一月往ぬる 二月逃げる 三月去る

一月往ぬる(ちげつぬる)
二月逃げる(げつげる)
三月去る(んげつる)

年明けから3ヶ月は行事も多くせわしくて、あっという間に時が過ぎ去る
こんな風に表現するのを聞いたことがあります。
韻を踏んでますね。

月末を迎えると、1年の4分の1(四半期)が終わってしまうわけで。
まいったな…

昨年50歳になりましたが、年々1日があっという間に終わる感じがします。
毎日を大事にしなくっちゃもったいない…けど、気付くとどんどん時間が経ってる。
(別にぼーっと生きてるつもりはないんですけど)

***
車両を送り出して早1ヶ月、5月開催の Manx Rally のレギュレーション発行を待っていたのですが
遅れること2週間。
やっと出ました…エントリー受付は1週間後。
昨年は余裕ぶっこいてたら、エントリーオープン2日目にして既に募集台数を上回るエントリー
肝を冷やしましたから今年は同じ轍を踏まないようにしないと。
募集台数は140台だそうです。

2ヶ月後には…ラリー終わってるのね。
時間が経つの早すぎ!

ごめんね

全日本ラリー初戦 『ラリー三河湾』は、盛会のうちに幕を閉じました。
我々は、といいますと…残念ですが Day1 午前中のうちに戦線離脱、リタイヤとなりました。

今回から使用する車両は、かつて何度も海外で共に活動した個体。
故あって実家に戻ってきました。
様々経歴を積んだ車両、せっかくならこの先も現役の競技車としていてもらいたいので、国内で
走らせることにしました。
ただ、5年近く冬眠していたので…手入れはしましたが足りなかったようです。
準備の時間が足りなかったね…ごめんね。

***
Day1 朝からの流れを時系列で。
#86 スタートは 10:23、最初の SS へ向かうと… キャンセル 
迂回ルートを経て SS2 へ、ここは短いごく簡単なダートのパイロンコース。
走り終わって SS3 スパ西浦(ショートサーキット)+一般道少々を組み合わせたステージへ。
薄日が差すこともありましたが、風花が舞っていました寒かった…
ここはチケットを購入すれば観戦できるステージで、ご覧の皆々様にはさぞ寒かったと思います。
(#86 1:53:50 〜)

『 RALLY三河湾2024 Live SSS3 』 YouTube で検索してみてください。
このステージだけ、うまく貼り付けができません…

フィニッシュして間もなく、油圧が落ちました。
他は何もなかったので、油圧計の故障かと一瞬は思いましたがでも移動区間でもどことなく違和感が
ありました。
で、次のステージ SS4 。
スタートして 500m 走ってないと思います…狭いセクションに入る手前で突然エンジンが止まり
それっきり動かなくなりました。
オイルライン、相当洗ったのですがどこかに詰まりがあったのだと夫は推測しています。
オーバーヒートもせず突然のことで、私もこんな止まり方は初めての経験です。

ステージで止まってしまうと、当然のことですが全ての車両が通過した後でないと車両をステージの
外へ出すことはできません。
同日に2度、同じステージを使うことも多くあるので(今回もそうでした)、そうなるとタイミングに
よっては2走目の通過を待たなければなりません。
我々が止まったのが SS4、次このステージはサービスを挟んで SS6 で再び使います。
結果、あまり時間がありませんでしたので、サービス隊が現場に来られたのは SS6 終了後の16:30 を
少し回った頃でした。
幸い停止場所がスタートからすぐだったので、オフィシャルによってスタートまで送ってもらい、
防寒着を持っていなかったので、オフィシャルのバンの中で待たせてもらうことができました。
(途中だったら…Media ポイントとか広めの場所に誘導されてそこで待つパターンが多いので…
低体温症になってたかも、雪がちらつくような気温でしたから…)

