店主の年末年始

慌ただしかった師走。
今年も暮れのどん詰まりで、墓参りに行ってきます。
旧ブログにも都度記していましたが、『そうだ、お墓行こう』はシリーズ化?笑
石川県かほく市にあるお墓に暮れに行くのは恒例行事です。
昨年暮れは、全4回シリーズで紹介したようです…

そうだ、お墓行こう2021年末①
そうだ、お墓行こう2021年末②
そうだ、お墓行こう2021年末③
そうだ、お墓行こう2021年末④

今年も気ままに綴りますので、休みに飽きたらブログを覗いてやってくださいませ。

***
去年は年越し膳をホテルで頂いて、元日は早朝から移動したのでおせちの支度はしませんでした。
今年は近江町で正月の買い物をして31日に帰ってくる旅程ですので、煮〆だけあらまし作って出かける
ことにします。
朝、どんこ(乾燥しいたけ)をもどして出かけたので、帰宅後に鍋いっぱい出汁をひきガーゼで濾して
部屋中が出汁の香りでいっぱいになりました。
(普段ガーゼで濾すなんてしない笑)
下茹でした手綱こんにゃく/どんこを、これから煮ます。

佳い新年をお迎えください

あれよあれよと年内最終営業日。
エンジンは組み上がっていたけど、ずっとその先へ進めていない車両を引き取りに行ったり、
組み上がったエンジンに色を入れたり、
年明けに、書類を揃えて登録する車両の仕上げをしたり…

あわわあわわと日が傾いて、ぐんと冷え込み底冷えの工場の土間。
今年もここでたくさんの車の世話をしました。


お世話をする車は、10年前と比べればぐんと減りました。
手入れをしなければ朽ちていくし、そこに気持ちを注げなければ車はダメになります。
いっぱいダメになったろうし、海外へ出て行ったミニもたくさんいます。

現代車は残念ながら経済活動に翻弄され、それ売れやれ売れが未だに続いているので、使い捨ての
言って見れば『家電』に近い感覚のものになりました。
補助金が出ようが割賦の払いが少々減ろうが、取り替えることで「あぶれる車」を出している訳で。
目先の、視界3cmくらいのことに惑わされてはいけない。
まぁ、世の中…とりわけ日本においては物を大事にすることはもはや「悪」の領域 笑
やれやれ。

これまで幾度となく書いてきましたがミニをはじめとした古い車は、直すことを前提に設計されて
いるので、手をかければ人より長生きします。
古い車、とりわけミニが、長くオーナーの暮らしの友として共存できるよう、グレイスは来年も一同
力を合わせて取り組みます。
工作機械の手入れもし一層、我々に必要な機械加工も充実させていきます。


車の維持も、楽ではなくなってきています。
でも、
– 運転者に、運転する自覚を希薄にさせ
– 運転の危険に対するリスクを、他罰的に運転者以外に転化させるような思考へ誘導し、
– 道具を操る(運転)の愉しさをも奪い取った

そんな現代車に、興味がない人がいるのも事実。
たくさんではないけど、魅力を感じられず乗りたい車が見つからない若い人も、いる。
ミニはうってつけです。
そういう人に届けられるといいなぁ。
若い人が、今あるいいものを長く使い続けられるような、そういう手伝いができたら嬉しい。

来る年が、皆々様にとっていい年になりますように。

Merry Christmas

週末、暖かくしてお過ごしください!

↓ ↓ ↓ 1件、大事な人に出すの忘れちゃって私。
娘に書いてもらっちゃった ❤︎
(来年から私、作るのやめようかな笑)

功労賞の娘には…小さなプレゼント。
中身は…お化粧に使うもの。
(私が無頓着ですから、凝ったものではありません笑)


***
夫にはこれがクリスマスプレゼント…かな
(自分で買ってたけど)

白いグリップの限定品。
工場では使わないそうです ❤︎

エンジンかかった

なかなかこれを軸に進められなくて、遅々としていましたがようやくエンジンかかりました。
(えっと週末にはかかってた)
まだすることはありますが、これで転がれますから構内での配置換えも容易になります。
年の瀬へ向け、まだまだすし詰めですがおかしくならない程度にがんばります。

