郷土料理もあり、朴葉味噌でいただく飛騨牛も皆で少しずついただきました。

来年も行こう。

***
明けて翌日は、Recce(試走)です。
コロナ騒ぎ以来、対面 / 受け渡しを減らす傾向にあります。
今回は、試走の順路を示したロードブックの表紙にゼッケンを自分で書いて、ステージの入口 / 出口で
表紙をオフィシャルに提示して、それぞれが通過を知らせるシステムでした。

このラリーは、ルートの都合なのか試走にお弁当がつくことが多いです。
山の上で時間調整がてら、お弁当をいただきました。

笹に包まれた鱒寿司とお稲荷さん、唐揚げと香の物。
この辺り、初夏の名物は『朴葉寿司』なんだそうです。
抗菌効果の高い朴葉で鱒とご飯を包んでるんですって。
初夏か…高山は基本この時期しか来ないからなぁ…

無事試走は終了、明日からいよいよ本戦。
日曜日天気が悪いらしいけど…

完走しました

週末は、全日本ラリー最終戦 ハイランドマスターズ(高山)でした。

おかげさまでニューマシンで完走、今回がドライバーとしてのデビュー戦だったクラブ員も完走、
当方のお客様で、マン島もご一緒している方の Mk3 Cooper’S’ は、Day1 でドライブシャフトの
トラブルがありデイリタイヤ…でもさっさと修復、翌日も一緒に走ることができました。

明日からさらっとですが振り返ります。
私がステージラリーに出るようになって、ちょうど10年。
始めた頃は、何が何でもココで進捗を報告…と、コドライバーの作業もしながら投稿していましたが
与えられた、限られている時間で何をするかを考えないと、本末転倒になりかねない…
そんな年齢になりました。

ペースノートの清書も必死にしていましたが、よっぽど読みづらい部分だけ改めれば「清書」までは
必要ないこともわかったので、体を休めて英気を養うように切り替えました。

今日はひたすら片付け。
(競技車とサービスカーの片付けは明日します)
普段から使っているライトバンも持って行ったので、夫はそれの掃除。
私はひたすら洗濯…

***
ヘルメットと hans の陰干し(私は全然ですが夫はやっぱりヘルメットのフォームに汗が滲みます)
シューズも風に当てます。

まつりのあとのいつもの風景です。

応援、ありがとうございました。

Sportity

じわじわ近づいている、全日本ラリー ラリーハイランドマスターズ2023。
実は来週末…

エントリーリストや開催直前の競技者向けの情報等、ウェブサイトに時々見にいってるのですが、
10月1日付でこんな情報が!

公式掲示板アプリにSportityを採用します

!!

どっかで見た。
それも今年、見た。
5月の Manx National でも使ってました。
ラリホ(ラリー北海道)でも使ったんだ、ふーん。

早速もう入れました。
Manx National の時は、ロードブックとかリザルト速報なんかもここに上がってました。

#9741もうちょっと

国内で使用する競技車(こっちも#9741になりました)、細かいものを残すだけってトコまで
どうにかこぎつけたようです。
どれどれ…
先日検討の上、選んだコドライバーバッグもドアバーにつくかどうか試してみます。

お?
イケるんじゃないの?
床とのクリアランスも確保できて、ドアバーに預けられそう。

床とのクリアランスが必要な理由?
それは…

雨漏り

組み立てのマシンだから杞憂に終わるかもしれませんが、これまで使っていた緑の Rover Cooper
雨漏りしました(今でもするはず笑)。
ドカ雨が降るとどこからともなく浸水、気付けば床に水が溜まっています。
時にうっすら、時にちゃぷちゃぷ。
いつだったかエラい目に遭ったので、水をよく吸って気兼ねなくどこでも拭ける古タオルを車内に
しのばせるようになりました。
運ちゃんの方は特に、チャプチャプしてるとペダルワークに響きます。
古タオルに溜まった水を含ませては車の外で絞る、を繰り返す…地道な作業ですが水を取り除けます。
移動中にもできます!(窓から )

そんなわけで信用してないので(笑)バッグが床に接するのは避けたいんです。
コドライバーの方だって、ノートやドキュメント類が濡れるのも困るし、ケーブルの予備が入って
いたりしますからとにかく濡れるのは困ります。


補助灯も支度しています。
次の高山(ハイランドマスターズ)ではアイテナリー(旅程表)を見る限り補助灯の出番はなさそうです。
全日本はほぼデイラリーなので、薄暗いことはあっても暗くなる頃とかナイトのイベントは殆どありません。

夜のステージ、補助灯を点灯させてカウントダウンが進む中でドライバーがハイビームに切り替える…

オーキタキタ(ワクワク)ってなります笑
変態ですかね…