2 x ラリーの支度

① 全日本ラリー第2戦 新城ラリー

店主は海外の送り出しがありせわしいので、今回はパス。
新城市在住、地元のクラブ員が出場します。

新しいクルーが誕生します。
整備の傍で、コドライバーの名前を貼ります。

新城ラリー2023 は、例年より少し開催が早まって3月の最初の週末です。
今回当方からは、地元ドライバーの1台のみ。
メカとボディワークのスタッフが2人で同行、ミニマム編隊です。
店主は居りますのでグレイスは通常営業ですが、そんな事情でメカニックが1名他出してますので
ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

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② HRCR 12Car Rally Championship 2023 Round 1
一方で、朝の5時前にグレイス集合で別のクラブ員3名が、4月に開催されるロードラリーの
試走①へ。
午後戻ってきた3名のうち1名は、新城ラリーで地元ドライバーの隣に乗ります。
ヘルメットのマイクと聞こえのチェック、各事前情報の共有、ラリー進行についておさらい…
残りの2名は、計画したルートの一部にあった『通行止』を避ける迂回ルートを考え始めます。

それぞれに中身の濃い、土曜の午後でした。

これから商品車は…

娘が水彩で描いたもので紹介します。
小手調に現在ある商品車、ノーチラスブルーに塗った インジェクションのミニを描きました。
インテリアトリム全て新品、Tan / Autumn Leaf のコンビネーションです。

お買い上げ下さった方(新しいオーナー)には、ご希望で絵を差し上げようかと思っています。

Rover Mini Mayfair 1.3i

BMC もその昔、新モデルのポスターは水彩でしたよねっ

MGB エンジン、Midget ミッション 他

加工が上がってきた MGB のエンジン、ここまできました。
(手前共の機械に入らない大きさだったので外注に)

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先日 Midget のギヤボックスを2つ洗っておきました。
いよいよ週明けに保税倉庫へ預ける、競技車と一緒にイギリスへ送ります。

今回1台なので、20ft でもスペースに余裕があります。
競技車が往復している時はよくやっているのですが、ケースをトランスミッション屋さんに託して、
ストックを作っておいてもらいます。
車を戻す時はフロントガラス(熱線入り含む)など、やはり送料がかさむものを同梱して運びます。
お客様のご希望があったとして、都度空輸していたのでは価格に跳ね返ってしまいます。
良いもの(より安全に運転できる)はなるべく多くの人に使って欲しいですから、価格が少しでも
抑えられるように工夫しています。
こちらが在庫していれば、需要があるときすぐ使えるので、こちらとしても安全を提供できます。

同梱品はリストにして乙仲さんに提出、インボイスを作成します。
重量・生産国も明記する必要があります。
スペアのタイヤを一緒に運ぶので、重量を計りリストに記します。

これを2本+ジャッキを積んで雪上をスタッドタイヤ前2本で…戦闘力ないわ笑

ア ★ マ ★ ダ ★ イ

日曜日、おそらく夫の『一番』であろう古いお客様から頂き物。
(それだけ古いお客様と変わらずお付き合いがある、ホントに嬉しいことです)

…じゃなくて、頂き物。
タラーン ♫

アマダイ
(いきなり焼いてる姿で恐縮です 笑)
アクアバッツァで頂こうと決めて帰ってきたので、

鱗を引いて〜ワタ取って〜

ところが。
うまく包丁が入らない…なんかおなかがスカスカ、空っぽな感じ…
そうです既にカマのところからかな?腹を開かずに!内臓が取り除いてくれてありました。
す、すごい…


彩のいい野菜はなかったのですが、セロリ・玉ねぎ・アスパラガス・トマト・蕪 この辺りを入れ
あさりと炊きました。
仕上げに、真っ暗な庭へ出て行きほったらかしでかろうじて生えているイタリアンパセリを散らし、
スープ多めでパスタと合わせました。

アマダイがどこにいるかわかんないね…
でもとっても美味しかった ❤︎
ごちそうさまでした!

***
冷たい雨降る定休日。
バキュームパックを買い求めてきました。
そう、競技車の一時輸出を目前に控えて、同梱品の準備も済ませておかねばなりません。
既に同梱品のリストと写真はできています。
1か月以上コンテナの中、赤道直下を通って進むのでカビ対策のために安全装備などは真空にして
載せます。
安全装備は競技中に装備しているので、どんなに気をつけていても対策しないとカビちゃうんです …
2人分。
先日の雪のラリーは夫だけ出場したけど、次は一緒なのね(当たり前か)。

昨日の『鮮やかで美味しい』晩ご飯に触発され、今日もいい気分で台所に立ちます。
今日はいちごジャムとりんごジャムを煮ました。
それから『白い冬野菜いろいろのポタージュ』も。

ネギ・白菜・蕪を使いました。
甘くて、優しい味に仕上がり、体の芯から温まりました。

Rally of Tsumagoi 2023 Leg2

スケジュール的には昨日の方がタフ、今日は朝からですが4本しかないので昼過ぎには終わります。
たった4本ですから、ここまできたら道の上に残ってね!

