私の行ったことのある国はいずれも英国連邦です。
海外渡航は車の用件のみですので、当たり前といえば当たり前ですね。

ひつじ。
ご存知の通り、毛は主に糸状に加工され織ったり編んだりして衣服などになります。
日本ではあまり馴染みがないですが、食用としても(ラム・マトンなど)一般的です。

イギリス、オーストラリア、ニュージーランド。
車で走っていると、その羊の多さにあっけにとられます。
ニュージーランドの例ですが、2012年の統計によると人口1人あたりの羊の数は7頭。
これでも地球規模の温暖化の影響で減ったんだとか。
1982年(30年前)には1人あたり22頭だったそうです。

イギリスでも羊の数(放牧地)は減っていて、あるものが羊に取って代わって増殖中。
それは…
バイオ燃料用のトウモロコシ。
これまで牧草地だったところが、一面背高ノッポのトウモロコシ畑にじわじわ鞍替え。
ウェールズの友人宅の隣りの敷地もそう。

neighborhoodsheep
よく生け垣越しにメーと目が合ってたのに、ある年訪れたら見慣れない風景が。
世の中移り変わっていきます。

一方で、マン島の古来種である Loaghtan Sheep(ロフタン)は、保存の為に
Cregneash という島の南端近くの集落で飼育されています。

loaghtansheep

パっと見てわかるように、一般的な羊とは色が違います。
彼らの生成りは「茶色」。
ですから、生成りの毛糸で作った指の出るミトンは…こんな感じ。

IMG_0100

一帯は National Folk Museumとして整備されています。

DSC_0480 のコピー

そんな、ひつじたち。
田舎…でなくてもたくさんいる、ひつじ。
人の生活の隣りで生活している彼らが牧草地から出ないように、道路や鉄道に
出てこないようにする仕掛けがあります。
イギリスでは “Cattle Grid” と呼ばれます。

cattlegrid

金属の柵やパイプを並べたものが地面に仕込んであります。
蹄の彼らが歩きづらいようにという仕掛けです。

私は、夫と一緒にラリーと呼ばれる、2人1組で行う自動車競技に出場します。
ラリーについては、別の機会に詳しくそしてわかりやすく紹介したいと思います。
ラリーの SS(スペシャルステージ:競技区間)に使われるのは農道も少なくないので、
ステージ中にグリッドを通過することがあります。
路面状況がそこだけ違う(主に金属)ですから、Recce(レッキ:事前に
許されている試走)の時にチェックしておく必要があります。
本番はそれなりのスピードですから、車体もハンドルもニュートラル(中立)
にしておかないと、滑ってもんどりうって細くなっている間口のポールに激突です。

snuff_the_grid

本番中、ひつじなど家畜がステージに居る…全く無い話ではないんです。
うっかりぶつかれば、修復はまず不可能。
競技車は全開ですから、相手が野うさぎでも致命傷になります。