今日はお休みを頂きました。
娘も明日から学校。
江戸東京博物館の帰りに、北品川へ。
女房殿のリクエスト。
江戸時代の品川宿だったところに、子どもの下駄の品揃えがある履物屋がある、と。
なかなか子どもの下駄は売ってない。
ちっちゃいのは見かけますが、子ども以上大人未満辺りはどうも…
東海道五十三次に描かれる品川です。(画像は Wikipedia から)
丸屋さんという履物屋。
吸い込まれるように入っていったので店の外観はナシ。
早速娘が台(木でできた足が乗る部分)を選び、次に花緒を選んで。
すげてもらって具合を試して。
ずーっと3人で見入っていました。
花緒の麻紐の締め方…我々の作業に何か似た雰囲気を見ました。
…シートを張る時の感じだ。
巧(たくみ)の手仕事には、長年の経験値からにじみ出た、我々の毎日にも役に立つ
『生活の知恵』につながるヒントがたくさん詰まっていました。
スゴいなぁ…
この店のもう1つスゴいところ。
後継者が居る!
ウェブサイトに創業150年の記念ページがあります。
いいぞ!(大きなお世話?)
うちの若人もがんばれ。
品川宿といえば、岡場所がありました。
おしゃれは足下から。
身支度をして、いそいそと出かけていく…何とも粋な感じです。
娘のをすげてもらっている間に、女房殿も欲が出て。
ちゃっかり自分のも買いました。
お店のオリジナルの麻の花緒で、左右の花緒の色が違います。
水引と呼んでいました。
台は夏色という、砥の粉に炭を混ぜたこれまたこちら独自の仕上げ。
すっかり満足して、店を出たところの街並をカメラに収めます。
道幅は昔と変わらないらしいですよ。
へぇ〜 なんて思いながら、いい買い物の余韻に浸って車を走らせていたら
何か見た顔が行く先から4つ。
何と、蒲田にお住まいのお客様とそのご家族が、散歩がてら来ていて。
あちらも、こちらがミニだから目についたらしく…
「あれー??? 何でー?!」
ビックリしました。
—
買い物をした2人は、ちゃっかりもう車内で下駄に履き替えており。
自宅へ戻って、何とも妙な写真撮影を。
涼やかな足下。
暑い夏がやってきますね。
明日からまた、通常営業です。
日本の伝統の技を見て、そしてそれを継承する若手の姿をみて、清々しい気持ちになりました。