季節の味わい

先週末のロードラリーの戦利品。
道の駅でそらまめを買いました。
おはぐろ(黒くなる細長いトコ)の反対側に、ひとすじ隠し包丁を入れておくと、剥くのも簡単
茹でた時に味も入りやすいんです。
わぁ、春の味わい。

***
毎週買い物に行っている市場の中の魚屋さんで、いろいろ量り売りで買えることが発覚。
ムール回とヒイカ(小さいイカ)を量り売りで購入、サフランを使ってパエリアを作りました。
やだ…うまくいったんだけど笑。
アサリはちょうど旬、色合いもなんとも春らしい。

たっぷり作ったので、翌日はパエリアランチ。
こちらには、しらすを足しました。

あぁ食いしん坊にはたまらん季節です。

ロードラリー楽しいね

今回はクラブラリーの TC 兼、追い上げをしました。
いつもは娘が勤めています(ベテラン笑)が、今回は都合がつかず私が。

夫のコドライバーを務めるのは、ここのところステージラリーばっかりです。
ですから、妙に新鮮でした。

そして少なめとはいえ、楽しんでいるエントラントを見てるのは嬉しいことです。

ラリーが時間通り進むこと。
土地の美味を楽しむこと(食いしん坊ですから)
ジャズの流れるお寿司屋さんで、海鮮丼を頂きました…

ロードブックを読み込んで、そこからオフィシャルの意図を汲み取る…
「スタートに立つまでに勝敗が7割は決まっている」って言われる所以はここにあります。
いろんなシチュエーションをイメージして想定外を減らすことで、何か起きても焦らないよう備える。
楽しいんです、こんなにハマると思わなかった。
頭使うし、集中するし。
もっとこの面白さ伝えたいんだけどなぁ。

フィニッシュ地点が房総半島の大ぶみんみの方だったので、思い切って帰りは東京湾フェリーを
使ったらコレが抜群!
滑り込みでほぼ待ち時間なしで乗船でき、降りてからの横浜横須賀道路上りも渋滞なし ❤︎

あぁラリー楽しいね。
まだまだオフィシャルも詰めが甘いんだけど、それも経験。
更に更にスキのない運営を目指して、更に研鑽を積んでいきましょう。

今日はシューマイです

氣谷家のたけのこ祭りは、先週から既に始まっていて…

土佐煮
メンマ風ピリから炒め
たけのこご飯
豚バラと春キャベツ、スナップエンドウと塩麹炒め

今日はシューマイです。

せいろで蒸しました。
ほんのり木の香りもして、美味!
野菜炒めは娘が作ってくれました。

たけのこ2023

月曜日。
巨大なたけのこを手に笑顔のグルメメカの画像が送られてきたきて。
あぁ…

さ、釜爺ならぬ「釜バァ」笑
先着5名様、下茹で済んだたけのこあり〼

***

外で私が燻されている間に、850 のエンジンはここまで色が入りました

生わかめ!

生わかめをクラブ員が送ってくれました。
1年中出回ってますが、春が旬ですよね。
三河湾のわかめ(多分)だそうです。

よーく洗います。
結構しっかりした砂つぶが何度すすいでも出ます。
極小の巻貝?っぽいのとか、色の違う海藻の破片とか。
とにかく何度もすすぎます。

中心の芯っぽい部位、いわゆる茎とそれ以外のピラピラした部位に分け熱湯でさっと火を通します。
お湯に入れた瞬間に、鮮やかな緑色に!

茎は細く切って、佃煮みたいにするんだ〜
絶対美味しい。

出汁で甘辛く炊いて、一味を利かせ仕上げに割りゴマをたっぷりまぶしました。

ホラ左のビン詰めなんて、どっかの道の駅で売ってそう!笑

ピラピラの方は、酢の物、サラダ、味噌汁の具、さっと煮てもよし、あ…若竹煮…
もうすぐたけのこ
たけのこ
たけのこ
季節の味わいをありがとうございました!

