旅のおまけJUN2025 ① チェスタートン風車 

親として、大層感動した娘の作品の展示から一夜明け。
前日の Young Artist Competition 受賞の副賞として、現地の画材などを扱う hobby craft ってお店のバウチャーが贈られました。
使って帰るぞ。

ってことで、宿泊先からほど近い Stratford upon Avon のお店がデカそうなのでそこへいきます。
娘は画材をじっくり見て、自分の好みの補充したいものや国(マーケット)の違いによるストックの違いなどを満喫したようです。
だいぶ脱線もしましたが笑

しかしハンドメイドに欲しいものが、わんさかありました。
ヘリウムガスの充填器なんて、その辺りにフツーに売ってるものなの?!(下左)

ママの目が♡になっちゃってる間、孫はじじばばと彼女なりに楽しんでいます。
ハンディファン(右上)
手動(ハンドル)+ミストも出せる!
どうやら日本でも売ってるらしいけど、エコで安全よね。
モーターや電池が爆発したりする心配もなし。

***
この日の朝。
朝食をとる前に夫が
「近くに、ちょっと立ち寄れるようなところはある?」

キタ…
急に来るのです…
なので、
仕事で渡航している時には、訪問先との時間の兼ね合い(アポイントの時間、時間余っちゃった等)で道中や周辺に地域の名所…といっても、景色や街並みが綺麗なところとかちょっとした遺構的な場所を探しておくんです。

今回は急遽決まった上に弾丸だったので、身構えてませんでした…うかつでした笑

朝食をとりながら慌てて Google Map で調査開始!
15分くらい走ったところに風車があるみたい。
hobby craft 開店前に、行ってみることにします。

最寄りまで来て、アプローチの道かと思ったところには道はなく。
別の場所(下図丸印)に、道路のちょっとした窪みがあるくらい。

あったあった…
柵の切れ目に木戸、そして小さく “Public Footpath” いわゆる遊歩道です。
木戸は閉まっていますが、緩めに輪っかにしたゴムが引っ掛けてあるだけ、つまり出入りできます。
私の経験則として…
– 草原の柵に木戸のあるところには、Public Footpath あり
– 何もない1本道でも、ゴミ箱のあるところには人の営み(人家)あり


さて。
木戸を開けて進んでいくと、ちゃんと草も刈られていてアプローチまでは整備されています。
風車ですから、この丘は辺りで一番高いんでしょう…ぐるっと見渡せます。
我々の日常では、空はこんな風に見られない!
遠くに風車が見えています…ちょっと変わった形をしてるんじゃない?

チェスタートン風車 17世紀に建てられたそうです。
Wiki によれば…稼働部分が残っている、イングランドで最も古い塔式風車なんですって!
10年近く前までは一般公開日もあったようで。
周りにライトアップの設備とかも残っていました…今はどうなのかな。
周りには麦畑。

12年前の動画を見つけました。
塔の中には、木製の何か構造物が見て取れます。
現役当時の姿なんでしょうか。

作業場(アーチの上、窓があるところ)の様子はもちろん分かりませんが、Wiki によれば木製の階段でアプローチしたそうで、フタがされていました。
小麦を挽いていた石臼が残されていました。

風車を背に、遠くまで見渡せる小高い丘から風景を楽しみ、強めの風にココに風車があることに納得。
遊歩道では1組の赤ちゃん+ワンちゃん連れに会いました。
散歩にはもってこい。

車へ戻ると、道路の窪みには4、5台は来てました。
1組はバスケットを持ったお母さんと子ども2人。
日曜日なので、お外でブランチですねきっと。
こういう時間の過ごし方、多くの日本人は考えられないだろうなぁ。

え何もないじゃん
ココで何すんの

目に浮かぶようです…

もちろんいろんな人がいます。
Service(Motorway:高速道路 のサービスエリア)に子供を連れてきて、子どもにスマホでYouTube 見せて朝マック的なことしてたりとか、そういうのも見かけますから。
時代と共に、人も車も社会も変化していきますよね。

でも変わらない何かもあると、社会が意識しているかどうか…その辺りって大事な気がします。

価値ある車、Mini って知ってる?

