埼玉 蕨に住む兄を見舞い(暑中見舞いです)、日が暮れてから
夫が小6まで暮らした家の跡地へ行きました。
跡地。
現在は『加賀第二公園』区立公園になっています。
このあたりの住所は板橋区加賀。
東大赤門が加賀藩の領主前田家の上屋敷正門であり、本郷の東大の敷地はもともと
前田家上屋敷であったことは有名ですが、下屋敷が板橋にあり地名に名残が見られるんです。
とはいえ、当時を知る面影はほぼ残っておらず、下屋敷の庭園にあった築山がかろうじて
名残を見せる場所は『加賀公園』として整備されています。
夫の育った場所も、古い地図でみると加賀藩下屋敷の敷地内であったようです。
敷地の中を石神井川が流れていました。
これが石神井川。
夫の父は明治生まれの人で、名乗るときは
『加賀の氣谷です』
と言っていたそうです。
出は石川で、こちらへ来てからも加賀藩にゆかりのある場所に住み。
そして夫はここで生まれ区立金沢小学校に学び、父親が亡くなったのを機に縁あって
移り住んだのが金沢文庫。
転校した先は 市立金沢小学校。
かねさわ ふみくら であって、加賀藩とは特にゆかりもありませんが、金沢に何かと
縁のある場所で生きてきました。
あちこち車で立ち寄りながら、娘に聞かれていました。
「パパはこっちの金沢と、今住んでる横浜の金沢と、どっちが好き?」
「東京はいいや…自然がまだまだたくさんあるから、ずっと住んでる横浜がいい」
—
聖地なんですって。
トキワ模型店です。
さびれた感がないので、きっとまだやってるんだろうな、と夫 談。
路地の奥から入ると、スロットルレーシングのコースがあったそうです。
「等々力サーキットでのレースに備えて、コイル巻き直したりしてセッティングした
マシン(笑)をどれだけ走らせたか。」
店が開いてる時に来てみたい、って言ってました。
思った以上に帰宅が遅くなり、休んだような休んでないような。
でも、昔懐かしい場所へ来てリフレッシュになったんじゃないかな。