夜半にオリオン座が冬の空高く登る頃。
ちょうど今頃ですが、毎年思い出すことがあります。
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いわゆる『中学受験』をした私は小6の冬、それっぽく勉強していました。
私の父は国鉄(現在のJR)の関連会社勤務で、たまに国鉄の研究所へ出向くときまって、最寄駅
ではなく隣駅(そっちのほうが研究所の最寄駅に近い)で下車し、徒歩で帰ってきていました。
私の受験前、父は隣駅に着く時間の連絡をくれて、母と気分転換に隣駅まで迎えに行き一緒に歩いて
帰ってくる…そんなことをしていました。
ま、軽く40年くらい前の話です笑
見上げると晴天の夜空には、オリオン座がドーンと居て。
「遠く、例えば星なんかを見ると目にいいんだョ」とか母に言われて。
(目が悪くなるほど勉強していたかはナイショです笑)
冬の夜空は澄んでいるから、オリオン大星雲がぼわーっと見える日もあり。
もちろん息は白くて…
隣駅から15分くらいの道のりを3人で歩いたことをよく覚えています。
時は流れ、歩いた道もまわりの景色もだいぶ変わってしまいましたが、よく晴れた冬の空に
オリオン座を見つけると、いつもこのことを思い出します。
ちなみに娘は、受験らしいことは一切しなかったので(推薦でさっさと身の丈に合った学校に決め
ました)勉強しすぎの目を心配することも、気分転換に夜道に誘うこともありませんでした笑
いよいよ受験シーズン到来。
がんばれ受験生!
サポートする親御さんも、神経を使いますよね…ご自愛ください。