娘がコンペに出した絵が、博物館に展示される日がやってきました。

British Motor Museum のInstagram でも、紹介されました
1人1人、フォトセッションの時間があって、作品のたもとで写真を撮りました。

作品には、絵描きによる説明文が添えられています。
これはエントリーの時に提出したものです。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = =
Do you know the valuable car ,Mini?

My father is a mechanic and Mini specialist. I grew up watching his work.
In a world where disposal cars are the norm, I wanted to convey through my drawing the appeal that can be repaired and used for a long time.
= = = = = = = = = = = = = = = = = = =
いかにもウチらしい切り口だと思ったのは私だけ?
雑誌の表紙に着想を得て、こういうカット割りになったそうです。

他の2カテゴリーの受賞者も、メッセージ性の強い作品でした。
絵の上手い下手だけでなく、テーマに沿ったものであるかその辺りも評価に大きく響いたに違いありません。

娘の用件で渡英するなんて、大変光栄な話です。
彼女を誇りに思います。
この先、彼女の行く末に何があるかな。

イギリス暑い(湿度は低め)

突然ですがイギリスに来ています。

今回はラリーでも、店主の仕事の用件でもありません。
娘の用件、なんです。


4月のラリー絡みの渡英の折に、British Motor Museum で公募していた “Young Artist Competition” に応募してきました。
テーマは『環境と自動車』。
古い車のお世話をするガレージで育った娘にとって、このテーマはアイディアを紡ぎ出すのは比較的やりやすかったようです。
当然、Mini を使って表現しました。
4月末に締め切られ、娘はどんな作品が受賞するのか、気になっていました。
5月の私の誕生日の頃、「そういえば随分時間が経ったけど、どうなったかね?」そんなことを話していました。

そして6月1日、娘の元に1通のEメールが。
  congratulate you on winning … ??
 6月21日(土)11時にあなたとご家族を博物館に招待しますって…
 事情はわかってるからチャット等で対応もできるので、って…

作品は、会期中の “The Gallery 2025” (自動車の絵画や造形の)に展示されるらしい…
さぁ大変だ。
当初は店主の業務の都合で同行は微妙でしたが、どうにかやりくりがついたので(渡航費大変だけど…)4人でいくことにしました。
こんなことは滅多にないこと、しかも自動車の博物館で開催している展覧会に作品を展示する栄誉を受けるとは。
いかにもうちの娘らしいではありませんか笑

博物館の近くの、Motorway の Service にあるいわゆるビジネスホテルのようなところに宿を取り、これを書いています。
日没は 21:36 、やっと空が暗くなって夜っぽくなってきました。

明日はどんな1日になるんでしょうか。

初挑戦 車中泊

我が家のタウンエース、実はキャンピングカーです。
後部座席は向きが変えられ、アレンジで対面のシートが出現します。
またフラットにもなり、荷室の高床とつなげるとそれなりの広さになります。

キャンピングカーは、だいぶ前から娘が欲しいと言っていて、小さいの(孫)も一緒に楽しめるからと購入を決断、インドネシア生産のトヨタ車を半年待って納車されたのが1年と少し前。
ラリーのサービスで、イベントで大活躍。
満を持して、一番やりたかったコレ…

車で出掛けて、全て1台で済ませる

車中泊!やってみます。
最初ですのでゆるーく、ハードルも低〜く…笑


場所も何も女房殿こと私が勝手に決めました。
今回は千葉県の君津(近っ)、クラブのロードラリーでもたまに使うエリアです。

ドのつく初心者につき
– トイレ
– 水道
– 電源
– お風呂(スーパー銭湯まで歩いて3分笑)

