誠に勝手ながら、6月20日(金)〜22日(日)家事都合で臨時休業とさせて頂きます。
Montre 2025 ふりかえり③ リエゾンが長すぎる件
ラリーHQ(本部)及びサービスパークは、安中しんくみスポーツセンター。
ルートマップを見ると、旧碓氷峠へ向かうリエゾン(移動区間)はまぁ常識的な距離ですが、その他は…

とりあえず遠いっ
遠いっ
遠すぎるっ笑
ステージまでの所要時間が1時間20分とか…これっぱっちしかステージないのにっ!
これが仮にSSが十数本あって
「近くもありますが遠いステージもございます悪しからず」
そういうことなら仕方がないけど、2本ばっかりの為に1時間以上かけてドライブ…競技車で…
推測の域を出ませんが、おそらくラリーに馴染みのない人にも刺さる『旧碓氷峠』を使ったステージの設定が様々、作用してるんだと思われます…
1時間近く走ってきて、給油しようと思ったら売り切れちゃってその日の最終ステージ何台か走れませんごめんよとか、そんなのあり得ないから(詳細はふりかえり①をご参照)。
参考までに問題のガソリンスタンドは、ルートマップの RZ1/2 です。
さて。
Leg 1 に用意されたステージを全て走り終わって、サービスパークに戻る道はとっぷりと陽が暮れてもう真っ暗。
これからナイトステージ!よっしゃ行くで〜 ってことなら暗い道でもイケイケですが…
戻るだけですからね。
サービスパークの周りは初々しい青苗が風にそよそよ…一面の田んぼ。
蛙の大合唱が、ケツっぺたの競技車を出迎えました笑

Montre 2025 ふりかえり④ につづく
Montre 2025 ふりかえり② 箸休め
Montre2025 ふりかえり① で、タイヤテストですったもんだの末に手応えを得た SS3 。
走り終わったところで「曲がる気がしてきたでしょ」と、ドライバーが言いました笑
薄暗い中、他のヒストリックカーを蹴散らした(?)SS4 。
サムネイルの画像、真っ暗…ステージを走りきってサービスパークへ戻ってきたらこんな感じでした笑
Montre 2025 ふりかえり③ へつづく
梅雨雲の
梅雨雲の うぐひす鳴けり こゑひそか 水原秋桜子
グレイスの裏手には㹨川(いたちがわ)が流れています。
梅雨の雲の低く垂れ込める下で、どこからかうぐいすの啼く声が聞こえてきます。
上郷の鶯は、いい喉をしていますよ。
梅雨ですね。
湿気は自動車の大敵、人も車も過ごしづらい季節がやってきます。
***
湿気にも負けず、今日は MGA のブレーキ(ドラム→ディスクへコンバート)の支度をしています。
台座を作って…

***
懐かしい車が車検で来ています。
店主が、1999/2000年 Network Q Rally(現在の Rally GB)を走らせた Rover Mini 1.3i です。
役目を終えてから、当時深く関わってくれたクラブ員に譲りました。
今の見た目は、2000年の Gr.A 仕様になっています。

ステッカーを見ると、時代の流れやらいろいろなことがわかって興味深いです。
Midland Mini Centre
店主だった Tony さんは 2010年過ぎに店を畳んで Bull Motif Spares に合流、コロナで身動きが取れないあの時期に、病気で逝ってしまいました…お別れにも行けなかった。
MINTEX
ステッカーを貼って 25年も経ってるのに憎々しい程にピンピンしてる…いい素材を使っていることがわかります。
garage Grace
URL が garage-grace.com(現在は garage-grace.jp)
ロゴも旧ロゴ…当時のものはフォントは使っておらず手で描いたもの(現在はBrush Script)
GG 関係のスポンサーのステッカー制作はお客様に依頼したのですが、褪せておらずピンピン…こちらもいい素材を使ってもらったんだわぁ、と今更ながら感謝。
軽く四半世紀前…時間の流れを感じます。
Montre 2025 ふりかえり① タイヤ
今回は大きなミッションがありました。
5Jノホイールヲハク
これまでは 4.5J を使ってきました。
一応触れておきますと、”J” の数字が大きいほどタイヤの設置面積が広くなります。
今回は 5J をテスト。
履き慣らした 4.5J も持って行こうか迷ったようですが、それだとイヤならすぐに戻してしまいそう…
それでは全くテストにならないので、敢えて持っていくのをやめたそうです。
どうあっても攻略して、セッティングを出してどうにかする!
さぁ、どうなりますか。
—
SS1 Yokura Touge 1(八倉峠)は全日本にしては長いステージ、14.04km 。
私(コドライバー)的には、何でしょなんかマイルドで。
でも、曲がんない…3度ほど飛び出しそうになって。
ひょっとしてタイヤ??
走り終わってひとこと。
「マズい、全然(セッティングが)合ってない。」
ひとまず次のステージ近くまでさっさと移動して、ダンパーとかを調整。

