諸人よ思い知れかし

諸人よ思い知れかし己が身の誕生の日は母苦難の日 よみ人知らず

みんな身にしみてわかるがよい、自分の誕生日は母にとって苦難の日であることを

この句を私は昨年、知りました。
3月の孫の誕生日を投稿した時に、さらっと紹介しました。

仏説父母恩重難報経(父母恩重経とも)、ひたすらに父母の恩に報いるべきだという割と儒教寄りの教えを説く経典にある親の大恩十種の一「臨生受苦の恩」に発想を得たであろうと言われています。
この句を知った時、自分の誕生日には是非思い出したいものだと強く思いました。
そして今日、ちゃんと思い出せました笑

年齢を重ねておめでとう
1年無事でおめでとう

であるのはもちろんですが、産んでくれた母を讃える日として捉えたいと思いました。
母から朝一番でメッセージが届いたので、この句と共に自分の気持ちを伝えました。

自分の娘が子を産み、おばあちゃんにもなりました。
でも母からすれば、私は娘。
昨夜、父と私の来し方についての話になり、ずいぶん時間が経ったなぁとしみじみ話したと聞きました。
全く不出来な娘ですみません笑


今日も、いつもの通り夕方にお風呂の栓とフタをして
「あぁ、今日も無事終わるなぁ」
これが日課。
そして最後にお風呂に入って、ユニットバスの壁やら床やら天井やらを大雑把に拭き上げるのも、日課。
無事 が 大事 とつくづく思う今日この頃です。
無事に感謝。

お祝い色ゼロの夕飯の後に(お赤飯は炊きました笑)Bakery House Aoki のケーキをいたきました。
今年はチーズスフレ。
何かと濃厚濃厚が世の中の流れのようですが、程よいチーズ感?がとても好みでした。
コテコテしたのはどうも苦手になってきて…歳だなぁ。

さすがにケーキのプレートに「ひろこちゃん」と書かれなくなりました。
ほんの数年前までは、Aoki さんの奥様の筆によることが多かったので、「ひろこちゃん」と…もー勘弁してください笑
でも、会話の中では相変わらず「ひろこちゃん」…

露路のいちご

昨日の午後、女房殿こと私の電話が鳴りました。
名前を登録してある人からの電話でしたが…ハテどなた?

矩子(のりこ)なんて若い人にはいないから、間違いなく年配の方…

「もしもし」
思い出しました。
昨夏、娘の初個展で作品のお買い上げ1号様の、年配の女性からでした。
個展が終わった後ご自宅に作品を納品に伺ったのが、お目にかかった最後。

うちでいちごがなったので…

伺えば、自宅の敷地でいちごを育てていて、実ったから摘みに(食べに)来ないか?というお誘いでした。
「xxxちゃん(孫の名前を覚えておいででした!)にもいい経験かなぁ、と…」


夕方、帰宅の途中で伺いましたご自宅へ。
摘んだ脇から頬張るという、なんとも贅沢な!(アリ注意 笑)
奥に写り込んでいるのが、連絡を下さった矩子さんです。

こんなにたくさんのお土産まで!
「追熟するから、明日も美味しく食べられますよー買ったもののようなわけにはいかないけど、まぁ無農薬だから。また来年ね。」

人とのつながりが希薄なこの時世に、娘の1枚の絵が結んだご縁。
すごくないですか?

そもそも、矩子さんが個展にお運び下さったのは、私が娘の小学校で6年間していた「読み聞かせのボランティア」で知り合った方からのお声掛かり。
その方はそのボランティアの会の創設メンバーの1人で、自宅を私塾と称して子どもが勉強する場として提供するなど、子どもの学びに取り組んでいる地域の方です。
その昔、私も子どもに文章を書くことの楽しさやスキルを教えたいと思っていた…ことがあり(淡い夢で終わりましたが笑)、何であれ子どもの学びに日常的に携わっている人には敬愛の念を抱きます。

その方に娘の個展をご案内したところ、ドバーっと拡散して下さって(笑)地元で催したこともあり地元の人が多くお運び下さって、その中のお一人が 矩子さん、というワケ。

こんな時代だから、こういうご縁を大切にしたいなぁと思いました。
娘は無論のこと、孫にもよく知ってほしい『縁』のお話でした。

今日もいい湯ダナ

超音波洗浄機で、今日はミッションケースの付属部品が いい湯ダナ 。
後ろではミッションケースを組んでます。

80℃くらい、ちょっと熱いけど…
取り扱うこちらは、強アルカリ性の温泉(溶剤)なので手がヌルヌルになった後ガサガサに笑

***
来年の Manx Rally は4月の開催でして…先日組んでた、お客様の白の本番車も一緒に出場予定。
そんなわけで来年早々に、海運の準備を整えて送り出さなくちゃいけません。
自分の本番車も整備など。
ブレーキのエア抜きを女房殿が手伝う(ペダルを踏むだけ)間、孫はお付き合い。

いかついミニのシートに座ってやや興奮気味  「ミニ かっこいー」を連発。
Mini のことは『ミミ』だったのに…いつの間にかちゃんと言えるようになってる!
どんどんできることが増えていきます。

娘には買わなかったけど

孫(1歳9ヶ月)に買ってしまった…

ペダルカー。
娘にも買わなかったのに…

ウインドフレームに見えるのは、大人が持ち運ぶグリップです。
よくできてる。

今年の5月、Manx Rally で渡英した帰りに British Motor Museum に立ち寄った時に…

なんか、コレを見たら無性に可愛くて。
手を出してしまった次第です…

多分まだ足は届かないだろうけど。

覚える

孫がいろんなことを覚えたり、できるようになったり、吸収したり…
とにかく、自分のものにするスピードに日々驚かされています。

綿棒で耳をサラッと掃除することがあります。
綿棒と灯りを持って私が床に座ると、だまって膝まくらで横になります。
最近、ゴミ箱にゴミを捨てることを覚えたので、使い終わった綿棒を捨てるよう言いました。
すると

「ポイっ!ポイっ!」

と言うばかりで綿棒をつまんだまま、いつまでもゴミ箱に入りません。

あぁ…
何かをする「道具」を捨てるところを、多分彼女は見たことがないんです。
使い捨ての感覚がないというか…
(お尻ふきやおむつはくくりが違うんでしょう…と勝手に解釈)
だから綿棒は捨てられない、多分そうです。
きっと「なんか変だなぁ…」って思ってるんでしょう。

ボールを投げると上手い上手いと褒められるのに、それ以外のものを投げると大抵怒られる…
意味ワカンネ。
っていうのと似てるかな。