完備のオートキャンプ場?です。
ちっともキャンプじゃないね(車中泊です笑)。

横浜から小一時間で到着、2m x 2m のテントを横付けしましたが…風が強いのなんの風速8m!
ひとまず設営して、一服。
テーブルの上を見てわかるように、調理器具はホットプレートとガスコンロ。
荷物も増えるしやることも増えるので、定番の BBQ はしません。

6pm ボチボチ始めます。
火のまわりと調理は夫と娘に任せて、私は車の中で孫に食べさせたり食材や薬味を切ったり。
タレとか買ってしまえば楽チンなのかもしれませんが、家でも使ってないからどうせ余る…
だからいつも通り、複雑な味のものはできませんがいつもの調味料で済ませます。

 塩 / 胡椒 / ガーリックパウダー / 生姜(現場でみじん切り)
 醤油 / レモン / 庭のパセリ  おしまい笑

茄子を現場でたくさん切って、じっくり焼いて生姜醤油と絡めて…前菜。

保冷剤が強力すぎて、直接触れていたステーキのお肉が凍るというハプニングがありながらも、いろいろ十分美味しくいただけました。
握っていったおにぎりは、塩むすびだけ炙ってから醤油で焦がして焼きおにぎりに。
いかの一夜干しを店の冷凍庫に忘れちゃって…

もー風が強すぎるのでテントは一旦撤収、車内を雑魚寝仕様にアレンジしてから歩いてスーパー銭湯へ。
周りは田んぼ、青苗が強い風で水面に付きそうな勢いでしなだれています。
カエルの合唱を聴きながら、23:30 就寝…夜中に少し雨が降りました。


孫は興奮気味で、いつになく早起き…若干迷惑なことです笑

朝は、カセットコンロで支度をしました。
家で焼いて持参したチャバッタを切り分けて、一部をフレンチトーストに。
自家製ロースハムもスライスします。

残りのチャバッタはフライパンで焦げ目をつけて、目玉焼きと頂きました。

初めてにしては上出来なんじゃない?


特に予定も立てておらず、特産物くらい買って帰ろうと少し調べたところ、富津は海苔の養殖が盛んみたい。
富津影丸、住宅街の中にポツっとあってなんだか変だけど、とりあえず行ってみます。
看板はあった…古びた木に筆字で「影丸 影丸」…敷地のでっかい普通のおうちだよ?
おそるおそる入っていくと、作業場っぽいところに人影。
「あ、お買い物ですか?どぞー」

おもむろにのぼりを壁に立てかけて…笑

ココは思いっきり作業場で、でっかい機械がいつもありました。
その脇を通って一番奥に小部屋があって、一応そこが直売所。
脇には漁師さんが使う網。
おかみさんが現れて、徳用の海苔や佃煮などあれこれ購入できました。

場所を移して、アサリと蛤も買ってさっさと帰宅し、家でゆっくりしました。
占めて、出発から帰宅まで 24H ちょうどでした。
満足!

