(広告に掲載されている商品車の情報は、2005年当時のものです)

 

サスペンションのおはなし  その3

MINI のサスペンションについて、何回か詳しく書いてきました。ご自信の MINI と比べて何か思い当たること…ありませんでしたか???

MINI の特徴について、「クイックなハンドリング」「ゴーカートのように曲がりキビキビ動く動く」のようによく言われます。実は、そこからして大きな勘違いなのです。MINI は本来、適切なメンテナンスをしていればしなやかに滑らかに走るものです。いつハンドルを切り始めてコーナーを抜けたのか?いつブレーキングしていつギヤチェンジしたのか?コキコキした動きはありません。唐突な動きがなく、実に乗り味にクセのない車です。

ですから路面状況を選びません。ターマック(舗装)、グラベル(非舗装)、晴れていても雨が降っても、雪の日でも。拾った情報を的確にドライバーに伝えてくれます。このような MINI のサシペンション特性を引き出す為に、タイヤ(+ホイール)はサスペンションと切っても切れない間柄です。選ぶときには十分に考えて選ぶ必要があります。それは雰囲気や見栄え、感覚の問題ではなく理論に基づいているのです。例えば太いタイヤを履くと、タイヤの設置面積は当然広くなります。対して路面へ伝える動力が変わらなければ、設置圧は下がりグリップが低下します。ホイールを外側へ出すこと(プラスオフセットの状態)もお同様です。そもそもホイールは、サスペンション設計の中で動力が入力される中心点を基準に作用して(てこの原理の応用です)、タイヤにグリップを与えるように考えられています。ホイールが外へ向かって出れば出る程、てこのバランスが崩れることになります。結果乗りづらくなったり不安定になります。滑り易い路面ではブレーキ性能まで低下してします。つまり1つを大きく変えたら関連する各部位も見直す必要があるわけです。適正な(基本に沿った)セッティングを施すことによって、不安定感は解消され特有の滑らかな乗り味が実現します。

例を1つ挙げましょう。12インチハイグリップタイヤを履いた MINI から、10インチ標準タイヤ・トレッドの MINI に乗り替えてみるとなんとなく頼りない感じが一瞬、します。でも何度かハンドルをきり、ブレーキを使ううちに、各動作が軽やかで以外としっかり走れることん気がつきます。雨の日でも、ワインディングでも幅広い対応と安定感をもたらしてくれます。10インチでも12インチでも “MINI” に変わりはないんです。それぞれに乗り味が違い長所 / 短所があるわけで、10インチでも12インチでも理屈と特性を理解して、乗り方に合わせた選択をすればよいのです。

お客様に楽しく、快適に MINI に乗って欲しい!そしてお客様の大切な MINI をよいコンディションに保ちたい!スペシャルショップとしていつでも適切なアドバイスをできるように、またメカニックとしてより高いレベルで車を知るために、ドライビングテクニックを高い水準に保つ努力も忘れていないつもりです。乗れなければ、その乗り味を再現することは不可能だからです。

いつでも、乗って納得できる MINi をご用意してお待ちしております。グレイスの MINI に乗ってみてください。