止まるの前提で、準備万端防寒着なんて縁起でもない!なんて思ってたけど、人に迷惑かけますね…
次からは防寒/防水ちゃんと対策します笑

荷室で待たせてもらう間に夫がボソッと。
「サーキットが辛かったかな…まぁ遅かれ早かれ止まったろうけど、かわいそうなことしちゃったな」
調子の悪い子(その子は申告せず)に無理をさせちゃった、私にはそんな風に聞こえました。
つくづく夫が、ミニを道具以上にみてる(思ってる)んだなぁ…って思った瞬間でした。


陽もかげり、ますます寒々しくなってきた頃、ようやく仲間と会えました。

こうして我々の『ラリー三河湾 2024』は、あっけなく幕切れとなりました。


中京テレビの Day1 朝のニュースの、サムネイルにまで取り上げていただいたのにすいません…

やっぱ車両が「映える」んですかね笑
90台参加のうちのゼッケン86 ですのに…

来年、リベンジに来なくちゃじゃないか。

今年、初戦です

蒲郡に来ています。
全日本ラリー第1戦、ラリー三河湾にエントリーしました。
本大会は、今回が初開催。
フルグリット90台。
初めての場所。
不安だな…

娘が言いました。
「ベルギーへ行ったことを思えば、何てことないでしょ。」

確かに。
2019年、初のヨーロッパ遠征 ベルギーの “Conxion Omloop van Vlaanderen”へ…
土地勘ゼロ、通行区分も逆、英語圏でもなく、辛かったことしか覚えていません。
おいしいワッフルにもありつけなかったし。
それどころか、外国で救急病院へ駆け込んだんだった…

ベルギーの記録は、過去に書いたのですがすっとんだので、改めてまた近く書こうと思います。


で、三河湾。
道中の SA にて。
タイヤラックもバッチリ、テントも積んで一足先に現地へ向かいます。

え?

Smoke Grey Morris Mini Cooper Mk1
え?
過去の店主のラリー活動をご存知の方なら、あれ?と思うはず。
1990年代に使っていた個体とは別です。
が、縁あって店主の元に(戻ってきた)。
今後は1963年式のこのミニで、国内を走ります。

四駆のみたいだ

本番車の補助等を LED にしました。
すごくモダンな感じ…そしてめちゃくちゃ明るい。
これでも白〜くはないんですが、やはりヘッドライトと比べると色合いが違います。

海運中、万一があるといけないのでカバーをつけましょう。
これまたすんごいごっつい。
四駆のそれみたいだ。

明日、保税倉庫へ預けます。

やっと剥がした

貼りっぱなしなんて絶対にしないんですが…
秋に展示イベントに数件出かけて行ったので剝がすタイミングを逸してしまい。
やっと剥がしました。

昼前にひなたに置いておいて、昼食後に作業しました。
冬の日差しとはいえ、小一時間ひなたに置けばステッカー類は気持〜ち柔らかくなります。
剥がして、記念に取っておきます。

やっと剥がしたと思ったら…また送り出し。
あれ?紅海の商船襲撃に起因して、コンテナ高すぎだから諦めたんじゃなかったっけ?

昔ながらの喜望峰(南ア)経由の航路が安定、海運費用がじわじわ下がってきました。
+10days で旅程も見通せるまでになってきた、と乙仲の担当者。
ってことは、2/20 あたりで今年も保税入り…
(去年は 2/21 でした)

5月の方がイベントの規模は大きい。
できることなら5月に再び挑戦したい。

決めようと思います。

Manx National Rally 2023 のアーカイブは以下をご覧ください。

エントリーフィーのこと
Recce の日
Leg 1 その1
Leg 1 その2
Leg 2
Leg 3
Prize Presentation


実は身近なものだった…

ニュースで度々話題に上っている、海運に関係する世界情勢。

パナマ運河が干ばつ
その影響で通行量を大幅に抑えざるを得なかったり、スエズ運河に迂回を余儀なくされるケースも。
そのスエズ運河も
中東の大混乱の影響で、紅海を通行する商船が攻撃され、米英軍がイエメンフーシ派支配地域へ
攻撃したら、弾道ミサイルで再び商船が「仕返し」されて、まだなお数十隻の船が標的になっている…

