今回、エントリーするにあたって毎度お邪魔している『オープンクラス』の設定がなく、どうしたものかと主催者に相談したところ…
ヒストリッククラスがあるので、取りまとめをしているクラブに問い合わせをしてみて欲しいと返信がありました。
クラブ員ではありませんが、参加を快諾してくれました。
フタを開けたら、2クラスに都合13台。
jほどほど賑やかで、見ている側も楽しんで頂けたのではないでしょうか。


海外でもそうですが、観客を見ているとモダンカーよりヒストリックの方が盛り上がってる傾向にあります。
全日本は特に、選手権クラスを見渡すとレギュレーションの都合で最新の車両ばっかり。
日本は大変残念なことに、ASN(モータースポーツを司る各国の団体)である JAF が『FIA国際モータースポーツ競技規則付則K項』(通称 Appendix K)に則っていないので、ヒストリックのカテゴリーはいつまで経っても栄えず、たいていの場合は『その他(オープン)』で片づけられています。
* 上にリンクを貼ったのは、FIA のAppendix K を JAF が日本語訳しているだけ、です。
グレイス店主は、ずーっとずーっと JAF に働きかけをしていますが、古い車が元気でいるのはメーカーが新車を売る妨げになるのでダメなんだそうです。
栄えるわけがありませんよね…何とも嘆かわしいことです。
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今回ヒストリッククラスにいたエントラントたちは、取りまとめているクラブのメンバーにまじって、その昔アジパシ(Asia Pacific Rally Championship)に出ていたようなベテランが居たり、我々(一応まだ現役で海外も走ってるので…)みたいなのもおり、車両も多岐にわたって賑やかでした。
今日より明日の方が古くなるので(当たり前なんですが)どんどん車は古くなり維持も大変ですが、地道に続けることがいつの日かうねりとなって何かを動かせればいいなぁと、淡い期待を捨てきれずにいる我々です。