無難に2本終えてサービスへ。
スタッドタイヤの使用はステージの中に限り許可されていますが、昨晩に引き続き山の上のステージ
の連続する箇所は、タイヤ交換しないまま(つまり移動もスタッドタイヤのまま)通行してよろしい
という裁定が降りたので、『あること』に挑戦することにしました。

4輪スタッドで走る

そんなの、雪のラリーじゃあったりまえなんですけど、このラリーの規則と自分らが用意できる
人材とを考えると、無理だったので諦めていました。
でも、最終セクション(最後にサービスがない)なら?

現地のサービスパークから、サービス中にこちら(お留守番組)に入電。
SS10 のタイヤ交換ゾーンの座標を送ってくれ!
というものでした。

ホイきた!
座標を送ってあとは、位置確認ツールで間に合うのかどうかモニターしていました。

2019年にタイヤを交換していた時は、もう何というか寂寥感とか虚しさとかが漂っていました。
ブーツリッド開けっ放しでタイヤを取り替えてて、トランクの中が雪で真っ白になるほど吹雪いて
いた時もありましたっけ…ドライバーの足もとはレーシングシューズですから底薄…極寒…

今回は、タイヤ交換ゾーンでサービス員による補助作業が承認されているので、同じことをしている
とは思えないような活気。
なにこれー笑

ウチも!こじんまりしてますが4本持ってきましたよスタッドタイヤ!
じゃ取り替えます。
4本スタッドだとどんな感じでしょう…

やっぱり4本履いてグイグイいければ違ったらしく、最終SS 出口でのインタビューはご機嫌でした。

雪は少なめ
あったかめ

とはいえ、過酷な条件下での競技の運営、毎度本当に頭が下がります。
寒さで機材は言うことを聞かないこともあるだろうし、山の中ですから電波も然り。
条件に左右されずに安全な運営を保つのは、骨の折れることだと思います。
社会情勢で無観客になったとて、主催者のご苦労は減りません。
人の往来がない分の負担は減っても、その分発信することに期待されている(期待してた)し…
観客やファンが、嬬恋村をこのラリーで訪れることができなかったのはとても残念ですが、もういい
加減、それも終わるでしょう。
日本は激しく遅いけど、世界は刻々と変化していますからまたラリーのステージに観客が戻ってくる
(あ…日本は激しく限定的にしか見られないんだった…そこは改まっていくんだろうか)
でしょう。
見てくれている人がいないってことは、生で伝えられない。
ミニの素晴らしさやラリーの楽しさを伝える手段の一として、ラリーを続けている部分もあるので、
早く日本も、そういう環境になってもらいたい。


今回、いつもと違う尽くしの女房殿こと私でした。
いつもは…

ストレートカットがうるさい車内で
時間に支配されながら
日程を1秒でも早くこなせるように、車を(運ちゃんを)コントロールする

のが私の仕事。
今回は…

温い部屋で
クルーをいろんな手段を使って追いかけて
ハラハラ(ホっと)する


終始そんな感じでした。
電波の安定しないトラッキングを、ハラハラしながら見ているサービスの面々の気持ちもよーく
わかったし、一方でラリーを観戦する楽しさも久しぶりに味わいました。

そして今回は事前に、「コドライバー指南+キタニクルーのメソッドを伝える」というミッションが
ありました。
ドライバーで出場経験のあるクラブ員が、今回夫とクルーを組みました。
概ね上手くいったのですが、時間管理の理解が浅かったようでつまらないほころびが出てしまい
ました…失敗。

そして 10pm 過ぎ、トランポから競技車を下ろした上で、帰宅。
帰宅後の感想などは、また改めて。

Rally of Tsumagoi 2023 Leg1

見慣れない取り合わせ、加えて30台足らずのエントラント。
こじんまりしたサービスで、普段あまり袖触れ合えない方々との交流も盛んみたいです。
とにかく道の上にいること!

