間際も間際、先発組の渡航数日前に発表になったまさかのマン島ラリーのキャンセル。
それによって、幸か不幸か私が手に入れたのは『思いがけない予定のない時間』。
12日+2日の定休日(月曜) 合計14日間。

もう5年以上、私(とこの店)は秋の渡英(マン島ラリー参戦)を軸に1年が回っています。
唯一の長期休業。
ラリーに行く年は、まともに夏休みも取りません。

 

 

2年前から国内でのラリー参戦プロジェクトを温めていたのですが、優先順位を考えると自分の競技車製作が遅々として進まない状況にありました。
バラしたはいいけれど、1年以上が経ってしまっていました。
幸い、RIOM ( Rally Isle of Man)  で4台エントリーした中に Rover Mini がいたので、スペアエンジンは1機用意してありました。
グループN仕様ですがトランスミッション・サスペンションを組み、ボディシェルはシーム溶接、シートフレーム溶接、ロールケージ取付け、ハーネス(電気配線)、配管、消化器のパイピングその他、競技車(ラリー車)たる仕様装備に持っていかなければなりません。
そして最後に構造変更車検。
ラリー車は一般道を走るので、合法(車検に合格すること)でなければいけません。
限られた時間、しかも1人でできるのか…

長男は、キャンセルになったラリーの諸々片付けと日本へ競技車を戻す作業の為に、予定通り渡英させました。
加えて折角のチャンスなので、英国のサプライヤーとの取引もゆくゆく(どんどん)明け渡したいので、顔出し行脚『武者修行』へ出しました。
ざっと2,000km は走ってきたのではないでしょうか。

さて私の競技車製作。
不意に湧いた時間とはいえ、限られた時間。
頭の中で組み立てて…できるのか?イヤ やるしかない!

朝も少し早出して、めいいっぱい集中して…まだまだやればできるものです。
急ごしらえとはいえ、これまでのスキルを凝縮して基準を全て満たしたベーシックなラリー車ができあがりました。
でもそこは、まだ坂の途中…7割方仕上がっているチームメイトの車両も残り4日くらいでコンプリートしなければなりませんでしたので、息継ぎをしてラストスパート…。

チームで2台揃って全日本ラリーの最終戦に参戦、マン島ラリーで喰らった不運を新たな一歩へ前向きに転換することができました。
何となく、良いフィーリングで走れたかなぁ…

スペックは高いものではありませんが、それも計算のうち。
国内のラリーで使う道路が未知数だったので、これからデータを蓄積していきます。
とちによって道の特徴もた多少は違うハズです。
今回走った新城は、例えて言うならばジムカーナのコースが 10km 続くような、そんなイメージ。
コ・ドライバーがレッキ(コースの下見)で酔うことで有名らしいし…

大まかに国内のステージの傾向はわかったので、早速反映させて次に臨みたいと思います。
来年は国内も積極的にエントリーして、ミニのパフォーマンスの高さをたくさんの今ドキラリーファンにも知って欲しいと思っています。

やっぱり、本番はいいですね。