旅のおまけ Ultra Low Emission Zone

今回、同行者でラリー後しばらく旅程を共にした2名が1日先に帰るので、彼らのフライトの日に空港まで送っていきがてら、ロンドン(M25の内側)周辺をグルグル走っていました。
ヒースロー空港へ送っていった時に、いわゆる『違反』をしたわけですが、ロンドンは車両の乗り入れ自体厳しい規制があります。

Ultra Low Emission Zone( ULEZ : 超低排出ガスゾーン )

ULEZ排出ガス基準を満たしておらず、かつ免除対象でない場合は、ULEZ内を走行する際に1日あたり12.50ポンドの料金を支払う必要があります。

で、乗り入れたい車が条件を満たしているかどうかは、TFL(Transport for London)Webサイトで確認できるんです。
登録番号を入力するだけ…

あったらしい車ですから、当然排ガスはクリアしてますよねっ!
ラリーの為の渡航に、パッケージツアーなんてあり得ませんけど、人に連れて行ってもらうような旅行ではこういう(違反を含む 笑)経験しません。
現地のいろんな事情を知るのって、ホントに楽しいです。


今日、この記事を書くのに再び TFL のWebサイトに行きましたが、ホーム画面トップに

“Tube Driver’s Strikes”
6月2日(火)と4日(木)にストライキを実施、地下鉄全線が運休。

ですって…
どこも大変です。

Manx Rally 2026ふりかえり⑥ Day 1

ドラミを終えてサービスパークに戻ったら…
居るはずのない人が居た…
アメリカから、私たちにナイショで駆けつけてくれました。
私なんか、手がワナワナするくらいビックリしてしまった笑


さて。
何たって 170台いますから、だんだんと減っていくとはいえスタートに3時間弱かかります。
原則、1分毎にスタートするので。 
(原則、と書いたのはそうでないことが発生するから…後述)
1号車が9時ちょうどスタートなら、163号車は11時43分 のんびりスタートです。
…ところが自分の時間になっても、サービスパークに車が溜まってて発進すらできなくて。
いきなり SS1 で大クラッシュがありキャンセル、出鼻を挫かれてのスタートでした。

気を取り直して SS2 Ronague 13.76km car163 3:06:41
パっとしません。
エンジンもしっくり来ないし、一新していったラバーコーンが具合が悪かったようで跳ねる跳ねる…
飛び跳ねちゃいそうなのを抑えながら走っています。


スペクテイター組が、観戦ポイントで動画を撮っていてくれました。
…これはどこだろう笑

日中走ったら、Manx はお決まりの Leg 切れ。
暗くなるまで待ちます。
Manx はパークファーム(=車両保管 パルクフェルメっていうのかな笑)がないので、トラブルがあれば次のセクションが始まる迄に直して、再車検に受かればリスタートできます。
チームのもう1台、car170 は電気のトラブルに見舞われて、セクション毎に再車検を受けまくっていました。
HQ のそばに設営してよかった…

我々の夜の部は 21時近くからなので、ゆっくり晩ご飯。

すごいなぁ …Sausage Bap が £5.00 する時代が来るなんて。

さぁ、島の北の外れと言ってもいいサービスパークから、一気に南の端 Port Erin へ向かいます。
今年はここで、いわゆるタウンステージが設けられました。
3km ちょっとのステージの序盤は、曲がり角という曲がり角を全部曲がるんじゃないかっていうくらいカクカク曲がって進みます。
一昨年お世話になったホテル、 Falcon’s Nest の前も通ります。
目抜通りから海へ出たと思ったらすんごい狭いところを唐突に入って、そこからは急坂&ガクガクガッタガタの道のような道と呼べないようなところを真っ暗な中進みます。
で、フィニッシュは Port Erin から南へ少し行った、Cregneash という National Folk Museum を形成する集落の駐車場あたりです。
21時を過ぎてもまだまだ明るい…

SS7 / 8 でも YouTube で中継がありました。
car163 は 2:41:51頃(SS7 1走目)中継場所は、スタート直後の右コーナーを抜けてきたところから中央分離帯を Uターンしてすぐ左へ折れるコーナーまでを追ったもの。
ここは続けて2回走るのですが、残念サクサク来なかったので Stage Delayed の表示の後、中継は終了〜

観戦者たちは海を背にしてどん突きの正面に陣取って見てくれていました。
けつっぺたが来る頃には、周りはもう人影もまばららしいです。
これは1走目。


夜はめっぽう強いのよ ❤︎
周りが伸び悩む夜は一矢報いるべく毎年、我々の稼ぎどころです…

吹きっさらしの北の果てのサービスパークで、Day 2 に向けて整備します。
若い頃のようにはいかず、深夜の作業にはジュラルミンのサンプガードの重さひとつ堪えます。
謎の不具合もあり、どこまでやれるか…
そんなふうに1日を終えました。
(とうに日付は変わっていましたが)