***

定休日、冬の土間からしんしんと上がる寒さを和らげてくれる相棒を調達しました。
わぁ…あったかそう。

当然のことながら、何回か冬を過ごすとペラペラになってきます。
あったかい秘密も、いつの間にかどこかへ。
お洒落、でなくて防寒は足元から。
しもやけは避けたいんですが、対策できるだろうか…

英国ストライキ事情

イギリスはサウスポートに住む、夫の長年のビジネスパートナーの奥さんから私にSNSを通じて
メッセージが届きました。

素晴らしいクリスマスそして佳い新年を迎えて下さい。
我々は今年、クリスマスカードを出しません。

郵便がストライキをするから、おそらく出したところで届くのは2月くらいになるんじゃないかな。
ってことで送んないから。

ここのところ BBC ニュース見てないから(ニュース自体あまり見てない笑)全然知らなかった!
ほんとだー

夫に伝えたところ…

あぁ食らったことあるよ、かつては今ほど通信手段がないから大ごとだった
購入を検討している車両の詳細を写真で郵送してもらっていた頃なんかは、ストライキを喰らいそうな
時には、DHL を使ったりしたもんだよ。
いい車は早く手を打たないと売れちゃうから、うっかりぶつかっちゃったら大変だった。
時期になると、鉄道とかも結構派手にやるんだよねストライキ。

ナニナニ…
やだ…誰がいつストライキするか載ってる12月のカレンダーが掲載されてるよ…
電車は時間通りに来やしないから、別に…って全く来ないのか笑
笑い事じゃない…
イギリスでは、物価や燃料の高騰で人々の生活に影響が出ているらしいので、今年はストライキする
側も迫るものがあるんだと思います。

私が小さい頃は、寒い時期になると、私鉄のストライキとか毎年のように聞いたものです。
日本はだいぶ平和ボケ。
最低賃金とかなんとかいって、経験もない人に見合わない給金を支給しちゃってますからね。


さて、クリスマスカードきっと届かないから送らない話。
昨年はアリタリアが破綻して、航空便での輸送を中止していたため船便で送ったから、イタリア到着は
2月頃だったよ…と送っておきました。
世界のあちこちで、いろんなことが起きてる…
どうか安全を保って、暖かくして過ごしてね、とメッセージを送りました。
(和三盆糖の干菓子を数人には同封したんだけど、賞味期限大丈夫かな…)

輸出予定届出証明書

久しぶりに車両を海外へ出す(輸出)案件があるので、今日車検を1台通しながら書類を整える
作業を、帰宅後にしています。
だいぶ前から船の予約をしていたのですが、荷が相当少ないとみえ予定していた船は間引きされ…
年明けすぐの船に乗れることになり、クリスマス前に保税入りとなりました。
車検のついでに、輸出証明を陸運局で発行してもらってきました。
出航の日が決まらないと手続きできません。

Export Certificate(輸出証明書)なのに、どーして英表記でない箇所がたくさんあるのかな。
上のように、車体の形状について日本語で

『箱型』

って書かれても、受け取った先の国の人には何のことやら。
英表記はもちろんのこと、日本語の表記は英表記より小さくていいと思うんです。
コレは陸運支局に言ってもダメだろうな…国土交通省の管轄だもの。

職権打刻も行った先で混乱を招く要因。
当然インボイスに謳いますが、輸出証明がこれでは…


運転免許だってそうです。
免許証に英表記を加えれば済むこと。
でも、そうすると国際免許の申請が必要なくなって、警察(免許センター)の身入りが減るから
日本はジュネーブ条約締約国なのに。

季節労働者…

現在では12月が『師走』とされてますけど、ご存知の通りこれは旧暦。
明治以降、新暦を採用されてからは約1ヶ月のズレがあります。
冬はご先祖様の供養をする家が多かったので、師(僧侶)ですら駆けずり回るほど忙しいから
『師走』。

***
娘は夏休みからパン屋さんでアルバイトを始めて、そろそろ戦力な感じです。
グレイスの長いお客様のところでお世話になっていて、社会勉強の為に行ってます笑
クリスマスイブに入るそうですが、クリスマスケーキの販売もあるしどうも半端じゃないらしい。

文字通り猫の手も借りたい、というイブ。
何を思ったか、『私』にまでお声がかりが…
てっきり私は、店長の奥様と露天でクリスマスケーキを売るんだとばっかり思ってたんです。
私、勤めていた頃は販売しかしてません(輸入車・輸入鞄)ので、売り子ならどうにか…
ところが、よくよく聞くとコロナ騒ぎ以来、露天では売ってないとか。
…じゃぁ、何するんだ?

