いろんなきもち

店主こと、私より少し(怒るかな)年下。
若い頃からずっと、グレイスでミニをお世話してきました。
結婚して、お子さんが生まれ、仕事も続け…その間もずっとミニが暮らしの供。
通勤も、子育ても、レジャーも。
あと数年で、定年。
今のミニは2台目、今のうちに『上がりのミニ』の支度を始めます。
(画像はイメージです)

他の車には、乗る気にならないそうです。
そうおっしゃるお客様は、かなり多いです。
そして皆さん口を揃えて

「ま、ココ(グレイス)がなけりゃ、そんなの無理だったけどね」

お世話する側としては、冥利に尽きます。
更に精進…更に探求…


さて。
悩んだ末に色もやっと決まって、いよいよ着手します。
今回の計画は、実はお客様のお父様も楽しみにしておられると聞いていました。
独身の頃からずっとミニですから、元気に仕事へ通う娘さんを見ておられたんでしょう。
ですが、残念なことに昨年の暮れ、亡くなられたんだそうです。

グレイスでお世話する車たちは、今ドキの車たちとは違って、いろんな気持ちがこもります。
今ドキの車だって魅力たっぷりなんでしょうが、性質が違います。

どうしたらいいかなぁ、こうしたらどうだろう…
情報が溢れる中で、理に適(かな)っていないものも独り歩きしています。
思いが余って、溢れる情報に溺れかねない。

車を長持ちさせる
車の尊厳 / アイデンティティを保つ ← 倫理観
オーナーの使い方に沿う
時代にも沿う

グレイスは車が一番です。
オーナーは…申し訳ありませんが二番です。
車の為に、最良の道を示してそのように車両を整えます。
時代に沿うため、倫理観をもって車をお世話するため、テクノロジーの探求も忘れません。