終活 って言葉があるそうですね。
あんまり好みじゃありません。
『仕舞う活動』が、自分としてはしっくりくるなぁ。

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車は生活の道具。
車の『有る無し』は、その環境によっては生活を一変させます。
首都圏と一歩出れば、生活の必需品ですよね。
グレイスでお世話している車たちは、割と趣味性の高い車が多いので
必需品という立ち位置よりは、心の友/相棒…的な役目の車たちのほうが多いかな。

どちらであっても、乗れなくなる時がやってきます。
心の友のお仕舞いを、数年がかりで付き合ってる案件があります。
車を通して『仕舞う活動』。
オーナーの想いと、並行して家族の現実とを、上手にまとめる必要があります。

必需品としての車の場合は、『仕舞う活動』もっと広い視野で考えなきゃなりません。
車がなくなったら十中八九、生活が一変するでしょう。

伯母の生活の足の世話をずっとしてるんですが、「車検を取るのは今回で最後」と
自分で言いました。
2年後。
2年後に彼女は80歳。
そのタイミングで車を降りる、そういうことです。
大腿骨の骨折を経験している彼女は、体にボルトが入っています。
そもそも山坂の多い場所に住んでいたところへ怪我、車は生活に必需品です。
でも2年後に降りる。

納めた翌日に、電話で伝えました。
『2年』具体的に見えてきたから、これからどう住んでいくかも具体的に考えよう。
できることは協力します。

彼女は両親を(私の祖父母にあたります)を、在宅で看ていました。
もちろん老いが進めば限界が訪れるので(当時は要介護度とか、そういう物差しなかった)、
進んできたら施設や病院にお世話になりましたが。
祖父母は実娘(伯母)と同居していたのでそれも叶いましたが、2年のリミットが先日
発動した伯母夫妻は、一子とは同居していません。
何もないうちはどうにか助け合っていけても、どちらかが本格的に体調を崩してしまったら?
こうありたい、という絵に描いた餅は通用しません。
ある日突然、『現実』として降ってきます。

元気なうちは…何もないうちは…と、とかく先延ばしにしがちよねこういうことって。
面倒くさいもん。
できれば避けて通りたい…
でも避けて通れるわけないんです。

だったら。

きっかり2年とはいかずとも、その2年で計画を具体的にして、その間に車がなくなった時の
生活の予行演習(歩いて近所までお使いにいく、とか)をするのも有益です。
リタイヤしてるし、時間はたっぷりありますからね。

とにかく始めないと!
自分で想像できないようなパターンに転がるより、ある程度想定した範囲で『2年後』の先を
過ごせる方が幸せですよね。

  • 夫婦で助け合ってきた、これまでの暮らしを保ちたいか(住む場所は変わるかも)
  • このままの生活をできなくなるまで続けて、そうなったらその時考える

車屋を家業とする人に嫁して、よもやこういう心配をする立場になろうとは想像だに
しませんでした。
難しい問題だけど、丁寧に(でしゃばらずに)サポートできればと思っています。

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余談ですが、伯母の上にまだ現役運転中の84歳、ってのがいます(母の一番上の姉です)。
2年後に降りる話をしたら、半分怒ってたそうです…
人が相手ですから、ホント難しいですね。

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