Italian in GG

Italian in GG

2019年に店主は還暦を迎えました。
気持ちは若いつもりでも、いつまでも新しいことに挑戦はできません。
キレイごとでなく、いつまでできるか…そう思った時「やり残したこと」を考えました。

構想10年以上。
もの作りの国イタリアのアイコン “ FIAT“ 500 / 600 を中心に、これまで培ったスキルとセンスとで、50年から経った車を安全とともにお届けします。

取り扱い

Fiat 500  (Cinquecento) 1957 – 1977

グレイスで扱うのは、モデルでいうと実は2代目。2人乗りの初代は30年代に誕生しています。
ただ、メカニズムは先行して発売された 600 のものを多く採用して、
名前の同じ初代とは異なるコンセプトで新規設計されたモデル。
エンジンは空冷直列2気筒をリアに搭載。オリジナルは479ccで出力は15馬力。

Fiat 600 (Seicento) 1955 – 1969

フィアット最初のリヤエンジン車(発売は2代目500 よりも前)、水冷のRR。
1961年2月、わずか6年で100万台目を生産しました。
同じシャーシを使って、MPV(Multi Purpose Vehicle)の先駆である
Multipla(ムルティプラ)が生産されました。

他、 Classic FIAT・Italian Bile( Benelli, Motobi, etc… )

グレイスのスタンダード

グレイスで輸入した Fiat は、コロナ渦の真っ只中に第1便・第2便がコンテナで到着。
受け入れ側である我々は、便の到着前から消耗部品のストックを始めていました。
さすがイタリアのアイコン!モデルを選べば部品は「何でも」と言っても過言ではないほど、入手が可能です。
需要があるから、比較的リーズナブルなのも嬉しいところです。

経年による各部位の劣化、追いかけだしたらキリがないのですが、『走る・曲がる・止まる』いわゆる車の運動機能に関わる部分の整備を済ませて、日本の道路を走り出してもらいます。
吟味の上、必要と判断した整備を施して販売するので、当然作業分は価格に反映します。
手元に車が届いてからヒヤヒヤ…あちこちいたちごっこさながらに修理/整備に時間とお金がかかって満足に乗れないのと、安価ではないがひと通り目と手とが入った車両と、どちらがストレスがないでしょう…?
50年から経った車ですから、グレイスの基準に照らしてリフレッシュののち新しいオーナーに渡します。

それが始めて古い車に乗る人でも、不安がひとつでも減って安心して乗れるように、憧れから現実のものになったこの車が、ますます好きになって長く相棒としてオーナーの傍にあるように、力を尽くします。

Gallery

1970y 500L(輸入から新規登録まで)

イタリアからやってきた、ゴキゲンな車たち