どうかな…まずこれでちょっと走って。
2本目は、旧碓氷峠をひたすら下るステージ。
さっきいじった足廻り、方向性にちょっと手応え…
ほとんどのコーナーでサイドブレーキ引いてました笑
SS2 Old Usui Touge 1
1:37:27 あたりから、MC のピエール北川さんが好意的に紹介してくれてます。
「一番感動しちゃうようなコーナリングワークでしょうか」
この下りで感触を掴み、1日の折り返しの45分サービスでリヤを中心にセッティング。
サイドブレーキの引きすぎ?でパッドが割れていたそうです…
さ、セッティングの成果が出るかな…午後の部。
SS3 Old Usui Touge 2
1:30:00 「あっ来ますよ皆さん 元気いっぱいミニクーパー!」
1走目(SS2)が 8:13.9
2走目(SS3)が 8:10.7
フィニッシュでよんどりもんどりしちゃって、数秒ロスしたのでこんなですが、でもドライバーは確かな手応えを得たようでした。
フィニッシュして慌ただしくヘルメットを脱ぎ、開口一番
「曲がる気がしてきたでしょ?」
—
で、長ーいリエゾンを走って4本目 SS4 Yokura Touge 2、この日の最終ステージ。
けつっぺたなので薄暗い中でのスタート。
1走目(SS1)14:20.7
2走目(SS4)14:11.4
目に見えてタイムが縮まりました。
ヒストリックカテゴリー、排気量で2区分あるのですが合わせてもトップタイム!
しかも次点は Lancia Delta の 14:22.2 !!
ぶっちぎって1日を終えました。
クラス1位の Nissan Violet とは13秒差、狙えない差ではありません。
というわけで、タイヤに翻弄された Leg1 でしたがテストもできて成果も得られ、帰りがとっても遅かったけど(これは別で触れます)いい1日でした。
余談。
リザルト見ると、あれ?何人も同じタイムになってるけど、そんなことある?
例えば、前を行く車両が道を塞いで後続が走れなくなったり、停止していた車両のレスキューに当たったので途中で止まった、などのケースで走れなかったもしくは走りきってない場合、主催者からタイムが与えられることがあります。
我々は巻き込まれなかったのですが、ちょっとした事件があり…#75以降は主催者からタイムが与えられたんです。
その事件とは… 公式通知 6
聞けば、週単位でガソリンを仕入れているらしいのですが、レートで損をしてしまうことがあり、普段あまり出ないハイオクの手配を…しくじって、我々が給油した少し後にタンクが空っぽに!
20L 頼んだけど、16L でノズルがガチャン…あれ?無くなっちゃった笑
そんなの…あり?
一応スポーツしてるんだけど?
公平性はどこへいったの?
(巻き込まれなくてよかった…激怒する絶対 笑)
Montre 2025 ふりかえり② へつづく
Montre ふりかえります
2025.6.6 – 8
群馬県安中市がホストシティ、2022年以来の参戦です。
2022年はあっけなくリタイヤしまして…
2022ふりかえり① ホントにターマックラリー?
2022ふりかえり② 「グンマー好き❤︎」
2022ふりかえり③ あっという間に
2022ふりかえり④ 携わり方
2022ふりかえり⑤ そうと決まりゃあ
今回はヒストリッククラスでエントリーしました。
今回は、昨年いわゆる『目玉』だった旧碓氷峠を使ったステージを走りました。
今回はとにかくリエゾン(ステージとステージの間を繋ぐ公道の移動区間)が長すぎでした。
ではふりかえり、さらっと始めます。
ご存知の方も多いと思うので、先にネタバレ…

Montre 2025 ふりかえり① へつづく
全日本ラリー2025 第4戦
安中市に来ています。
全日本ラリー2025 第4戦 Monre 今日は Rece(試走)の日でした。
今日は目立った粗相もなく、円滑に運びました。
コ・ドライバーの私が、珍しく乗り物酔いをしたという点を除いては…
私が昼食は遠慮しようと言ったばかりにで、かわいそうに夫の昼食はごく簡単なものになりました。


