御誂

めっきり聞かなくなりました、 御誂(おあつらえ)。


来日中の日本語を勉強している子に、浴衣をプレゼントしようと思って。
とにかく背が高い。
だから、いわゆるフツーのフリーサイズの吊るしでは絶対にムリ。
着丈が足りないから対丈で(おはしょりなしで)着る…新品なのに、おばあちゃんの着物でもないのに、それは残念。
裄(背中から手首まで いわゆる腕の長さ)だって、短すぎるだろうと思うのです。
だから浴衣は吊るしですけど 5Lを選びました。

下着は、上はキャミソールで十分、腰巻きタイプの裾除けだけ用意しました。
これなら透けないから、安心して着られます。


次に下駄。
とっても足が大きいから、台と鼻緒の組み合わせをオーダーできる店を知ってたので、そこでオンラインで注文しました。
で、御誂と書かれた箱に入って届きました。
上から見たのでは正直わかりませんが、あまり下駄らしくはないシルエット…右近という歯のない草履のようなタイプで滑り止めのスポンジが貼ってある台を選びました。
これなら、サンダルを履いてるような感覚に近くて、歩きやすいでしょう。
でもちゃんと下駄、白木のものにしたので木地の感触はきちんと下駄です。

鼻緒は遠州綿紬を使っていて前坪(鼻緒の、親指と人差し指の間の部分)が赤のビロード。
絶対「らしく」ていいと思うんだなぁ〜娘と選びました。

渡す日が来たら 仕方ない…暑いけど私も着るか!笑