夫の長年愛用の2つ折の財布。
私がこの家に嫁に来る前に贈ったもので、当時勤めていた Coach のもの…だから何年使ってる?
20年くらいかしら。
店の財布とは別なので、カバンに入りっぱなしズボンのポッケに入ることも少なく、あまり傷んでません。
でも寄る年波というべきか、小銭が入る部屋のファスナーの滑りが悪くなり加えて、ファスナーを本体に
縫いつけている布の部分が、縫い目のきわから切れ始めました。

当時の Coach Shop は、カバン/小物のお直しを全面的に受けていました。
ターンロックや時計のコマ詰めなど、簡単なものは店頭でショップスタッフが行いました。
外縫いのカバンのパイピング(縫い代にかぶせる保護の革)の交換や、各種お修理を店頭を窓口に
承っていました。
お直し、まだしてもらえるのかな…
ネットで調べたところ、どうやら『リペアセンター』なるものがある模様…
画像で状況を撮って、メールで問い合わせを出してみました。

携帯電話に返事がきたのは数日後。
– 修理はもちろんできます
– 画像で見る限り見積もり 19,000円くらいです。
さぁ安いと取るか、高いと取るか。

小銭が逃げてしまうようになってしまっていたので、別の財布は用意したんですが…
やっぱりアレがいい!
ということで、修理を依頼することにしました。
実物を送ったら、再度連絡が。
– 見積もり通りでいけそうです
– まだヘーキですが、スナップがだいぶ消耗して緩んでます。この機会に一緒に作業しますか。
もっとヨレヨレになってからスナップ交換すると、付いてる方の革が負けちゃうよな…
一緒に作業を依頼、金額はxxxxx です。

*** ここまでは暮れ前の話。***

お財布が帰ってきました ❤︎
代引き 20,450円でした。
もとどおりですから、決して高くはありません。

目を解いて、その縫い目の通りに手縫いで、新しいファスナーを付け直してあります。
違う箇所を縫うと、縫い針のあとは『穴』…新しい縫い目との加減でつれて、革が弱くなります。
引っ張り革も移植。

バッチリです〜
このタイミングでのスナップ交換も、正解。
最初はカチっと硬いので、金具のところに爪を当てれば財布自体は時間経ってしなやかですから問題なし。
じき馴染んでくるでしょう。

交換した部品も同梱されてきました。
グレイスでも、交換部品はお見せして処分していいかどうか伺います。
処分してよければ(たぶんご自宅で廃棄するの鉄の塊とか厄介です…)こちらで処分します。

かくして、長く慣れ親しんだお財布の景色が、戻ってきました。
しっくり。
グレイスの車たちも、こうやってオーナーの皆々様の暮らしに沿って毎日を送ってるんだよね。
大事にされてて嬉しいぞ!
このお財布も、まだまだ大事にします。

ところで世の中見回して、こんな風に何かを直して長く使ってる人、どれだけいるんだろうか。
直すのだって技術。
直しに出す人がいなくなったら、仕事として成り立たなくなります。
なんでも使い捨てちゃうのでは、技術は育ちませんよね。
いつだったか、チノパンをお直しに出した時のことを思い出しました。

ピンチヒッターで彼の元にきたお財布は、海外渡航用に使うそうです。

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