ラリージャパンが始まった

WRC(世界ラリー選手権)2022 第13戦(最終戦)、日本ラウンドが始まりました。
第11戦 ラリーニュージーランドで、史上最年少の世界チャンピオンが決まり、前戦のラリー
カタルーニャ(スペイン)で、マニュファクチャラーチャンピオン(トヨタ)が決まっており、
文字通り『消化試合』の様相…
でも、モータースポーツ後進国で世界選手権ラリーなんて、そもそもロケーションも厳しいし
観る側/魅せる側にも下地はないし…なので、チャンピオンシップがかかった大事なイベントとか
でなくてよかったかも。

ステージの幾つかは、昨年 “Central Rally” で店主・女房殿クルーが走っているところです。
昨年ラリージャパンがパンデミックで中止になり、中止になったイベントのアイテナリー(開催日程)
をベースに、JAF 公認のノンタイトルラリーとして開催されたのが、セントラルラリーでした。

さすがに世界選手権で使うコースだけあり、サーキットさながらに走る広いセクション(全日本では
そうしたコース設定はあまりしない)と、タイトな山道へ分け入って行くような変化に富んだ
ステージで、楽しんで走れました。

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スポーツですから、「観戦」は最大のお楽しみのハズなのですが…
日本のラリーはとにかく

見せない

ギャラリーステージ、と呼ばれる観戦ゾーンは有料、ヨーロッパとかで当たり前のステージのどこでも
見に行けるようにはなっていません。
…とはいえ、日本は自動車の文化の理解も乏しくモータースポーツ後進国なので、自由に入れるよう
にしたら、トラブル続出は避けられないでしょうから、さもありなん なのですが。
(余談ですが今年、ベルギーのラリーで競技者がスペクテイター:観客に激突、死亡事故が発生
しています)

観覧席ですが、ラリージャパンのそれは めっちゃ高い!高い高い高すぎる!
これじゃ、普通にいろんな人の目に触れるのはほぼ不可能。
実際に見なきゃ理解もできないし、憧れも抱きようがない笑
ステージからステージへの移動区間(リエゾン)を、旗ふって わー って眺めて何が楽しい。
これじゃぁまるで、

野球の試合前だけちょろっと公開、本番はほぼ非公開よ ❤︎
見たきゃお金がいっぱい要るんだから、ね。

そんな感じです。
正しく伝わるわーけがない。
そういうことだから、ミニの M/T 車に乗ってるというと

「え!それってレース仕様?!」

トンチンカンなことを言われちゃうんだよー
(コレホントの話です)
この辺りについては、また後日触れます…

というわけで、ラリージャパンが始まりました!