Manx Rally 2026ふりかえり⑦ へつづく

Manx Rally 2026ふりかえり⑤ 車検・Shakedown

5月7日 朝、Recce の残りを済ませて10時半頃、Administrative Check を受けました。
いわゆる各種ドキュメントとライセンスの現物確認で、それを終えると車検シートを渡されます。
それを持って、ノイズチェック → 車検へ進みます。
トラッキングの装置と、万一の時の OK / SOS を発信する装置はココで装着されます。

安全装備(スーツやヘルメット等)の確認もして無事合格。
車検シートと引き換えで2日間のタイムカードが支給されます。

ここ数年と同様、カードの受け渡しはしません。
TC に到着したら自分の到着すべき時間を申告します。
すると TC のオフィシャルは、実際の到着時間と照らしてあちらの機械に時間を登録、相互で確認して先へ進みます。
ここで独特なのが、Manx では各セクション毎に15分のペナルティを受けない時間が各コンペティターに与えられている点。
ここのラリーはリエゾンの移動時間が割とギリギリなことが多いのと、その中に給油の時間も含んでいるため、自分らの到着時間に間に合わない事態が発生しかねません。
そんな時は到着すべき時間をオフィシャルに申告、オフィシャルはその時間を登録しおそらく実際の到着時間との差異を把握しているのでしょう、そのように進んでいきます。
実に効率がいいのです。
もちろん早着はこれとは全く関係ないので、ペナルティの対象になります笑
それと、一見ただ走っていって TC を通過して…みたいにも見えるので、元来の規則(時間通りに到着すること)を正しく理解していることが大前提…でしょうか。

***
Shakedown は、例年とは違って夜!2回走れます。
サービスパークすぐそばが短いステージになっています。
Virtual Chicane を実際に体験して感触を確かめ、明日からの本番に臨みます。

Manx Rally 2026ふりかえり④ Virtual Chicane

Manx National Rally のオーナナイザー Manx Auto Sport は、5月と10月の年2回大きいラリーを主催しています。
昨秋の Chris Kelly Rally で、Virtual Chicane (バーチャルシケイン)が導入されたのを遠い東洋から眺めていました。
2024年中頃、WRC のラリーフィンランドで初お目見え、大きいラリーでも導入されて意見が割れている


そもそも Chicane とは。
長い直線の途中、難易度の高いセクションの手前などに、主に減速を目的として設置されます。
従来は藁の俵(straw bale)、近年はそれをビニールで巻いたものを障害物として道にレイアウトして、
それを縫うようにもしくは大きく避けるように通過して再び加速するというステージ内の仕掛けです。
こういうの。

一方 Virtual(仮想)とは、実態はないが実質的に現実と同等の体験ができること。
もちろん反対語は Real(現実) です。
Chicane にVirtual をプラスする…と?
実態はないけど、藁の俵で作ったシケインと同等の体験ができる仕掛け。
それが Virtual Chicane ってことです。

具体的には、
“VC xxxm” と書かれた黄地の予備標識がステージの中に現れる。
(もちろんそれらはロードブックに正確に表示されています。)

VC 100m の標識から原則を開始し、赤地に “VC 30mph” の本標識までに時速30マイルまで減速して通過せよ、という指示です。
減速に成功すれば緑の電光掲示で “GO” と出ます。
減速が足りなければ黄色の電光掲示で “SLOWDOWN” と出続けます。
“GO” のサインが出たら再加速。
本標識通過までに時速30マイルまで減速できていなかったら、ペナルティが科されます。
1回目は30秒、2回目以降はさかのぼって1回につき1分。

安全にシケインの本分を果たし、且つ失敗した時に生じる諸々が起きないョ…
いいことだらけョ、ってことらしいです。

失敗した時に生じる諸々というのは、例えば俵に車両が突っ込んで車が破損したり、逆に車が引っ掛けていくことで俵がダメージを被る、車が当たっていくことで定めたシケインの姿を損ねてそれを直す人員が必要 / そこには危険が伴う…そういったことです。

シケインをそつなくこなして車のコントロールを保つ、っていうのも力量のうちとも思いますが…
反面、我々のような小さい排気量の車は、出ているスピードもトップクラスのそれより大きく劣るので、さっさと減速 → GO 点灯 → さっさと加速 で VC に臨みました。

木曜夜の Shakedown でも VC は用意されていたので、肩慣らしやタイヤの皮剥き、ブレーキの当たりなどを確かめながら、VC が「実際」どんな風に見えてどう攻略すればいいのかを検証する良い機会になりました。

Manx Rally 2026ふりかえり⑤ へつづく

Manx Rally 2026ふりかえり③ NEWサービスパーク

皆が初体験のサービスパーク。
Andreas という北部の村の外れにある Andreas Airfield、かつて飛行場だった広大なスペースで今はキャンプサイトとして使われているようです。

滑走路だった場所はなんとなく舗装…?でもガッタガタ。
アプローチする道は未舗装。
5月だからよかったけど、雨季だったらヌッタヌタになったろうなぁ。

だーーーっと横に長い滑走路に、一応エリアマネージャーの許可を取り付けてから設営。
“Overflow Parking” もすぐ傍、HQ は目の前(右下の20ftコンテナ)、ケータリングもおトイレもすぐそこ、って場所を確保。
ご覧くださいこのだだっ広さ。
おトイレは女性用の区別もされていました。
ラリーが始まるや HQ に何度も何度も駆け込むことなど、この時点では知る由もありません…