我々も折に触れて利用する、海運会社の最新情報に詳しいので、そちらをご覧ください。
(専門用語も多いので、自動翻訳にかけると非常にわかりやすいです。)

Red Sea Security Threats Update – Attacks Continue
Red Sea update – Capacity Squeeze and Spot Rate Surge


暮れ前から、来る5月の Manx National Rally への出場に向け、業務の傍ら様々調べてきました。

– フライト(航路、料金、発着時間…)
– レンタカー(タイプの絞り込み、どこでどれだけ借りるか、いつどれだけ人が乗る=居るか)
– おおよその宿泊料金
– 義理も果たしながら、リクエストにも応えつつ(どちらも重要笑)旅程の組み立て

そして一番重要な、競技車の海運。
パンデミック明けの昨年で既に、十分値上がりしていたところへ今般の世界情勢。
予定はなんというか未定、計画もハッキリ立てられないしかも簡単に言うと「ダメかも」しれない。
余裕をみて早〜くに送り出しても確証はナシ。
おまけに攻撃のせいで保険料が青天井(こういう時、使うのかな?)

見積もったらざっくり、実に3倍以上!

確かにグレイス店主のライフワークの 一ではありますが、貿易の目的でもなくこんなリスクを冒して
まで、5月の出場を強行するのか…

今回は見送ったら?

という暗示かもしれません。
世界の遠く彼方で起きていることが、実は我々の年間計画に大きく影響している…
パンデミックでも、地球の隅々まで脅威は及んで「自分に限って…」というお花畑的思考は自らを
危険にさらしかねない、そんな状況でした。
どんなに注意を払っていても、ダメなものはダメでしたし。
一刻一刻、選択がますます重要に感じられる今日この頃です。

幸い島の四輪のイベント(ラリー)は、5月と9月に行われます。
ハイシーズンは島ダントツの観光資源である、マン島 TT(Tourist Trophy)が使って、その前後で
島のラリーが開催される、というわけ。
それを過ぎると観光シーズンはおしまい、アイリッシュ海に浮かぶ島は冬支度に入っていきます。

暑くなる頃にはこうやって、大黒埠頭から送り出せるよう祈るばかりです。
「本物に触れ、実感してもらう」活動でもあり、やはりそちらも諦めたくはありません。

今年もよろしくお願いします

本日より通常営業、皆さま今年もご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
今年、皆さまの元へお届けしたお賀状の写真は、昨年5月の Manx Rally のステージでの1枚です。

右コーナーを立ち上がってきて、ストレートを経て左コーナーへつなげていく場面。
やや上っています。
メリハリの効いた挙動がよく切り取られているので、このショットを選びました。

皆さまの日々の舵取りがここに写っているようにピシッと決まって、良い方向へ向きますように!


コロナ後、レート、ロシアの侵攻、不安定要素はいくらでも見つかります。
大変厳しい中ですが、今年も何とか行けるよう支度をしています。

Rally Japan

この週末は、愛知県/岐阜県の一部を使って “Forum 8 Rally Japan” が開催されました。
盛り上がりましたか〜?

多分、巷ではそこまでじゃなかった気がします。
荒天でサバイバルラリーになってるわ、昨年に引き続きコースクリアに関わるトラブルが発生したり、
土曜の午後はみぞれまじりの雪が一時降ったらしいし、恵那の方では路肩にうっすら雪が積もったり
なかなかの波乱含みの展開になった模様。
既に今年のチャンピオンは Kalle Rovanperä(カッレ ロバンペラ)に決定していて言うなれば昨年に
続き消化試合…

結果はトヨタの3台がポディウム(表彰台)独占!
でも残念なことに地元の星、トヨタ勝田貴元は5位にとどまりました。
ところがステージトップタイムを7ヶ所?8ヶ所?で叩き出していて…どういうことかっていうと、
2日目の1本目、大雨のステージでスピンしてラジエータを破損、大きく出遅れてしまいました。
水を足し足しどうにかサービスまでたどり着き、ステージ1本キャンセルにも助けられ復活、
そこからの快進撃…
だから、ステージトップをどんなに重ねても表彰台には登れなかった…
ラリーの「たられば」は言っても詮無いことですが、スピンがなければ…
そのステージ…もっと言うなればそのコーナーは、実に3台(勝田以外はコースオフ→リタイヤ
とても厳しい状況の中での走行でした。