晩ご飯はもちろん…ボンゴレビアンコです ❤︎
こんな立派ないけすで管理してますから、砂抜きもバッチリ!開かなかった貝は1コだけでした。

旬の味わい、久々で美味しかったです。

キャンピングカーでキャンプっぽいこと。
初回にしては十分だったんじゃないかしら。
次はどんな風にしようかな…

思ったより寒くない北陸

年末、菩提寺へご挨拶へ行きました。
1泊2日の加賀行きを綴ります。


12/30 4am 前に横浜を出て、岡崎で給油しながら持参したパンを車内でほおばり、名古屋をぐるりと
囲む環状道路を経由して一路北へ。

途中、シャリシャリの路面を車で抜けて 1030am 金沢に到着。
金沢は降っても雨の、あちらとしてはあったかめ予報。
まずは今回の目的、津幡町の菩提寺へのご挨拶を済ませます。
元旦の大地震では、ご本尊とお花以外は残らず床へ落ちたものの、お御堂の中の損傷はほぼ
なかった
そうですが…
本堂自体が 2cm 横へずれ、本堂と続きの母屋は漆喰の白壁が全部剥げ落ちたと伺いました。
震源にほど近い、同じ宗派のお寺さん…菩提寺のお住職が兄弟の親しくしているそうですが、そこは
『全壊』。
被災地の方々は、自身の被害の大小にかかわらず傷ついたと奥様は仰っていました。
もちろん被害が甚大だった地域の方の肉体的・精神的・物理的な損壊は計り知れませんが、同じ
エリアであの大きな揺れを経験した人は皆、同じように傷を癒すにこの1年を費やしたのだと
知りました。
輪島塗の塗師がまだまだ活動を再開できずにいる、と聞いたこともありますし、珪藻土の七輪も生産の
見通しが立っていないと言いますし、秋の大雨被害も追い討ちをかけて復興にはほど遠いのが震源に
近い地域の現状のようです。
せめて、みなさんが暖かくしてお正月を迎えられるとといいのですが。

***
お墓は引っ越しました。
引っこ抜いたお墓の隣には、夫の父の弟さんの家のお墓が建っていて今もそのままです。
せっかく加賀まで行くので、仏花を一対用意してお線香をあげてきました。

ひと通り「気が済んだ」(笑)ことですし、時分時なのでお昼にします。
何年か前、雪の降る寒い日に遅めのお昼を食べたことがあるお店、七味屋 さん。

名物は『おじやうどん』
煮込みうどんの中にごはんも入って、グッツグツで運ばれてきます。
あつあつ…お味もいい塩梅です。
添えてあるしば漬けが、味わいを引き締めます。
久しぶりでしたが、美味でした〜 また来よう。


小さい子(孫)も一緒ですから、観光をするにはまだ早いというかなんというか。
そんな時は…消え物 笑
今年は、金沢に3つある茶屋街のうち にし茶屋街へ。
ひがしの方が規模も大きく賑やかですが、茶屋街の雰囲気はしっかり残っています。

小さな料亭が点在する中、新しいお店もポツポツ出店しているこの先も楽しみな通りです。
茶屋街の入り口にある老舗の和菓子屋さんでお使い物やらを買ってから、インスタでフォローしている
甘納豆屋さんへ。
モダンな作りの新しいお店で、地元のお豆を中心にたくさんの種類の甘納豆が店頭に並んでいました。
あれもこれもキリがないので、干支のパッケージの金時豆の甘納豆と元日が賞味期限のしたたり餅を
購入。
道中つまんでもよし、帰宅後食べてもよし ❤︎

いつも泊まるホテルへチェックイン、いつも行くステーキハウスで晩ご飯を食べて、いつものように
コーヒーを買って部屋へ戻り。
いつも通りの金沢の1日が終わろうとしています。
いつもと違うのはちっとも寒くない、ということ。
用心して行きましたが、この日は拍子抜け。

翌日は大晦日。
いつものようにホテルから歩いて行かれる近江町市場で朝食を食べて、いつものように買い出しを…

旅のおまけ『 Fish Cake 』

イギリスメシを代表するのは、ご存知 Fish & Chips 。
よくイギリスメシをこき下ろす人がいますが、その辺りの話はまた別の機会にするとして、その量に
うんざりして美味しいものも美味しくなくなった経験はあっても、不味かった経験はないんです。
ま、日本同様、四方を海に囲まれた島国ですから海産物は美味しいに決まってますよね…
材料は cod(タラ)haddock(モンツキダラ)、ロンドン辺りだとカレイを使うなんて聞いたことも
ありますが、ロンドンの空港にしかいつも用がないので…ロンドンの事情はよく知りません笑

さて、今回何度か Fish & Chips 他、Fish Finger などいわゆる魚を使ったイギリスメシを食べたり、
人が食べてるのを横目で見たり(笑)してきました。

Fish Finger というのはスティック状にした魚の揚げ物。
草履みたいなサイズのメインミールの Fish & Chips はとてもとても食べきれないので、よく
メニューの
”Startar”(前菜)に載っているFish Finger を頼むことがあるのですが、今回出会った
Fish Finger は…
(Baguettes の欄に載ってた…こういうことだった…)

