帰宅の間際に、グレイス2階の待合いでお客様がお連れの奥様がすっくと立ち上がって
ひとことで表現するならばフワフワ歩き出して。
おトイレですかと声をかけたら、ハイというのでご案内。
ご主人によれば認知症だそうで…
おトイレへ行った、そのやり取りに居合わせた娘がひとこと。

おトイレ終わるまで居た方がいいんじゃない?

あぁ…この子は知っている。
トイレから出てきた彼女は、もと居たソファーに戻ることもできないかも。
子育てと介護が同時進行していた我が家で、娘は具に見てそれがわかるのです。
大変な思いもさせたけど、経験したことは彼女に確かに根付いていました。

今夕、久々に義母の在宅介護のことを思い出す機会があって。
同じ頃、新しいスタッフの古いお客様がお店を訪ねてきました。
介護の現場で働くその方と、介護の終盤に直面していた我が家のとある『事件』の話題になったそうです。

土・日・月 の3日間でショートステイにお世話になるよう、スケジュールを組んでいました。
週末は、店へ出たら帰宅のタイミングが思った通りにならないことも多く、目も手も行き届かなく
なってしまうので、お願いしていました。
利用していた施設はショートステイ専門。
殆どが4人の相部屋で、間仕切りはカーテンでした。
消灯後、トイレに行く時はカーテンを開けて部屋を出ます。
自宅へ戻ってきても、もうそれが自宅だか何だか最後の3年くらいはわからなくなっていましたから、
ショートステイから帰って夜中トイレに行きたいと思うと、カーテンを開けるんです。
よくカーテンの音がするたびに、夫婦でとび起きたものですが…その話をしたところ

わぁ…それは責任感じちゃうなぁ

現場の方にそんなことを言われるのは初めて。
お仕事とはいえ、きっと心のこもったお仕事をなさるんだろうなぁ、って思いました。

富山だったかな、おばあちゃんがまだお元気なんだそうです。
残念ながら認知症が始まっていて、毎日のように電話が来るんだそうです。

「お昼食べにおいでよ」

コロナの騒ぎが少し落ち着いたら、行ってこようと思ってるんだそうです。
なんてお優しい方なんでしょうね。

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