KITANI 的偏愛アイテム ① Tetley


夫がイギリスへ通うようになったのは、1989年にラリーで渡航してから。
サプライヤーの元へとにかく出向いて、現地で見て、自分を少しでも伝えて、取引を請う。
そのスタイルはずっと変えていません。
新たに出て行く場所は、必ず訪れます。


1989年、出場するラリーをマン島ラリーに決め、ついてはフェリーの出ているリバプールにいる現地の
人に協力をお願いしました。
その中に居たのが、現在まで陰に日向に遠いイギリスから私(とグレイス)を支えてくれる Paul 。
私が29歳、彼は25歳でした。
それまで彼にとって、日本人はいい印象の人種ではなく、最初のうちは距離を置いて「観察」して
いたようなところがあったそうですが、日を追うにつれ少しずつ言葉を交わすようになり…
現在に至る 笑

仕事で通うようになると彼に、イギリスの習慣に始まりいろんなことを教えてもらいながら、
サプライヤーとのコネクションやバイヤーとの交渉などをするようになりました。
(徹底的に社会が休む、日曜日の過ごし方も!)
そんな彼の家ではその頃、もっぱら Tetley テトリー でした。

随分前置きが長くなりましたが…我が家の紅茶は Tetley 。

ラリーに行かれなかったり、パンデミックで身動きが取れなくなってからは Tetley 切れしちゃう。
(日本に居ても買えなくはないのですが、高くて…高くちゃ Tetley の意味がありません笑)
だって…大袋で買ってくると @3円 程度なんですもの…
(上に写ってるのは、80 bags 我が家の Tetley 切れを知る人が、買ってきてくれたものです)
ミルクと相性抜群、しっかり出すと渋みと香りがたまりません。
我が家でいつも買うのは、ティーバッグタイプですが 丸くて平ったいんです。
現地の人は仕上げに、ティースプーンの腹でティーバッグをグイグイ押して渋みを出す…

英国のミステリードラマとか見てても、CAR SOS 見てても、ふたこと目には

「お茶でも?」

ってなりますね。
今ではイギリス人もラテだのカプチーノだのって飲みますが、夫が通いだした頃は TEA のみ。
やっぱりお茶よね!
今年はマン島ラリー復帰するので、家事消費分もお土産分もTetley 山ほど買ってこなきゃ…
(Tetley 切れしてる人、何人もいるので笑)

ア ★ マ ★ ダ ★ イ

日曜日、おそらく夫の『一番』であろう古いお客様から頂き物。
(それだけ古いお客様と変わらずお付き合いがある、ホントに嬉しいことです)

…じゃなくて、頂き物。
タラーン ♫

アマダイ
(いきなり焼いてる姿で恐縮です 笑)
アクアバッツァで頂こうと決めて帰ってきたので、

鱗を引いて〜ワタ取って〜

ところが。
うまく包丁が入らない…なんかおなかがスカスカ、空っぽな感じ…
そうです既にカマのところからかな?腹を開かずに!内臓が取り除いてくれてありました。
す、すごい…


彩のいい野菜はなかったのですが、セロリ・玉ねぎ・アスパラガス・トマト・蕪 この辺りを入れ
あさりと炊きました。
仕上げに、真っ暗な庭へ出て行きほったらかしでかろうじて生えているイタリアンパセリを散らし、
スープ多めでパスタと合わせました。

アマダイがどこにいるかわかんないね…
でもとっても美味しかった ❤︎
ごちそうさまでした!

***
冷たい雨降る定休日。
バキュームパックを買い求めてきました。
そう、競技車の一時輸出を目前に控えて、同梱品の準備も済ませておかねばなりません。
既に同梱品のリストと写真はできています。
1か月以上コンテナの中、赤道直下を通って進むのでカビ対策のために安全装備などは真空にして
載せます。
安全装備は競技中に装備しているので、どんなに気をつけていても対策しないとカビちゃうんです …
2人分。
先日の雪のラリーは夫だけ出場したけど、次は一緒なのね(当たり前か)。

昨日の『鮮やかで美味しい』晩ご飯に触発され、今日もいい気分で台所に立ちます。
今日はいちごジャムとりんごジャムを煮ました。
それから『白い冬野菜いろいろのポタージュ』も。

ネギ・白菜・蕪を使いました。
甘くて、優しい味に仕上がり、体の芯から温まりました。

English Breakfast

今年の5月に向けて、Mk1 の整備を進めていますが何せ随分長いこと放置したので…
だいぶすねてる。
何とかして間に合わせないと。

***
2019年を最後にイギリスは行ってないので、イギリスメシもとんとご無沙汰。
でも最近は、市場でマッシュルームを大袋で買うことがあり、朝の食卓が楽しい。
本場はまるでディナーのようなボリュームですが、

卵、今日は “Sunny-side up”(目玉焼き:卵黄を日の出に見立ててこう呼ぶ)
ベーコンペラーン
ソテーしたマッシュルームコロコロ
写ってないけど、焼きすぎ!の一歩手前のトースト
ミルクティー

