思ったより寒くない北陸

年末、菩提寺へご挨拶へ行きました。
1泊2日の加賀行きを綴ります。


12/30 4am 前に横浜を出て、岡崎で給油しながら持参したパンを車内でほおばり、名古屋をぐるりと
囲む環状道路を経由して一路北へ。

途中、シャリシャリの路面を車で抜けて 1030am 金沢に到着。
金沢は降っても雨の、あちらとしてはあったかめ予報。
まずは今回の目的、津幡町の菩提寺へのご挨拶を済ませます。
元旦の大地震では、ご本尊とお花以外は残らず床へ落ちたものの、お御堂の中の損傷はほぼ
なかった
そうですが…
本堂自体が 2cm 横へずれ、本堂と続きの母屋は漆喰の白壁が全部剥げ落ちたと伺いました。
震源にほど近い、同じ宗派のお寺さん…菩提寺のお住職が兄弟の親しくしているそうですが、そこは
『全壊』。
被災地の方々は、自身の被害の大小にかかわらず傷ついたと奥様は仰っていました。
もちろん被害が甚大だった地域の方の肉体的・精神的・物理的な損壊は計り知れませんが、同じ
エリアであの大きな揺れを経験した人は皆、同じように傷を癒すにこの1年を費やしたのだと
知りました。
輪島塗の塗師がまだまだ活動を再開できずにいる、と聞いたこともありますし、珪藻土の七輪も生産の
見通しが立っていないと言いますし、秋の大雨被害も追い討ちをかけて復興にはほど遠いのが震源に
近い地域の現状のようです。
せめて、みなさんが暖かくしてお正月を迎えられるとといいのですが。

***
お墓は引っ越しました。
引っこ抜いたお墓の隣には、夫の父の弟さんの家のお墓が建っていて今もそのままです。
せっかく加賀まで行くので、仏花を一対用意してお線香をあげてきました。

ひと通り「気が済んだ」(笑)ことですし、時分時なのでお昼にします。
何年か前、雪の降る寒い日に遅めのお昼を食べたことがあるお店、七味屋 さん。

名物は『おじやうどん』
煮込みうどんの中にごはんも入って、グッツグツで運ばれてきます。
あつあつ…お味もいい塩梅です。
添えてあるしば漬けが、味わいを引き締めます。
久しぶりでしたが、美味でした〜 また来よう。


小さい子(孫)も一緒ですから、観光をするにはまだ早いというかなんというか。
そんな時は…消え物 笑
今年は、金沢に3つある茶屋街のうち にし茶屋街へ。
ひがしの方が規模も大きく賑やかですが、茶屋街の雰囲気はしっかり残っています。

小さな料亭が点在する中、新しいお店もポツポツ出店しているこの先も楽しみな通りです。
茶屋街の入り口にある老舗の和菓子屋さんでお使い物やらを買ってから、インスタでフォローしている
甘納豆屋さんへ。
モダンな作りの新しいお店で、地元のお豆を中心にたくさんの種類の甘納豆が店頭に並んでいました。
あれもこれもキリがないので、干支のパッケージの金時豆の甘納豆と元日が賞味期限のしたたり餅を
購入。
道中つまんでもよし、帰宅後食べてもよし ❤︎

いつも泊まるホテルへチェックイン、いつも行くステーキハウスで晩ご飯を食べて、いつものように
コーヒーを買って部屋へ戻り。
いつも通りの金沢の1日が終わろうとしています。
いつもと違うのはちっとも寒くない、ということ。
用心して行きましたが、この日は拍子抜け。

翌日は大晦日。
いつものようにホテルから歩いて行かれる近江町市場で朝食を食べて、いつものように買い出しを…