スタッフの皆さんはレジに張り付きっぱなしになってしまうので、それ以外 だそうです。
具体的にはトレイとトングを回したり(洗う→入り口脇へストック)が主、だというんです。
やれやれホントにそれだけかね?
参ったな…戦力になるんだろうか…
日頃の感謝を労働で…というつもりで受けたけど、さて返せるだろうか。

スタッフは制服を着ています。
スタンドカラーの7部袖カノコシャツに紺/白ストライプの帽子、エプロン。
ここまでは支給、ボトムスは黒のパンツをそれぞれが用意します。

「娘と同じ制服は着たくない!」

すかさず言いました…だってそれって公開処刑!
汚れるからエプロンはしてもらうわよ〜
ってことで、黒のハイネックでも着て裏方に徹します。

イブにケーキのご用がある方は、是非いらしてくださいね笑
夕方前から、ご奉仕するつもりです。
パンも、目が回るくらいたくさんの種類が、お客様をお迎えします(宣伝)

京浜急行 金沢八景の駅前です(是非)

年末年始の営業について

早いもので、今年も残すところ半月となりました。
せわしくも、どことなく巷は浮き足立っていて…グレイスはそれどころではないのですが笑
各地、一気に冬の厳しさが襲ってきたこの数日、どうぞ暖かくしてお過ごしください。

さて、2022年年末の営業は、28日(水)までとさせていただきます。
年始は5日(木)より、営業いたします。

洗車

私がすると雨が降る

と言われている、洗車(決してそんなことないんですよ笑)。
頻繁にはしませんけど、でもそこいらの主婦よりは絶対、車洗ってるだろうな…
車の維持とか管理の一環として車を洗うことはこの私ですら常識ですが、どうも今ドキはそうでは
ないようです。

汚れたら手を洗うよね?
毎日お風呂、入るでしょ?
上がったら、クリーム塗らない?

こういう、ごく当たり前のことなんだけどなぁ。
すんごいビックリされることがあります。
「えっっっ…みなさんやってるんですか?」
人のことはどうでもいいじゃない、そうじゃないんだよ。

***
少なくとも一般的に古い車のボディは鋼板でできていて、表面に塗装=膜を張ってあげることで
最大の敵である水(錆るからね)からボディを守っています。
その膜の維持がカギになります。
具体的には清潔を保ち(洗う)、水と相性の悪い「油脂」をくれてやる…つまりワックス等の
コーティングをするということです。

塗膜にワックスを塗り込めば、脂が水を弾いてくれます。
それ以前の問題として、汚れたまま使っていると安全からは遠ざかります。
ウインドが汚れていれば(内側とかもね)視界は悪くなります。
汚れたままで気にならなくなると、キズや凹み・歪みに無頓着になります。
キズや凹み、歪みをそのままにするとキズからサビが生じたり歪みからボデイの中へ水が入ったり。
そうなると、パっと見ではわからない骨格にまで影響が及びかねません。

自分で洗うことで、気付きがあります。
手入れをすることで愛着もわきます。
いつもとは違う、ちょっとした異変にも気付くようになるでしょう。
故障や消耗の『早期発見』につながり、大修理や思わぬ出費を抑えることができるかもしれません。

ね、手入れは大事でしょ?
キレイは安全の第一歩なんです。
確かに面倒くさい時もあるかもしれないけど、

車のルーツは馬

と考えると、ストンと納得できると思います。
馬は人の暮らしにスピードをもたらす道具であり、暮らしの相棒です。
生き物ですから、栄養補給もするし毛並みを整えたり蹄のメンテナンスをしたり。
そしてガレージで休息を取って、英気を養います。
人と馬とが気持ちを通わせて、関係が構築されていく。

***
年末年始を利用して、洗車の動画でも撮るか…笑