風薫る五月、外へ出て深呼吸。
まとまった休暇を利用して旅行に行くにはもってこい。

でも今年はそれができない。
海外のそれ程ではありませんが、ウィルスの感染を防ぐために集まること(イベントとか)はダメ、狭い場所で人と会うのもダメ…
人の移動を制限して感染拡大を防ぐべく、社会全体で力を合わせているところです。
目に見えない敵、忍び寄る脅威。
無作為に爆弾が空から降ってこないだけマシ、食べ物が手に入らないわけじゃない、でもこれは戦争以来の世界規模の難局。
間違いなく世界を揺るがした大事件として後々語られるでしょう…そう現実なんです、そして歴史になる。

公共交通機関を使って通勤すること、勤務先で大勢と群れてデスクワーク…
以外なことにオフィスに居なくても仕事ははかどるし、ひょっとして全然問題ないゾ…
そんな声、あちこちから聞かれます。
もちろん、ひと筋縄ではいかないでしょうでも、やらなければならない時はあるんです。
「いいんだよ、いいんだよ、(オレの代では)このままで…」
ダメなことがわかっているのに、やり過ごして済ませようという風潮。
世の中のみなさんには、ラリーを経験することを強くお勧めしたい。
ラリーは一目瞭然、道の上にいられるかいられないかが全てです。
世の中を見回すと、こんな人がたくさんいる…
とっくに道から落っこちて、車の腹が見えてるのに「落ちてませーん!」

学生→社会人 家には寝に帰ってくるだけ…そんな感じだったのが、コロナ騒ぎで家族全員毎日家に居る生活。
とあるお宅の奥様、ちょっと嬉しかったのは最初だけ。
毎日三食家でご飯は食べるし、細かいようですがお茶も入れてと声がかかる。
その人は思いつきで、料金表を貼ったそうです。
家の中でお金が回ってるだけ(外貨獲得できてない…)なんですが、外にも出てってないってことで…笑

これは余談として…

我々のガレージは、ココをおいて作業をできる場所はないので(認証工場は工場の外で作業ができません)いつもの場所で仕事を
しています。
生活の足の整備で訪れる方もありますが、そもそもワンサカ押しかけることもなし基本ご予約なので人が来てもポツリポツリ。
窓を開ければ上手になってきたウグイスの啼き声が聞こえます。
今、実際に仕事をしているのはいわゆる『現場』や衣食住の最前線。
食材・食料を販売、医療の現場、建設現場、ゴミ収集(普段よりゴミ多いですよねきっと)…
こういう『現場』以外で仕事をする職種は、この出来事をきっかけに働き方が間違いなく変わると思います。
通勤電車があそこまで混むことはなくなるんじゃないかな…

だってムダだもの、家で十分できるのに。
お金もムダ、時間もムダ、労力もムダ。

『格差』が生まれることを危惧する考え方もあるようですが。テレワークできる/できない で格差なんか生じません。
というより、格差と捉えるのがずいぶんうがった見方に感じます。
職種の特徴の一、違いの一、と捉えるのが自然だと思います。
どうしてこうも世相は、皆等しく皆んなおんなじにしたがるんでしょう…
「みんなちがって、みんないい」子どもも知ってる、有名な詩の一節です。

正直言って学校だって、教科ごとの勉強…というか記憶に主軸を置く『受験戦争』に向けた学習しかさせてないし、あとはといえば
未だに割とスポコン色の濃い部活(任意ですがね)くらい。
情操教育や、自分で考えて決断できる人間力を育まないなら、教科の学習なんてオンラインで学校毎に配信して登校なんて
最低限でいい…
そんな風にすら思えてしまいます。
記憶力で乗り切る受験戦争で勝ったところで、人としての成長や自立なんて見込めない。
生き抜くには『人間力』、人のせいにしていたんじゃ切り拓けない。

先日、娘が工作で使うレジンを買いに手芸屋さんへ行ったら、なんと会計を待つ列ができていて娘がたいそう驚いていました。
間隔を開けて並んでいるからたくさんいるように感じるのでは?と思いましたがそもそも、レジに行列なんてできないんだとか。
時間があるから普段できないクラフトワークかぁ…一瞬思いましたが、どちらかというとマスク作りの買い物が多そう。
今こそ、時間のないことを理由に何でも安価なものを買って済ませている毎日からちょっと脱却、手を動かしてみたらいいのに。
冷凍食品で済ませない、ひと手間かけて家族の健康を保つために食事に少し気をつけてみる、とか。
女性に限った話ではありません、私(私の家の代々)は厨房にも立ちますし掃除もします…むしろ掃除は伴侶より積極的です。
自分が、周りが身心共に健康な毎日を送れるように。
健康な身体には健康な心が宿ります、病は気からという古い言葉もあります。
人に頼むのではなく、各々がするんです。
自分ですること・できることが増えたら、何でも買って済ませることで忘れてしまった『自分でできないこと』の価値観が
変わるように思います。

長い通勤が減り、家で仕事をする人が増えたら、『待機児童』の問題も改善されるでしょうか。
お仕事柄、どうしようもない家庭もあるでしょうが、寂しい思いをする子どもが減るといいんですが…
子どもに手がかかるのなんて、ほんの10年やそこら。
我が家の末娘は、あっという間にティーンエイジャーになってしまいました。
一昨年結婚した次男のお嫁さんは、娘の10歳上…10年経ったら伴侶を得て新しい生活を始めるかもしれない。
10年経ったら?今年還暦だったわたしは70歳、人生のゴールまであとどれくらいあるんだろう。

今回の、新型コロナウィルス感染症が引き起こした様々な問題と、そのおかげで浮き彫りになった現代社会の悩みとこれから。
今起きていることは、決してギミック(巧妙な仕掛け)ではありません。
もし神が存在するのだとしたら、ひょっとしたら神の仕掛けた人間への試練、という捉え方もできるのかもしれませんが。
時間は流れ続け、コロナウィルスに冒される前の世の中に戻ることは決してありません。
コロナウィルスの脅威が去ったその時に時代に即した考え方に舵を切れるように、自分で決められるように!
「フリ」していれば済む時代は、もうおしまい。
目先の利益や儲けに血眼になる時代は、もうおしまい。
高度成長→バブル崩壊がいい例です(あれから何年経ったと思って!)。
物事にはなんでも理由があり、その先には目的があります。
この先は短絡的でなく、もっともっと中長期的な視野で物事を考えて社会は営なまれるべきです。
真の『豊かさ』のためにもっと視線を遠くへ。

自分のここからの人生が輝くように、無念にもこのコロナウィルスが原因で命を落とした人々の分も、1日1日を大切に
しなければバチがあたります。
まずは疫学の現場の人たちが、ウィルスを抑え込む手段を見出してくれることを待ちたいと思います。