***
2021年、ラリージャパンが開催される予定でしたが、パンデミックの影響で開催を断念。
準備されたコースの一部を使って、JAF公認のノンタイトルラリー “Foram 8 Central Rally” が
開催され、我々エントリーしました
去年から開催されているラリージャパンで使われているステージを、その時走りました。
探したら、当時の車載カメラの映像が出てきたので、YouTube にアップしときます。
Nukata Forest(額田の森)Short 9.36km 、今年のラリージャパンでは 20,32km 倍以上の距離
ですが、雰囲気は伝わるかなぁ…と思って。

ただ…中盤でわたくし、ロスト(ペースノートと実際の道とが一致しない状況)してまして…
お聞き苦しい場面もあるので、ステージの雰囲気を味わっていただくのは音を下げてもらうのが
よろしいかもしれません(お恥ずかしい)。

WRC も終わり、ラリーの業界も今年の日程が終わりました。
時間を見つけて、もう少し車載カメラの動画を冬の間に上げていこうと思います。

点火まで、もう少し

若い車が好きなお兄さんが、スポーティに乗れるミニを製作中。

週明けにはエンジンかけて、着地させたいな。

***
明日は、ミニに出かけてクラブブースで HRCR Japan Members として広報活動をしてきます。
譲り受けた、巨匠こと Peter さんの車両も展示します。
掃除してますが…まー汚いな…
最後のラリー Manx National で in Ditch(側溝にハマった)したので、その泥んこ汚れは仕方ない
にしても…

ロードラリーにもステージラリーにも使ってたので、装備がてんこ盛りです。
きっと室内とか、こんな風に掃除してもらったことなかったんだろうな。
敬意を込めて、えぇやりますとも。
これは昨日。

トラック借りてきたので、積み込んで明日に備えます。

明日は臨時休業とさせていただきます。

ハイランドふりかえり④ おまけ「じわじわ」

Day1 セレモニアルスタート(於 ひだ舟山スノーリゾートアルコピア)では、1台ずつざっと紹介
され、そこから数分のSS1 のスタート前 TC へ向かいます。

オープンクラスはさらっと流されちゃうことも少なくないのですが…
進行の方が1台1台ドライバーにマイクを向けてくれました。
(画像提供:ss_yamazaki @instagram)

「もうおなじみですねー」

あら…嬉しい…
車を新調したこと、これまで使っていた Almond Green のマシンは次男に下げ渡したこともちゃんと
マイクを通して言いました。

***
1日道の上に残り、1日の終わりのサービスで車両を整えパルクフェルメ(車両保管場所)へ車両を
移動し、その日のラリーが終わります。
翌朝のラリースタートまで車両はそこで保管、触ることはできません。
どよんと曇った夕方のパルクフェルメ。
オフィシャルの誘導に従って車両を駐車します。
オフィシャルがいてはじめて、我々はのうのうとラリーができるのです。
ですから挨拶は欠かしません(当たり前か 笑)。
我々はケツッペタですから、もう殆どの車両がパルクフェルメに収まっています。
場内整理のオフィシャルがこんな会話…

オ ねぇ?もう1台ミニいなかったっけ?

私が口を挟みます。

私 実は最後のステージでトラブって今、対応してるんです…明日走れるといいんですけど。
オ ところでさ、コレ(氣谷組のミニを指して)今までと違う車じゃない?
私 そうなんです!これまでのは次男に下げ渡したので、地方選とかに挑戦します!
オ わーそんな家庭、いいなぁ〜笑

さすがにこれだけ顔を出してると、少なからず人の記憶には残ってるみたいです。
ちなみに上の画像を提供してくれた方は

推しのチーム

と…❤︎
嬉しいです…