この半年、いつになく着物に袖を通しました。
叔母の七回忌法要から始まって12月には結婚式と暮れのパーティー、
春には娘の卒業式に入学式、そして千秋楽は週末に呼ばれている結婚式。

装いで気持ちを表現するのって、大事です。
叔母の法要の時には、彼女が見立ててくれた色無地に黒の帯を締めました。
お茶を嗜む(…過去形か)私に、1枚あったら便利だからというチョイスでした。
実は袖を通すチャンスがなく、昨秋の法要の時におろしました。

供養になったかなぁと思ったり。
もったいないからもっと着なさいよと叱られるんだろうかと思ったり。

卒業式/入学式は、ココでも書きましたが実家のばーちゃんの黒羽織を着ました。
卒業式では少し沈んだアップルグリーンの小紋、入学式では中の着物の色味をガラリと変えて、
赤系の江戸小紋を合わせました。

今ドキ着物着てる親御さんなんて片手で足りるほどしかいませんでしたが、自分では
まぁ悪くないかなぁと思って支度をしました。

そして千秋楽。
結婚式なので一張羅の訪問着を着ます。
この半年、時々に袖を通していたので着付けにかかる時間も少しずつ短縮。
今回は娘にも着せなきゃいけないので、自分のはちゃっちゃと済ませて…
娘らしくお文庫に結びます。

和装が居ると場が華やぎます。
ましてや「娘さん」なら…もう居るだけで華やか。
本式には振袖、なんでしょうが今回は譲り受けた古い小紋を着るつもりです。
12月にあった兄の結婚式では、二尺袖くらいのものを着ましたし。
おめでたく色合いも賑々しく、新郎新婦の知人の娘であれば失礼はないと思います。

つくづく思うのですが、着物のプロトコルっていうのかな?難しい。
そもそも守るべきルールとか、だいぶ前に日本人が和装を置き去りにしてしまって以来、
精通している日本人がどれだけいるの?って話です。
感覚的なものも含め、先代から伝えられる部分も大きいんでしょうが、私の育ってきた環境含め
なかなかそうはいきません。

昨年のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶教授が、受賞式やディナーに紋付羽織袴で出席した姿、
まだご記憶ある方も多いと思います。
うぇ〜カッコイイなぁ…って思いました。

(画像はいずれもインターネットから)

これはバンケット入場時。
エスコートするのは、クリスティーナ王女(スウェーデン国王カール16世グスタフの姉)。

ディナーの時には、ヴィクトリア王太女の隣の席で。

日本人だけがそうでないのかちょっとわかりませんが、よその国へ行くとアイデンティティを
重んじているのをひしひしと感じます。
我々が日本人たる振る舞いをしたり文化をちょいと紹介したりすると、とても喜ばれます。
そして、逆のことをする(軽んじる)と大変みたいです。

夫は若い頃、武道や書道を嗜んだので、行く先々でとても好意的に受け取られたそうです。
行った先の近所にあった道場で、飛び入りで剣道を教えた経験もあるそうです。

***

ここ10年は渡航というとラリー絡みなのでレセプションとか、いつか着物を着る機会が
あるんじゃないか…
ホントはダグラス市長を表敬訪問(とは聞かされてなかった!)の時がズバリ、
『その時』だったのでは…

ビクつきながら、次の『その時』に備える私であります。

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