ミニのインジェクション車、外装あたりをちょちょっと小綺麗にした個体が、法外な値段で売買されて
いるのを見かけます。
美車!希少!とか何とか…
もちろんボディも大切ですが、車は「走って/曲がって/止まる」この基本動作が安全にできて
初めて人の役に立つのです。
このグレイスの在庫車は、1998年式 製造から実に四半世紀が経過しています。
どんなにキレイに丁寧に乗ってきても、経年劣化や道具としての疲労は現れます。
車自体の価値としては正直言ってありません。
そこに「走って/曲がって/止まる」基本動作を的確に授けたのが、このミニです。
ボディもリフレッシュし、内装も新品。
ストレスなく、製造から四半世紀が経過したミニのある暮らしが、すぐに始められます。
ミニは設計が古いし、今のテクノロジーとはおよそ無縁なので今ドキのクルマしか知らない人には
戸惑うこともあるかも…
イヤ、その昔を知っていても忘れてしまっている我々の世代もいるんです。
パワステなんて、高級車にしかなかったよ?
手巻きのウインド、知らないなんて言わせないよ?
“Automatic” なんてわざわざ言うのは、Manual があるからでしょ?
クーラーなんて、もともと付いてなかったよ?
いいじゃない、少しずつ慣れましょう。
昔を知る人はアナログな道具を思い出しながら。
年式の新しい人(=若い人)は、アナログに新鮮味を感じながら。
電子デバイスに支配されないアナログなその道具は、乗り手の五感を刺激してくれます。
古い設計ゆえに「直す」ことが基本。
今ドキの車のように使い捨てません。
これから先、ミニはその愛らしい見た目とは相反して、お世辞にも「可愛らしい値段」では買えない
車になっていくでしょう。
いつか、チャンスがあったら。
いつかっていつでしょう。
いつか、は今かも。
250万円でミニが始められる、今がそのチャンスかも。