門松の堤を手に歩く人を往来で見かけました。
年の瀬へまっしぐらなのに、陽の当たる時間のこの暖かさよ。
とはいえ陽が落ちれば、関東は晴れっぱなしなので放射冷却でぐっと冷える。
送られてくるクリスマスカード、だいぶ減りました。
その代わり、といいますか…思いがけない人からカードを受け取りました。
4世帯ほどが入居するアパートがあるのですが、送り主はなんと夏の終わりに入居した店子さん。
女手ひとつで、小学生の女の子ふたりの子育てに奮闘中のお母さん。
小学校も近いし気に入ってもらえているようで、感謝の言葉とよい新年を…とつづられていました。
驚きの後に、とても温かい気持ちになりました。
こんな店子さんをお世話してくれた管理会社の社長さんに、この出来事を伝えました。
こういうことって、商いをする中で大きな励みになりますもの。
整備が上がって車を取りにみえたお客様から、すぐにお電話をもらうことがあります。
クレームかとおそるおそる伺ってると、
「車とってもゴキゲンで…遠回りして帰っちゃいました!」
そんな内容で面食らったり。
もちろんお返事を…わんさか作ったクリスマスカードがまだあったのでそれを使いました。
頂き物の姫柚子を少しだけ添えました。
きっとくる年もいい年になります。
いい年になるよう祈りながら、カードと柚子が入った紙袋をドアノブにかけました。