台所、キライじゃない

台所であれこれできるのは、休みの日くらいです。
店へ出る日は基本 余裕がないので…
それでも最近は、パンの生地をこねて寝かして朝焼いて…なんてこともしています。
ホームベーカリーには引き続きお世話になっていますが、チャバッタやイングリッシュマフィン、ちぎりパンを焼いたりしています。

今日は定休日。
週に1度の買い出しから戻り、晩はカツオを柵で買ってきたので皮付きではありませんがタタキにします。
あとは長芋をすりおろしてとろろご飯にします。
最近は、酢の物にするんでなければ長芋の皮は剥かず、洗ってひげ(根)をトーチで炙って焼き切って皮のまますり鉢にあててます。
皮も栄養価が高いって聞いてから、そうしています。
出汁で少し伸ばして醤油で味を整えることが多いのですが、味噌を使うとまた味わい深いです。

今日の台所仕事は…
– 自家製ロースハムの下拵え
2% の塩と 1% の砂糖、合わせて肉にまんべんなくまぶしてからラップでグルグル巻きにして、少なくとも1日おく。
で、炊飯器の「保温」で低温調理。

– 新生姜でガリ
茗荷は半分に切り、新生姜は黒ずんだところをそいで皮付きのまま薄切りにして1〜2分茹でて塩をまぶす。
水気を絞ってビンに入れ、煮切ったみりんと酢…砂糖を合わせた合わせ酢に漬ける。

– ボロネーゼソース
我が家では人参・玉ねぎ・セロリ(葉の部分をたっぷり)使います。
赤ワイン多め、庭のイタリアンパセリの茎を冷凍してあるので、煮込む時にそれを香りづけに入れます。


とろろにも使うので出汁を引いて、今日は吸い物にします。
先週、車中泊で千葉へ出かけた折に立ち寄った網元で求めてきた、海苔を使います。
刻み麩と白髪ネギでお吸い物の出来上がり。

板海苔も買ってきたのですがいわゆる海苔の色、黒々ツヤツヤ より色が薄い?ものも売っていて。
「色が悪いので少しお安いんです…2月3月と雨が少なかったでしょ」とおかみさん。
何のことだかわからないので尋ねると、海苔の『黒々』は雨の量で決まるんだとか。
川で運ばれてきたミネラル分が、海苔のあの色の正体なんだそうです。
雨が少ないと川が運んでくる水自体が少ないので、ミネラル分も少ない…という図式。
我が家は何かと海苔を使うので、少しお安い方を買ってきました。


脱線しました。
実家に居る頃は、上げ膳据え膳で何もしませんでしたので知りませんでしたが…
台所に立つことがキライでないことを、だいぶ経ってから自覚しました
その昔は必死だったので…笑

一生懸命作って、それで喜んで食べてくれて、体にいいんだったら一石何鳥でしょう笑
体は、食べたものでできてますからね。
そして、大事な人たちと膳を囲んで…派手さはありませんが、とっても幸せなことです。