この写真は、Rover P5 という車です。
ニュージーランドはクライストチャーチの、デイリーと呼ばれる日用雑貨や新聞などを置いている店に来たお客の車です。
バンパーレスのこんなレーシーな姿ですが、後部座席にチャイルドシートがついていました。
しかも後ろ向きでしたから、歩く前の子どもが使ういわゆるベビーシートが、です。

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日本では6歳未満の子どもを車に乗せるには、チャイルドシートの装着が義務づけられています。
参考までに英国では、12歳もしくは身長135cmいずれかに達するまで、体の大きさに沿ったチャイルドシート
もしくは補助クッション等を装備しなければなりません。

でも…以外とちゃんとつけてないのを、よく見かけます。
前方を走っているワンボックスの車内で、子どもの頭が右から左へ移動してる。
子どもが走行中の車内でうろちょろしてる、ってことですよね。
座らせてるけどベルトしてない、というケースも。
これじゃ、全く意味がありません。

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親の意識レベルの問題だと思います。
子どもが締め付けるのをイヤがるから、しなくても咎めない…しない。
小さい子の価値観は、環境で決まります。
だって小さいうちは特に、子どもは教えていないことは知らないもの。
その子の毎日が、当たり前のこととしてその子のものになります。
それが躾、『三つ子の魂  百まで』。

これはオーストラリアのNSW(New South Wales : シドニーが属する州)のトライアンフ屋さんの
壁に掲げられていたもの。
取り付けはRTA(免許発行の機関)の認可制のようです。

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restraint は『拘束、束縛』のような、いわゆる押さえつける意味の単語です。
意識の違いを感じます。

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我が家の仕事旅は、子連れ。
いろいろ考え方はありますが、幼稚園や学校を休ませてでも「この時にしか得られないもの」が
あると思うんです。
三年保育に通うんなら、二年でいいからその保育料は渡航費に。
ざっと、そんな考え方です。
渡航先での移動は、大都市間の移動を除いてレンタカーです。
チャイルドシートが座面と背面のセパレートタイプになってからは、現地調達はやめました。

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キタナイんです…
日本人とそうでない人のキレイの感覚の違いだとおもうのですが、とにかく汚い。
ちなみに、チャイルドシートは機内に持ち込めるケースが多いんですよ。
ローコストキャリアなど、問い合わせの必要がありますが大抵の航空会社は安全の為に
手荷物にはカウントしません。
機内の座席で使えて便利です。
子どもの目線では、どうしてもエンターテイメントが見えないんです。
だから、座面だけでも機内に持ち込んでやることで、快適に過ごせます。
誰よりも早く届けてくれるチャイルドミールも、こぼしません。
乗り継ぎの空港などで、どこでも座れる…という利点も 笑。

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『シルバニアファミリー』
日本発の、動物家族のお人形たちが暮らすドールハウスです。
日本だけでなく、北米やヨーロッパでも人気の高いおもちゃです。
北米モデル・UKモデル・EUモデルなどがあって、それぞれ風土や文化を反映したラインナップに
なっています。

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これは2011年、スコットランドとイングランドの国境の街のおもちゃ屋さんで撮ったもの。
ブルーのパッケージは英国仕様。
このファミリーサルーン、モデルは Morris Minor ですね。
後部座席にチャイルドシートが2つ(後ろ向きですからベビーシートですね)着くようになっています。

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遊びの中にも、あちらの国の常識が垣間見えます。

装着する場所もそう。
視界が悪いのを子どもが嫌がるからといって、助手席に安易に乗せるのはとっても危険です。
助手席に乗せているケースをよく目にしますが、法的にしばりはないものの基本子供は後部座席です。
一般的に助手席にはエアバッグがついていますから、有事には開くでしょう。
そういう場所には装着しないほうがより安全です。
フロントを破損するような事故に遭えば、ガラスの破片が降ってくることだってあり得ます。
もし、もし…。
何かあったら、どうします?
自分がどんなに気をつけていても、もらい事故だってあります。
スピードがたとえ 40km/h 程度であったとしても、相手のスピードや角度…どんな風になるかわかりません。

自分に限って、そんなことはないと思っていたりしませんか?
私はチャイルドシートで助かった経験があります。
そういうシチュエーションになってしまったことがそもそも問題ですが、チャイルドシートで子どもの命を守ることができました。

スピード域の違いもありますが少なくとも私の知る国で、間違っても子どもが車の中をうろついている光景は見かけません。
くわえタバコで、イギリスの湿ったかまぼこワインデイングロードを軽くスライドしながら走るママのハッチバックだって、
後部座席には子どもがくくりつけられています。