(広告に掲載されている商品車等の情報は、2006年当時のものです)

 

ボディワークのおはなし  その1

前号までは、ミニの走行性能を大きく決めるサスペンションについて話を進めてきました。ミニの特徴的な「足」について、理解を深めていただけましたでしょうか?

さて、ミニに限らず車なら「各機構の性能を高めたい」という希望は、少なからず誰にでもあると思います。エンジンチューンやサスペンションチューン、しかしそれよりも重要なのは、各機構が全て収まっているボディシェルをどうするか、ということです。サスペンション・パワーユニットが固定されたサブフレームにモノコックボディという頃もを纏ったミニ。ボディ剛性はかなり高いレベルであると言えます。例えばピラーなどをみてもシーム部(合わせ目)を敢えて表に出して且つ複数のパネルで構成されているので、広い開口部等の今日ども、構造上の工夫で十分に補えています。パネルの合わせ方ひとつとっても、決してまげてはならない法則があります。ミニを永く良い¥コンディションで保つ為には、こうしたミニ特有のボディ構造を詳しく知ることです。各部位を経てボディにかかってきた力が、どのように分散・波及していくのかを正しく理解している必要があります。

そのために、私たちは最も車を過激に使う「ラリ〜」をシーンのひとつに選び、様々な条件・様々なミニでテストを続けています。もちろんラリーに限らず日々のロードテストも重要です。スタッフ全員がミニに乗り、近所から長距離走行、折に触れてラリー・レース等競技活動も行っています。ミニのような構造の車は、特に多くのデータが必要なのです。

新車の亡くなった今、ボディリペアは重要なワークです。部分的なパネルの交換にしても、切り接いでよい場所、溶接組み上げの十じょとうは、ボディの寿命に大きく影響します。また1959年に産声をあげて以来、40余年ほぼ同じような形で生産され続けましたが、その間に大小様々な変更が繰り返されてきたことも忘れてはなりません。技術の進歩による改良もあれば、コストバランス・生産効率から質が落ちたこともありました。その回数は ’59 〜 ’00 の間で大きく分けても実に14回。その他英国以外の生産(イノチェンティやオーストラリアモデル等)はプレス・組み付け他、生産国により違いがあり、その仕様にあったリペアを施さなければなりません。膨大な地sh気を必要とする「ミニのリペアワーク」、私たちが追求するレベルを外注作業にはとても求められません。結局私たちは、ミニの全てのワークが行えるガレージに育ちました。パーツの調達しかり、その多くをダイレクトに入手しています。こちらの求めるクオリティを理解してもらい、時にリクエストを出すこともあります。より高いレベルでの理解、品shつを維持するために惜しんではならない労力だと私たちは思います。

是非私たちのワークを見てください。そして車に乗ってみて下さい。私たちはただのビジネスワークでミニに取り組むことを数十年前に捨てました。次の時代に正しい姿で残し、伝えていく為のワークを行っています。

次号からはボデイワークについて更に掘り下げてお話を進めます。