これだけでも雰囲気はそこそこ、日本人の胃袋には量的にはこれでたくさん。

ソーセージとか
ハッシュブラウンとか
焼きトマトとか
ベイクドビーンズとか

あぁ…
これは2016年、渡英して一夜明けての朝食。
(これはだいぶ控えめ)

もうちょっとさかのぼって、これは2013年。

何年ぶりかな、English Breakfast 。
今年は都合で突貫/弾丸の旅程。
食べられるかな…
島の定宿の朝食は、焼きたてのクロワッサンが美味しいコンチネンタル(略式)なんだな…

お鍋

週末、久方ぶりに車両の引き取りに同行しました。
思えば、従業員が居るようになってから、そうした場面での私の出動はとんと減っていました。

ひととおりの業務を終えてから、730pm を過ぎた頃に店を出て帰宅したのは 9pm 前でした。
その日は鍋にしようと思っていて、鶏肉のお団子の種は作ってありました。
娘がその先の準備をしてくれたので、帰宅すると部屋は湿気を帯びて暖かく、いい香りがしました。
お正月に頂いたカニ(冷凍してありました)と鶏団子で、水炊きにしました。
ポン酢で頂きましたが、それも娘がちゃちゃっと作って(買い置きやめました)くれました。
〆は蟹味噌を使ってお雑炊、ネギの青い部分とさっと炊いて仕上げに溶き卵。
正月の贅沢料理の残り福、といった感じです。

縁あって嫁いできたのは 21年前の今日。
この家で初めて迎えたクリスマス、業務の後にその日は納車に出かけてまさかの『すき家』。
豪華なディナーを期待していたわけではないんですが、唖然としました笑

ずいぶん時間が経ったのね…体も心も温まる夕餉になりました。

そうだ、お墓行こう2022年末

早いもので年が改まって半月が経とうとしていますが、年末の店主ファミリーの恒例行事を記録
がてらココに残しておこうと思います。
どん詰まりの墓参(石川県)。
去年はあちらで元旦を迎えました(コンビニメシだったけど笑)が、今年は1泊で帰ってくることに
したので、最低限の支度(煮〆)をして、お正月っぽくお花を活けて出かけました。
松は五葉松。
2種類の菊の存在感がアレンジを引き締めてるように思ってますが、どうでしょう…


***
11月に義兄(夫の長兄)を納骨して、ひと段落。
最初の年の瀬ですので菩提寺とお墓と、石屋さんと巡ります。

暮れの恒例パーティーがハネて、帰宅して帯を解いて(今年も和装で行きました)お風呂に入って
仮眠して、午前2時過ぎに横浜を出ました。
私の運転で横浜スタート(岐阜から北は雪かもしれないのであちらに行ってからは交代したくない)、
以外と車の量が多い…トラックばっかかと思ったけど全然で。
こんな時間だけど、出た時間はいい判断だったと安堵。

岡崎で給油、そこで運転を替わって北上します。
クリスマス寒波でどっかり雪の降ったあと。
郡上八幡の先から、窓の外の風景は真っ白です…

予報では、1泊2日の旅行中にはあたたかめで雪にならない(雨)ハズですがどうだろう。
もちろんスノーブーツは全員持参しています。

夜中の2時に出た甲斐あって、朝食は近江町市場で海の幸と金沢おでんを頂きました。
金沢おでん…車麩とか、たことか、あと赤巻きって呼んでるっぽい朱 / 白のうずまき状のかまぼこが
入ってるのがおなじみの景色。

あったまってさぁ、ミッション開始。
菩提寺でご挨拶
お墓を清めて、正月のしつらいを済ませ

石屋につけ届け(お墓の引越しでまだお世話になるので)
…と思ったら、墓誌の文字間違ってるしね!
しかも納骨でお出かけ中だったので、菓子折りに書き置きを残して、了。
お昼を少し過ぎた頃には、ご先祖廻りのミッションは全て済ませました。

