About Us

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屋号 “Grace” に込める想い

店主が店を持った、1986年から使っている屋号です。
ギリシャ神話の女神カリス(Charis)に由来する、ローマ神話の女神グラティア(Gratia : ラテン語)の英語読み。
様々な意味がありますが、

より良くする
より美しくする

元のものをより良くする、という意味があります。
そもそもバランスの取れた素性の良いミニですが、我々が手間をかけることで良さをより引き出せるように、女神にあやかって屋号におし頂きました。

車のルーツは馬

自動車の出力を『馬力』と呼ぶように、車のルーツは馬。
馬は人間にとって生活を画期的に便利にした道具であり、暮らしの相棒でありました。
道具である前に生き物として育み、働きの後には労い、毛並みを整え、家族の一員として共に暮らしました。
力の源が原動機に変わっても、暮らしを便利にする存在であることは変わりません。
昨今の『使い捨て』の風潮でだいぶ感覚が変わってきた感がありますが、道具は手入れをして長く使うことで使い手に馴染んで一層使いやすくなる、そういうものです。
車の調子に敏感であるのは、家族の体調に気を配るのと同じこと。
普段の様子と何か違う…いつも聞こえない音とか、感じたことのない振動とか、知らない臭いとか、ステアリングに響く違和感とか、ペダル類のタッチが変わった等、道具の不調は早期発見で大ごとにならずに済みます。
大難が小難、小難が無難…人も古い車も一緒です。
乗り手がしかるべき愛情をかけただけ、道具は応えてくれます。

我々の仕事は世の中に『なくてもいいもの』

2011年3月11日、東日本大震災が起きました。
被災地からは遠く離れたココ横浜でも暮らしは一変、これまでの当たり前が決して当たり前ではなくなりました。
我々の仕事は 衣・食・住 に直結するものではありません。
つまり…世間にとって『なくてはならないもの』ではないんです。

そして2020年、Covid-19 新型コロナウイルス感染症が世界を襲いました。
様々概念がひっくり返りましたが…
それでもやっぱり、我々の仕事は『世の中になくてはならないもの』ではありませんでした。

でも、上で触れたように車は人が生み出した道具。
住環境にもよりますが、生活に欠かせない道具になっている場合も多いです。
加えて古い車は個性が強かったり、乗り手の思い入れが強いことが多いことから、オーナーの生活に様々影響を与えることも少なくありません。
時に心の支えになったり、癒しの対象でなったり。
「モヤモヤしてる時にドライブすると、五感を使ってスッキリする!」
そんな声も聞いたことがあります。

オーナーの相棒である古い車が、まず道具としてきちんと機能して役に立ち
古い車が『古い車』として、アイデンティティを保ち
時代が移り変わる中で進んだ、テクノロジーを一部取り入れながら
サステナブル( Sustainable : 持続可能な = 使い捨てない )な道具として

古い車を長く手元に置くお手伝いをします。
オーナーに、またその家族にとって、古い車のある暮らしがより豊かになるよう、お手伝いします。
そしてその車がどこかで役目を終えたら、次の相棒・住処を探す手助けをします。
リレーに例えるならば古い車はバトン、走者はオーナー、我々はバトンゾーン、ってことになりましょうか。
車は乗り手を選べません…それどころか、車は己では 1cm だって動くことはできません。
車の運命は乗り手次第。
その車が良い状態でいられるよう、オーナーの傍で生き生きしていられるようにするのが我々の仕事です。

そう、グレイスは…車が1番、オーナーは2番です。

作るために走る

店主が4歳の時、モーターショーで見た RAC ラリーのビデオ。
疾走するミニを見て、将来絶対この車に携わるんだと決めて以来、思い続けて夢を現実にしました。
そして創業して3年で、憧れたラリーマン島ラリーへの出場を果たしました。
乗り手としてモータースポーツに携わるチャンスがなかったわけではありませんが、それは選びませんでした。
担い手として関わり、より知るために走っています。
ラリー・レース… 部品のテスト、セッティング…車両開発のために走り、確信の得られたデータをお客様の車両にフィードバックしています。

乗れなきゃ作れない…プロフェッショナルとして当然のことです。
足廻り、エンジン、シート等内装まで…お客様のご希望や使い方に合わせて、最適な組み合わせを提案します。
お任せください!それが一番の近道です。


History

1986年 2月
横浜市戸塚区上郷町(のちに戸塚区から分区して栄区に)で創業。

1980年代後半〜1990年代初盤
国内JAF公認レース・ジムカーナ等 活動。

1989年 9月
英マン島へ ”Tudor Webasto Manx Historic Rally” に参戦。
車両:Morris Mini Cooper Mk1 997

1990年代
国内の競技活動を一切休止、海外の活動にフォーカスする。
年イチで 英 RAC Historic Rally に参戦。

1999年・2000年
英 Network Q Rally of Great Britain(現 WRC Rally GB)に2台体制で参戦。
車両:Rover Mini Cooper 1.3i

2006年
バス停1コ分( 源氏が丘 → 上郷 )大船寄りに引っ越し。

2009年 6月
スペシャルインポートカーショー(於 東京ビックサイト)に出展。

2009年 9月
Rally Isle of Man( RIOM )で海外ラリーに復帰。
車両:Austin Mini Cooer ‘S’ Mk1 1275

2012年〜2017年
年イチで RIOM に参戦。
最大で日本から4台、現地で “Team Japan” と呼ばれるようになりレギュラーとなる。

2018年11月
RIOM まさかの中止を受け、国内ラリー(全日本オープンクラス)活動開始。

2019年 9月
法人成り。屋号はそのままに社名は 株式会社宝達 とする。
徐々に新しい仲間も加わり、体制が整ってくる。

2020年 1月
ずっと構想を温めてきた、FIAT の取り扱いを始める。

2020年〜
Covid-19 の世界的流行の影響を受けながらも、国内ラリー活動継続中

2021年
ミニのエンジン加工は特別なものを除いて自分たちでできる環境が整う(外注がなくなる)。

2023年 5月
英マン島の地元クラブ主催の Manx National Rally でパンデミック以来、海外競技復帰。

Company

社 名 株式会社 宝達  Houtatsu Co., Ltd.
創 業 1986年(昭和62) 【 法人成り 2019年(令和元)】
代表者 氣谷 忍(きたに しのぶ)
事 業 自動車整備、販売、輸出入
鈑金塗装、機械加工、
モータースポーツ(ラリー・レース / 国内・国外)車両制作・
コーディネート全般
保険(自賠責保険のみ)

古物商許可証番号:神奈川県公安委員会許可 第 451480002258 号
関東運輸局認証番号:2-5965
インボイス登録番号:T7020001132635
所在地 メカニカルワーク
〒247-0013 神奈川県横浜市栄区上郷町1517-27
TEL : 045-894-6690 FAX : 045-895-1494
ボディーワーク
〒247-0013 神奈川県横浜市栄区上郷町1206-1
TEL / FAX : 045-892-0765

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