(広告に掲載されている商品車等の情報は、2006年当時のものです)

ー 先のことを考えねば ー

ミニ生産終了から8年。

新車が生み出されていた頃は、世間一般どこでも後先構わずやりたい放題改造したり、何も気にせず部品も交換していたことでしょう。「ミニは部品がすぐ手に入るから…」ってな調子です。確かに純正部品あたりは、メーカーが品質管理の為にしかるべきメーカーへ大量に発注してコストバンスも考慮され、良質な部品が安定供給されていました。しかし、生産終了から5〜6年が経つといわゆるライセンスが切れ、次第に部品メーカーが変わったりしていきます。例えばサスペンションパーツ・ステアリングラックやトラックロッドエンド等、Rover 最終きまでは “TRW” という世界的に知られる優秀なメーカーのものでした。ところが2年ほど前にライセンス生産が終わったらしく、純正部品番号をオーダーしても他メーカーのものがデリバリーされるようになりました。MG Rover の部品番号でいうと、末尾に EVA と入っているのがそれです。メーカーとしては今後のコストバランスを考えてのことでしょうが、プロとして使用するこちらとしては、これまでのクオリティを保っていくのはとても骨の折れることです。私たちが使用する部品を都度現地より調達するのには、こうした変化をいち早く察知して策を講じるという目的もあります。パっと見て同じ形をしていても、どんなレベルで作っているか、入手困難(安定供給困難)になった素材の代替素材の良し悪しなので、出来上がりが大きく変わってしまう場合も多いのです。メンテナンスのレベルももちろん大切ですが、部品の選択はある意味もっと重要です。ボディワークなどの場合、使用するパネルによってはそれを選んだが故にかえって寿命を縮めてしまうおそれもあるのです。ですからテストは怠りません。どのメーカーのものが今現在入手出来る中で最良か、見極めて使用・販売します。同様に先のことを考えて、10年前・20年前の作業について分解の機会が与えられれば、それは絶好のデータ取りのチャンスです。

ホビーとしていじくりまわすことだけ考えていると、長持ちせず先がなくなってしまいます。手を入れることによって壊してしまうことも多々。商売にはなるのかもしれませんが…。ですから私たちはプロである故にお断りする作業・加工があります。部品の選定も同様です。効果のないことや著しく寿命を縮めたりすること、つまり先がなくなってしまうことを施すことはできません。例えばシリンダーヘッドのポートやバルブサイズは広げるだけ広げてしまうと流速が落ち、エンジンレスポンスは悪化するばかりです。また悪代しすぎたシリンダーヘッドはオーバーホールして再度使うことはもうできません。また、やたらに熱をもち燃焼効率も悪くなります。あとほんの少しのパワー欲しさに、肝心の寿命がぐっと縮む…愚かしい話です。別の例え…比較的お手軽なところでマフラーの選択、一部にやたら太いものを好む傾向がありますが、こちらも効果はありません。快適に乗れればオーナーの気持ちも安定し、長く所有することを望むでしょう。

長く、良いコンディションで乗り続けたい、そう考える方はぜひ私たちにご相談ください。最良の答えを私たちの長年得てきた確信の中から提供します、プロとして。

 

ー 当ガレージで販売する車両について ー

中古車の現状のままでの販売はしておりません。各気候の消耗の度合い・コンディション等をプロとして判断し、当ガレージの品質基準を満たすように手を入れてから販売します。ですから、決して安い車ではないかもしれません。しかし、オーナーになったその瞬間から使えるミニ、存分に楽しめるミニに乗っていただけます。市場に溢れる現状売りの中古車は安く手に入るかもしれませんが、買った時から「ココを直したら次はあそこがダメで…」といたちごっこが始まるわけで、こんなに壊れるなら!とすぐイヤになって残念なことに手放してしまうケースが本当に多いのです。こういう経験をした人から「ミニは壊れる」伝説が口コミで伝わり、いつしか乗ったこともない人の口からも「ミニはすぐ壊れるんでしょ」と言われるようになってしまいました。ミニに携わるものとして、誠に残念で嘆かわしいことです。大きな間違いなのに。消耗したものが放置されていたり、正しく処置していなかったりが殆どなのです。いわゆるミニ屋(に限らず自動車修理業)の水準やモラルの問題なのかもしれませんが、とにかく私たちはプロとしてそういう無責任なことはできません。ミニの印象が悪くなるのは許せないし、できれば少しでも払拭したい…ですから整備すべきところはあらかじめオーナーの手に渡る前に、処置をして販売しているんです。安く買えてもそこから先の見えない出費が続くのと、買うときこそ高くても以降何のトラブルもなく、また不発弾のごとくいつ来るともしれないトラブルの発生に気をもむことなく毎日快適に乗れるのと、果たしてどちらが安いんでしょう?