いつもの車検整備。
うーん、いつもより数値(排気ガス)下がんないなー。
燃焼効率の低下などを疑います。

シリンダーヘッドを開けましょう。

あ〜これは…
バルブ落ちてる〜
シート打ち替えだ…

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フツーならココから外注作業(機械加工)です。
今は、老舗と呼ばれた加工屋さんも高齢等の理由で畳むところが多く、
作業依頼が集中してしまっていて、仕上がりに数ヶ月を要するなんてザラ

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グレイスには設備と経験があります。
店主が学生の頃からお世話になり、いろいろ教わってきた上出のような某老舗加工屋さんから、
昨秋機械を譲り受けました。

加工はグレイスの数値/感性で、ココでできるようになりました。
加工ができるようになったのに伴い、バルブガイドなどエンジン廻りのパーツを在庫しています。
これで、数ヶ月を覚悟してきた加工が、わずか数時間で済むようになりました。

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ずっと温めてきた Fiat を、店主60歳の節目を機に2020年、当ガレージに招き入れました。
7月、いよいよ1台目が納まります。
2台目のエンジンがかかって、こちらはこれから、乗ってくれる人との出会いを待つことになります。

エンジンかかって?
そう、グレイスを窓口に走り出す Fiat たちは少なくともエンジン開けます。
たて続けに2台やって、それは揺るぎないものになりました…今後も販売する車はエンジン開けます
特に空冷エンジンは、シリンダーピストンとヘッドは必ず見るべきだと思います。
シリンダーのボーリング加工などももちろん自社作業なので、十二分によみがえります。
シリンダーヘッド(アルミ)も手前共でリペア可能です。
これまで主軸に(これからもですけど)扱ってきたミニに比べれば、クランクシャフトまで至っても
1/5〜1/6 の手間程度です。
作りが簡素?
と言うよりはむしろ合理的と言った方がふさわしいように思います。
必要にして十分、触っていてさすがと唸ることがしばしば。
ミニといい Fiat 500 といい、さすが『ものづくりの国のアイコン』です。
どちらもそれぞれ、その国のものづくりの魂が投影されたような車です。

そんな車に敬意を払いながら、より良くするためにグレイスは手を動かします。
Bespoke(別注)のカバンのように、使い方に沿った仕様を提案します。
ボディーも機械加工もぜーんぶ目の前で見られます。
別注のカバンは細かい修繕からずっとお世話しますよね…それと一緒です。
どんなお店を選べば、長く使えるか…そこで店を選んでほしいです。
どんどん好きになれば、ずっと傍にいる『相棒』になるでしょう。
長く使ってもらう=耐久テストでもあるんです。

グレイスはこんなガレージです。
先を見据えて、若い有能なメカニックももいます。
ボディワークも大ベテラン監修の元、若い人材が手を動かしています。

総合的にこのガレージを見て、判断してほしいです。
常に車が最優先、車が道具として元気でありながら且つ『遺ること』を目標に
私たちは携わっています。