感謝してもしきれない

夫の長兄は、施設でお世話になりながら暮らしています。
病気が発覚しそれが原因で腰椎を損傷、下肢がほぼ動かなくなりました。
それが1年前の G.W. の入り口、元号が改まった日は緊急手術でした。
もうざっと1年経つんですね…
夫の母を在宅で送って1年も経たないうちに、別の形での介護(のようなもの)が始まりました。

義母は、デイサービスとショートステイでお世話になりながら、在宅でした。
足掛け7年間。
2014年の2月にドカ雪が降った時、義母はショートステイ中。
認知症の進行が見られた彼女は、食事の準備ができる状態では既になかったので、家に居る日だったら
私はお食事とその他細々で店の雪かきに出ることもできなかったでしょう。
ドカ雪で市井が一時的にマヒしても、施設は粛々と動いています。
マヒしながらも、介護者(我々)の生活も動きます。
義母が平素と変わらず平穏に過ごせたこと、これは足を向けて寝られない…と夫と話した覚えがあります。

今回だってそう。
義兄はかなり厳戒な面会制限の中に守られています。
高齢であること加えて免疫をいじる治療を定期的にしているのと、昨年末に肺炎をやって一度は酸素を
背負ったこともあり、ホントは2週に1度の外来通院もイヤなんですが…
(昨日定期受診の日で、次の受診は1ヶ月後になりましたヤター!)

こんな中でも、施設は24時間粛々と動いています。
職員の方々にも家族が当然おいででしょう、相手が見えないので予防に想像を絶する神経を使っている
だろうと思います。
職員の方々のご苦労ももちろんですが、入居者のみなさんも普段と明らかに違う毎日に『静かに』困惑して
おられるという感じだそうです。
家族はもとより訪問理美容も休止中、男性よりもささやかな変身を楽しみにしている女性は気晴らしの
チャンスがまた1つ減ってしまっている状況だそうです。
当然命あっての物種なんですが、心の健康からは日に日に遠ざかってる現状。
施設には様々なコンディションの高齢者が入居、不穏になりやすかったり混濁しやすい人も。
日中は人も目も多いけど、夜間は?
大きな声が聞こえて連鎖的に起きてしまうこともあるそうで、そうなると少ない人数で何人も
諌めなきゃいけない…
いわゆる認知症などで介護度の高い人が感染してしまったら?
程度にもよりますが、おそらく治療の現場で器具(点滴とか呼吸器とか)の類は不穏の原因になったり
理解できず外してしまったり、更なる手間が生じてしまいます。
施設の環境を保ってくださってるのと同時に、間接的に社会貢献にもなってるんです。

やっぱり足を向けて寝られません。

町内では、少なくなった気がしますがそれでも、通所(デイサービス)の送迎車を未だに見かけます。
ホームはシャットアウトすればある程度見通せますが、通所の事業所はある意味風通しがいいので
風も抜ければマズいものも運ばれてきかねない現実に、計り知れないご苦労があると想像します。
義母はとことん地域のデイサービスにお世話になったので(庭に居る時に送迎車が前を通ると未だに
手を振られます…)、ご苦労いかばかりか…と送迎車の音がする度に胃が痛くなる思いです。

距離を保って、気持ちを保って、できることをしなくちゃね。
力は合わされば(人が集まらなくても)きっと静かな大きい力になります。
義兄のところへは面会に行かれないし次会うのは1ヶ月後になっちゃったけど、昨日クラシックの CD を2枚
差し入れました。
以前に、私が持ってるホロヴィッツのショパンのピアノ曲を集めた3枚組の CD を持っていきました。
どうやら結構聞いているようで、電話がかかってくると後ろで流れていたりして。
だからおかわりを2枚…
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲第1番(思い切り私の好み)、ソリストはハイフェッツ。
なんと1957年の音源だそうで…義兄は当時22歳!
それと、2018年のウィーンフィルニューイヤーコンサート、指揮はイタリア人のリッカルド・ムーティー
ニューイヤーコンサートは、毎年娘と楽しみにしている正月の行事
2018年は選曲も我々好み、ってことで(余談ですが来年.2021年の指揮も彼)。

気持ちを保とう。

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