12月30日ともなると休館 / 休業の場所が少なくないので、観光して回るにも限りがあります。
兼六園に隣接する、前田家ゆかりの歴史的建造物が歴史博物館的に公開されてるんですが、年末年始は
やってないし…
いくつか残っている武家屋敷、やはりほとんど閉まってる。
夫の長女が建築を生業にしていることもあり、建物を見て回るのが(そもそも私も大好き)金沢の
楽しみの一なのですが…
遅めの昼食をとりながらひがし茶屋街を散歩、お茶屋さんの建物をそのまま公開している『旧中や』へ。
三つ折りのリーフレットを貰って、建物を見て回ります。
当時の茶屋街のお茶屋さんの見取り図が小さく載っていて、変体仮名を習字で学んでいる娘と
「コレは読めるね、こっちは何て読むんだ?」…

これは電気が通ってからのでしょうから明治以降のものでしょうが、でも菊菱の細い飾りが施された
電灯、細かいところまで行き届いています。

私が小さい頃はまだこういう建具無くはなかったなぁ…
お手洗いの木の扉です。

窓に入っているガラス、おそらくかなり古いものなので表面が波打ってるんです。
味わいもあるし、当時の最先端だったんだろうなぁと推察できます。
歴史的建造物は、当時の手仕事のぎっしり詰まった玉手箱のようで、意匠や色使いも含めてとても
惹かれます。

ひがし茶屋街をもう少しお散歩。
どのお店も新しい年を迎える支度は万端で、思い思いの門松が目に鮮やかです。
ド定番の門松から、さすが金沢…と唸るようなのまで。
洒落てますよね…

海鮮ものばっかりも飽きるので、晩は変化球にお肉を食べて大晦日の市場に備えます。


さて、明けて大晦日。
8 時前には近江町市場へ。
お目当てのお寿司屋さんの開店は 8am なので、どこで何を買おうか物色しながら時間を潰します。
炙りのどぐろ丼、だの海鮮全部盛り丼、だのとたらふく食べたらお正月のお使いをします。
八百屋さんであれこれ購入。
加賀れんこん、加賀春菊、金時草、立派な椎茸、柚子、わさび、蕪(大きかったぁ…)それから
生麩(蓬・粟)も買いました。
八百屋さんで、飾り用の五葉松とか南天とか買えるんだ〜南天は拙宅の犬走りに勝手に生えたのが
育ってきたから、買わなくても大丈夫 笑

加賀れんこんは帰宅したから花れんこんにして、生麩は煮ます。
炊いて出かけた煮〆と合わせて、元日には…こんな感じになりました ❤︎

日本海の冬の幸は、カニと鰤(ぶり)。
11月に納骨に行った時にはカニの解禁直後で、市場も街もカニフィーバーしてました笑
市場といえば新鮮なまぐろ!と思うのは、外海(太平洋)に向いて暮らしている人の話。
日本海で冬のおごちそうは何と言っても寒鰤!
我が家はみんな鰤大好きですから、買っていかない法はない!
この時期は必ず冊(さく)で売ってるので買って帰ります。
お刺身で、表面の色が変わりやすいので変わってきたらたたき(炙り)にしてポン酢で食べるのも
また一興…。
隣には立派な切り身に、カマも一山に3つ入って売ってます(安い)。

手前のイカも立派ですよね…
別の店で立派なゲソを山盛り買いました笑

混んできました。
わーっと買い物したので、さっさと退散します。
930am には、金沢東IC から北陸道に乗っていました。
だいぶ余裕があります…雪はあちこちに積んでありますが道路は乾いています…
1015am 寄り道して、白川郷(岐阜北部)に到着!
合掌造りに雪の残る、そんな山あいの冬の風景に出会ってきました。

驚いたのは、東アジア系の観光客の多いこと!
名古屋や、大阪あたりの大型観光バスが駐車場にひしめき合ってると思ったら…そういうことらしい。
五平餅かじりながら集落をぐるり散策、栃餅を見つけたので迷わず購入してプチ観光はおしまい。
1130am には白川郷を後にしました。

あとはひたすら走って東名の夕方の渋滞をギリギリ回避!6pm 前には家に着きました。
明けてお元日。
少しだけゆっくり起きてから、出汁をひいてお雑煮の支度をして、ささやかですがお祝い膳。
(我が家には雑煮椀がない…根来塗のデカいお椀でいただきます笑)

店主の家の年越し、慌ただしくも平和で穏やかなものとなりました。
こうやって年を越せたことに改めて感謝しながら…小正月に年末年始の記録を投稿します笑