そうだ、お墓行こう2020②(寄り道)

石巻近くに一泊して、祝日の23日は松島へ。
Go to なんちゃらで人が多いのもなぁ…と思って、上から見渡すことにして一路『奥松島』へ。
東松山市では、吉田川に沿う道を走りました。
河口付近で成瀬川と合流、宮戸島へ向かいます。

こんなに穏やかなこの一帯が、2011年の3月には未曾有の大津波に飲み込まれたとは。
兄の住まいと仕事場がある石巻でもそうでしたが、いたるところで道路整備が盛んに行われていました。
このことは日を改めて、旅のおまけで書こうと思います。

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さて、奥松島と呼ばれる地域に含まれる宮戸島に着きました。
あらかじめ調べたところによると、大高森展望台という場所からの眺望がサイコーらしい。
走ってきたこの道に遊歩道の入り口があって、20分くらい歩くと展望台に着くらしいのですが…
車を停めておけそうな場所が見当たらない!
奥松島縄文村歴史資料館の駐車場に止めようにもどうやらやってないし…
観光遊覧船が運行されてるようだけど、乗らないから車を置いてくわけにもいかない…
ハイキングコースがありながら、車でしかいかれないようなところに公営駐車場がないの?
行く人ロクにいないんだなきっと…
見下ろす気満々で出かけて行ったので、娘もがっかり(スケッチできるかと思って密かに期待してた)。
買い物できる場所しか、需要はないのか…

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そういうことならプラン B 。
松島海岸の目の前、瑞巌寺へお詣りすることに。
ここの本堂と庫裡は国宝に指定されていて、2年前に平成の大改修が終わったばかり。

さて、松島海岸正面の総門をくぐると…
立派な参道がどーんと貫いているのですが、早速脇の洞窟遺跡群へ。

切り立つ岩場の岩肌や洞の中に、無数の石仏などが彫られています。
そのスケールは、かつての霊場を彷彿とさせます。
風雪にさらされ面差しはおぼろげに。

総門から参道をまっすぐ進むと中門へ至るのですが、中門を横切ってまたまた脇へ。
水主(かこ)町民家 です。
水主衆と呼ばれる、松島遊覧に使われる御座船を操った労働者たちが住んだ住宅が残っています。
萩がまだ咲いていました。
東北も暖かかったんですねきっと。

本堂と庫裡は廊下で繋がっていて、まとめて拝観することができます。
復元された襖絵や杉戸絵はそれは鮮やかで、安土桃山末期〜江戸初期の豪華絢爛な建築美術を
垣間見ました。
宝物殿にオリジナルと復元とが比較展示されていましたが、現在の様々な技術によって当時使った
染色の材料が解析できたり、素晴らしいなぁと思います。
寺院などが建立される背景には「世間を救う」といいつつ市井を統制するような意味合いも…当然。
裏には数え切れない様々な犠牲もあっただろうと、容易に推測できます。
そんな中から、歴史に残る工芸品や美術品や建築物が数多く生まれています。
権力の象徴であったり、祈りの対象であったり。
そういった背景も含めて、のちに伝えていってほしいですよね。

帰りは参道を通ります。

この後方に、東日本大震災の津波が到達した地点を示す標がありました。
中門の手前、本堂は守られたんですね…
奥に見える和傘は、ライトアップに使っているようです。

参道の袖にそびえ立つ杉の木に紛れて、切り株が目につきました。
津波による塩害で樹齢を重ねた木の一部は、耐えきれず枯れたようです。

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松島に来たら、立ち寄りたいお菓子屋さんがありました。
お茶をしていた頃の名残というか、土地の銘菓というともう目がなくて。
松華堂さんの『かすてら』
10年前に立て替えて、松島海岸前に和モダンな建物。
ホンマにココかいな…?カフェが併設らしいけど。

ありました…
買えました…

キメの細かいあまぁい、かすてら。
敷紙のほうのザラメはやや白め。
ちな見にお隣のお菓子は、同じく松華堂さんの『きなこサンド』
ダックワースにきなこ風味のクリームを挟んだ、折衷の隠れた人気のお菓子なんだとか。
かすてらしか目に入ってなかったのですが、脇に並んでいたので一緒に求めてきました。

結局…食いしん坊ネタで、お後がよろしいようで。

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