“Bite” に載ってた Fish Pie にすりゃよかった…
ちなみにFish Pie は、調理した魚などをマッシュポテトで覆って焼いたもの。
タラとサーモン、みたいに数種類のシーフードを閉じ込めたものも食べたことがあります。

“Fish ナンチャラ” について書きましたが今回もう一種類食べた “Fish ナンチャラ” が

Fish Cake

簡単に言うと、コロッケの挽き肉が白身魚に置き換わったような、そんなお料理。
旅の最終日にコッツウォルズで立ち寄った The Chip Shed で夫がオーダーしました。
なかなかオシャレなお店で、それでいて美味しくて。
take away もお客さんひっきりなし、納得のお店でした。
これが例の Fish Cake 。

食事してる時から2人で「これは家でできる!」とやんややんや。
帰国後 最初の月曜は、夫が長姉の病院の用件あってそれどころではなかったのですが、このお休みに
作ってみました Fish Cake !

見栄えは、お店のそれより劣りますがとにかく出来たっ!
ジャガイモを美味しく食べるレパートリーが増えました ❤︎

旅のおまけ『島で4回も会った人』

チャールズ3世の戴冠式の翌日5月7日に日本を発った我々は、翌日8日遅くにフェリーで島に
入りました。
翌9日に飛行機で入ってくるメンバーがいたので、サービスの備品を改めた後に空港へ(歩いて笑)
迎えに行きました。
フライトが少し遅れたらしく、空港でお昼を食べて待つことにしました。
我々の定宿 Sefton Express から徒歩で行かれる島の空港 Ronaldsway Airport は、コンビニ的な店や
さらっとご飯を食べられる簡単なお店もあるので、時間のあるとき散歩がてらゆったり過ごし
たりと、
なかなか便利な場所でもあります。

おばちゃん1人で切り盛りしていますから、食べられるものは限りがありますがでも十分 ❤︎
我々は渡航中の暴飲暴食をなるべく防ぐために、『本日のスープ』をオーダーしました。
あちらは、今でこそ生野菜が満足に食べられるようになりましたが、少し前までは

キュウリ輪切りどんどーん
レタスひらひらー
おしまい
 こんな感じで、まぁ期待できないものでした笑

寒い国だし、野菜は煮込んでスープ(どろっとしてます)が、食事で外さないポイントの1つ。
ココの「本日のスープ」は、かぼちゃのスープカレー&コリアンダー風味。
なかなか美味でした。

ところでこのおばちゃんとは、1週間の滞在中に4回も行き会ったんです。
信じられますか?
毎日空港に会いに行ったわけでもないし(シフトで居ない日もあるだろうしね)
ラリー関係者でもないからグランドスタンドで会ってたわけでもなし。

① 9日 空港でランチを買った時
② 翌朝(10日)キャッスルタウンの大学まで朝散歩に行った時
③ 13日 ラリー後表彰に出かける前に腹ごしらえをした行きつけのパブ Whitestone Inn で
④ 15日 島を出る日の朝

③は土曜の夜。
パートナーの人と一緒で、ピンクのワンピースを着てドレスアップしてました(カワイイ)。

④はフェリーのチェックインに合わせて5時に定宿を出て Ballasalla の町の中心へ向かう道すがら。
出勤前なのか、空港へ向かってスタスタ歩いていた彼女とすれ違いました。
空港で食事を頼んだ時にどこから来たのか尋ねられ、ラリーをしにはるばる日本から来た話をした
ので、トレーラーで競技車を引っ張っていた我々のことはすぐわかったのでしょう、目が合いました。

すっごいなぁ…来年また空港に行ったら、彼女いるかしら。

旅のおまけ『Castletown “George Hotel”』

キャッスルタウンは、マン島の南西部に位置する海沿いの町。
その昔は首都だったそうで、イギリスの「保存状態の良いお城」ベスト5に数えられる
Castle Rushen があることで知られます。