明日からラリーです。
熱中症に気をつけないといけないような、群馬はそのくらいの暑さ です。
—
今回 YouTubeで配信があるようです。
SS2 旧碓氷峠SS
配信開始予定時刻06/07 11:55
SS3 旧碓氷峠SS
配信開始予定時刻06/08 15:00
SS6 Nostalgic DojoSS
配信開始予定時刻06/08 08:20
SS8 Nostalgic DojoSS フィニッシュ後のインタビュー
配信開始予定時刻06/08 13:15
コレ忘れるとマジ焦るヤツ


スマートフォンのアプリ “Rally Tripmeter” の画面です。
言うまでもないことですが、GPS で距離を測ってくれるアプリです。
左と右、よく似ていますけどこが違うでしょう…?
4月にイギリスで使ったっきりになってまして…そりゃそうだ普段使わないので。
単位は mi つまり マイルです。
週末、全日本ラリーなので久々に使うので、設定で mi → km に変更しないと!
過去に、失念していていざ使う場面でとっても焦った経験があります…
安全と安心のために
オリジナルの機構にこだわるのも方法の一ですが、乗り手が乗りやすくて安全/安心なのも大事なことです。
ブレーキやトランスミッションなどの扱いに難儀したら、乗りたくても気持ちが向かない…
↓
持ってるだけになる
最悪です。
例えば同型の後期型のものを代替に使う、とか後の時代の優れたものを取り入れる、とか。
そこで、この手の古い車と向き合う際に必ず意識しなければいけないのが『倫理観』。
何でもかんでも新しいものをブッ込めばいい、というわけではありません。
業界や市場の動向をリサーチ、作業性や相性なども加味します。
例えば、寄る年波で操作が億劫になってきたけどまだ乗りたいから。
例えばドラムブレーキよりディスクブレーキの方が、明らかに安全だったりする。
それで長く親しんだものに乗り続けられたり、馴染みのない古い車に安全に乗れる近道になったりするなら…こういうモディファイは推奨。

この MGA も、オーナーがもう少し安心して長く乗り続けられるように、モディファイします。
下準備、再開
最近、たまに国内のラリーにエントリーしても受理されないことがあって。
我々はほとんどの場合、選手権外の『オープンクラス』にエントリーしています。
FIA によって示されている、ヒストリック競技における車両技術規則 “Appendix K”(付則K項)を、JAF が国内競技において踏襲しないせいで、ヒストリックカーが参加できるカテゴリーが『オープン』くらいしかないことがほとんどなんです。
JAF で日本語訳は出してるのにね(出せとしつこく言ったのは夫だそうです)
申込台数が募集台数を上まってしまうと、オープンクラスは真っ先に足切りの対象になります。
先日行われた豊田しもやまラリーも、Manx Rally へ出かける前に申し込んで行きましたが、出揃ってみたら溢れちゃって、オープンクラスは不受理となりました。
仲間が揃って(3台)出ようじゃないか、そんな誘いがあったので申し込んだのですがあえなく撃沈、結局クラブメンバーのうち出走したのは1台でした。
気を取り直して、昨年足切りに遭った Montre(群馬)に照準を合わせて…
見ると、ここはオープンクラスは無く…ややっ参ったぞ出るトコない??
でも…ここには『ヒストリッククラス』がありました!
早速ヒストリッククラスの申し込みを取りまとめている事務局へ連絡、晴れて受理されました〜笑
というわけで、準備します。
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申し込みと前後して一度、特別規則書を軸に予習をします。
宿の手配は真っ先に済ませます。
選手権を戦っているチームが、大抵の場合大層早くから最寄りの宿泊施設は押さえてしまっているので、難儀することも少なくありません。
開催地そばに宿泊施設が潤沢にあるとは限らないし…
ひとまず宿を押さえてしまって、仮にエントリーが受理されなかったらキャンセル…
ざっと下調べはしておいて、直前に再度情報収集をします。
間際に一からだと、業務が立て込んでいるかもしれないし、余裕がないのは色々危ないので。
大会中のスケジュールと照らし合わせて、食事できるところ、宿に朝食の手配/キャンセル等。
ペースノートの支度もあります。

過去にこのエリアで開催された Montre に出場したことがあるので、知っている(ノートがある)ステージがあるかどうか、あればノートを予め転記。
2022年のステージと照らし合わせたところ、1箇所は距離も全く一緒のようです。
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Montre 2025
6月6日が Recce(試走)
7日・8日が本戦です。
5日(木)午後に現地へ向かいます。
誠に勝手ながら、6月5日午後 〜 8日(日) 臨時休業とさせて頂きます。