LIVE 中継では進入の姿勢を褒められ、コメント欄でも一番カッコイイとおだてられ『上々吉』。
これは SS2 大前須坂の1本目の LIVE 配信を撮ったもの。
せっかくの勇姿、おやフロントに雪が…どこかへゆるっと突っ込んだんでしょうね。

あとで聞くと、最初は感触がつかめずあれこれ試しながらスピンしたりスタックしかかったりを
繰り返していたそうです。
どうりでタイムが。

でも暗くなる頃には調子も出てきたのか(条件悪くなると調子上がるしね笑)、ゴキゲンで走って
いたようです。
車の方は何もなく、絶好調のお利口さんです。

寒い中サービスご苦労さま〜
横浜お留守番組は、LIVE 配信の時間に合わせて移動 笑

晩ご飯をスタンバイ、RallyStream(位置追跡アプリ)とリザルト速報、YouTube を開いて準備は
万端…温い部屋で観戦です。
…こんな感じ

現地は暗くなる頃には雪がガンガン降っていました。
明日のコンディションはどうなんでしょう…
また LIVE 配信あるので、是非ご覧になってください。

SS9

最後の配信は、フィニッシュでのインタビューだそうです

いよいよ始まる “Rally of Tsumagoi”

今頃(現在 1210am)、ドライバーズブリーフィングの真っ最中です。

ラリーオブ嬬恋 Leg1(ラリーの始まり)スタートリストが出ました。
安定のケツッペタ、周りのエントラントと車両を見れば当たり前です。
ちなみにすぐ前のミラは、このラリー皆勤賞のお父さんとお嬢さんの父娘ペアなんですよ。

全日本とその他のクラスはステージの中以外、スパイクタイヤの使用を認められていません。
また前回同様、二輪駆動の皆さんはタイヤ交換大会となるわけですが、最終走車ですからタイヤ交換を
始めて間もなく背後からスウィーパーが現れ、後方から作業を照らしてくれる(前回同様)わけです。
スウィーパーは追い越していくことは絶対にないので…イヒヒ。


全日本ラリーでは、Rally Stream というトラッキングシステムを利用してエントラントの位置を
把握しています。
(リエゾン:移動区間 のスピード超過なんかもモニターされてたりします汗)
オフィシャル等関係者だけでなく観戦者も閲覧でき、各車両の位置情報がわかります。
観戦の助けになると思いますので、是非チェックしてみてください。

RallyStream “Rally of Tsumagoi”

リザルトの速報は、公式ウェブサイトで見ることができます。

Rally of Tsumagoi リザルト(速報)

今日から始まります

ラリーオブ嬬恋 1pm 1号車スタートです。
昨夕、無事車検も通り準備は万端です。

オフィシャル手配の宿(ラリーの HQ も同じ場所)は、大浴場もあるスキーリゾートホテル。
なんと夜には『ウェルカムパーティー』なるものがあり、ビュッフェ形式でたらふく食べたと現地から
報告がありました。
参考までに2019年は…
夜明け前から行動開始しレッキ(試走)➡️ 夕方ドラミ ➡️ 18 時頃1号車スタート
と、怒涛のようでした。
こういうタフなラリーも減ってきました…もはや絶滅でしょうか笑
参考までに2019年の様子(1枚目:レッキの日の朝/2枚目:ラリースタート)をどうぞ。

いつもコドライバーの私は今回、留守番。
クラブ内のラリーの質を上げるための試み、いいきっかけになりますように。

★そんなお留守番の私のために、ライブ配信があるようです!★

 Live-ch https://www.youtube.com/c/LivechEvent


2月4日(土)
SS2 “Omae Suzaka” 14:06〜
https://youtube.com/live/u7ai2kj6Tb4

SS4 “Omae Suzaka” 16:32〜
https://youtube.com/live/Aq9hR5Jl4-A

SS6 “Omae Suzaka” 18:43〜 フィニッシュでのインタビュー
※SS7への移動の都合でインタビュー対応出来ない選手も多いと思います
https://m.youtube.com/live/ZfFk9L9J0e0

2月5日(日)
SS9 “Panorama Kadokai” Long10:06〜
https://youtube.com/live/xPOkPF8hOX4

SS11 “Panorama Kadokai Long” 12:22〜 フィニッシュでのインタビュー
https://youtube.com/live/9NCybiyNn1k

極寒の中での試みですから、機材や電波の整わない場合もあるかもしれません。
でも、無観客となったとはいえ現地に赴かずとも LIVE で見られる…本当にありがたいことです。
ちなみに2箇所とも、2019年に私が押したステージとは別のところです…
(コレね 笑)

雪はあるかな

全日本ラリー2023 初戦の “Rally Tsumagoi” への出発を明日に控え、業務の合間に機材の積み込み
など。
店主とボディスタッフ+クラブ員2名の総勢4名、ここのところの定番と成ってきたミニマム
体制です。
クラブ員とは現地で集合することにしています。

昨夜、現地は雪が降ったみたいなのですが、最高気温が 0℃ みたいな日もあるとはいえ、続けて
降ってるわけではないので幹線道路に雪はなさそう。
週末の天気予報も晴れの傾向…
一応シミュレーション。

女房殿こと私は今回お留守番、コドライバーはクラブ員が務めます。
彼は彼でドキドキしてるし、夫は夫で「大丈夫かなぁ〜」って言ってます。
というのも、2013年に私が乗るようになってから、他人と乗ってない…
海外も国内も、『家庭』という枠の中でラリー…笑

明朝は 5am 発で関越経由で現地を目指します。