お城のそばにはモニュメントがあり…
(画像は Wikipedia より。お城側からモニュメントを見たところ。)

ラリーの時だけ、車道から右へ向かい広場(当時は時間貸の駐車スペースとして使用)を通って
奥を回ってモニュメントをシケイン代わりに使う名物コーナーがありました。
下の写真は 2009年 Rally Isle of Man の 氣谷・溝井組が、モニュメントをパスするところ。

キャッスルタウンは、我々の定宿 Sefton Express がある Ballasalla (バラサラ)からほど近く、
ご飯を食べに行くにも便利なところです。
1枚目の写真、モニュメントの向かって右に写り込むのは George Hotel 1階はパブになっていて、
いつも我々の胃袋がお世話になっています笑
今年もお世話になりました〜

正面の入り口の上はバルコニーになっていて、かつてのラリーではキャッスルタウンのタウンステージ
実況をしていたこともありました

バルコニーを見上げながら、長い指で持ったマイクをこちらへ向ける Bob さんを思い出していました。
戻ってきたよ。

『次の通信』…できなかった笑

1つ前の投稿で予告したにもかかわらず、通信しないまま帰国しました。
月曜の朝のフェリーでメインランドへ戻るところまでは予定通り(Liverpool 10am 着)。
ささっと片付けをして、

– ダメ元で、リニューアルした British Motor Museum(Gaydon)へ向け、出発。
– 閉館1時間と少し前に到着、Archive Room のボスと再会。 ← ココ重要
– 博物館を駆け足で見学。
– プラプラ南下しながら、Cotswoldsの数ある町でも人気が高い Bourton-on-the Water へ。
– Bourton-on-the Water の公営駐車場で、帰りの BA7便が欠航になったことをメールで知る。
– そこで慌てて、代替便へ手配 → オンラインチェックインを済ませる。
– ホッとひと安心。散歩・夕食、メンバーのささやかな誕生日のお祝いをする。
– ロンドンへ。レンタカーを返却。
– 予約したホテル(2019年にも滞在)が移転しており、タームナル5 から歩いていけないことが発覚、
深夜にまさかの路線バスでホテルへ向かう。
– 翌朝、前日のうちに手配した、代替便の出発するターミナル(5→3に変更)へ、ホテルの有料
シャトルバスで向かう。
– 代替便は予定通り出発。約3時間後にはフィンランド ヘルシンキに到着。
– 約3時間の乗り継ぎを経て、Fin Air AY61 便で午後イチ 羽田に到着。

とまぁ、こんな具合でハチャメチャでした笑。
ともあれ無事で、相変わらずの慌ただしくも楽しい旅は幕となったのでした。

この先は…いつも以上に働きながら、ガレージの様子に加えて「旅のおまけ」シリーズで、今回の
渡航の様子を詳しく記したいと思います。
ラリーの前、ラリー中、そしてラリーの後+上記のドタバタフィンランド経由まで。
しばらくまた、お付き合いください。

ひとまず…ただいま。

応援ありがとうございました

Manx National 2023 無事、最後まで道の上にいることができました。
島の皆さんや、ラリー関係者の方々がたくさん声をかけて下さり、Covid を経て戻ったことを
とても喜んでくれました。

ローカルルールに戸惑いながら、焦りながら、グダグダしながらもどうにか乗り切りました。
総合65位、クラス3位。
ちなみにリタイヤが57台(エントリーリスト総数は139台)。
どれだけタフなラリーだったか、想像して頂けると思います。

表彰式でトロフィーもいただきました。
あろうことか、Best International Crew なる賞までいただいてしまいました。

月曜朝のフェリーでメインランドへ。
夜にはヒースローという駆け足スケジュール、今回は不義理をしちゃう人何人もいますが…ご勘弁。
次の通信は、ロンドンヒースロー空港近くのホテルから…の予定です。