ちなみに渡航直前に、今回一緒に走る Mini のコドライバーから
「サービス隣にしよー!」
ってメッセージがきて、そのようにしました。
彼女は Louise 。
2013年 Scotland から出発して Mini Van で世界旅行をし、ちょうどこの頃日本を1ヶ月ほどかけて横切って行った Diddy Dave こと David Thomas(我々はデビと呼ぶ笑)の娘さん。
元々は Scotland Isle of Mull の出身ですが、ここ数年は マン島に住んでいます。
デビについては、3年前に彼の著書をココで紹介した時に触れましたのでそちらをご参照。
Silent Wish
デビがいた5月

今回は、Louise の息子の Sam Scarlet がドライバーでラリーデビュー!
これだけ役者が揃ったら、おじいちゃん(デビ)は来ないわけないよねっ
ハイ当然来ました笑

彼の世界旅行の計画段階において、日本は通過地でしかなかったのですが…
ワハハ我々と絡まったばっかりに、日本はいろんな意味で思い出深い国になっちゃった笑
(ルーフのコンテナに日の丸貼ってるし)

もちろんサービスパークで野営してました。
Louise も、Kirk Michel の自宅まで20分なのに VW The California(キャンピングカー、上の写真の右端に写り込んでる)で来て野営してました。
Thomas家では、ラリーの時は野営が伝統なんでしょうかね。
おかげで、我々のサービスもハイレベルのセキュリティー笑
安心して競技車を置いていけました。


ごはん!
ケータリング充実 ❤︎
ちっとも困りませんでしたー
ディナーメニューもあったし!

Ice Cream Van 今年も見参!
Babble gum は変わらない美味しさ❤︎

Recce の途中ですれ違ったら、手を振られたんですけど!
Recce の車両にはでっかいステッカーを貼ってたからそれでわかったのかしら?
…イヤでも、マウンテンコースで割とどっちもそれなりのスピードで走ってたんだよなぁ。

Manx Rally 2026ふりかえり④ へつづく

Manx Rally 2026ふりかえり① 束の間ゆっくりめ

5月5日(火) 日本では端午の節句でしたね。
昨年も今年も、菖蒲湯に入っていません…笑

今年も Liverpool で競技車2台を受け取ります。
マン島のミニの仲間のご厚意で、フェリー乗り場から歩いても数分のところのヤードに、我々の競技車は届けられています…本当にありがたいことです。
謎の「お漏らし」の事前報告を受けていましたが、緩んでいただけ…OK。

Liverpool は、港湾都市とその文化が遺っているとして2004年に世界遺産に登録されました。
マン島へ発つフェリーが発着する Albert Dock などは、いわゆる赤レンガの建物が大変趣があります。
しかし再開発の実像や、当時の奴隷貿易や宗教弾圧の舞台であったという負の事実を地域として向き合っていないなどという理由から2021年に登録を抹消されています。
夫が初めてマン島に渡った1989年、あの頃はまだ港湾都市独特の…ひとことで言ってしまえば治安の悪さがまだまだ残っていて、車が信号で止まると子どもがワーっとフロントウインドに群がってガラスを拭こうとしたと聞きました。
この数十年の変化は、どこの国でも大きいようです…

19:30出港のマン島ダグラス行きのフェリーのチェックインまでの時間、 Albert Dock とその周辺で散策、博物館見学としばしゆったりとした時間を過ごしました。

今年も一緒に走るクルーのコドライバーさん(大ベテラン)とも2度目の渡航。
娘もすっかり懐いて、彼もまた気にかけてくれます。

さぁ、フェリーに乗ります。
明日からは怒涛の4日間…
新しい場所に設置されるサービスパーク、それに伴い新しい拠点(滞在先)。
どうなりますやら。
まずは Recce(試走)から。

あっという間にラリーが終わっているんだろうなぁ…

Manx Rally 2026ふりかえり②  につづく

Montre 2025 ふりかえり⑤ Leg 2

少し間が空いてしまいましたが、本戦のふりかえりをします。
少し太いホイールを履いて臨んだ今回、Leg1 の午前中はそれはそれは苦戦しましたが、昼のサービスでセッティングを大幅変更、それがドンピシャリでグイグイ調子を取り戻して1日目を終えました。

前日より幾分かマシな陽気…でも内陸はやっぱり暑くて。
1本目は競技会直前の大雨でステージ中の路肩が一部崩落、ステージ距離が半分になりました。
残念ですが仕方ない、ココを予定通り走ってたら…結構タフなステージだったろうなぁ。
前車のスタートを見ながら、集中します。
コマ図の通りに走っていくと、とんでもない山奥でも人(オフィシャル)が待っていてくれます。
皆さんが居るから、我々はのうのうと走っていられます。
…なんか、毎回同じようなことを書いていますが、毎回そう思っています。

午前中2本目のステージで、ついにバイオレットを捕らえてクラス1位に。

“Nostalgic Dojo” ヘンテコな名前がついたステージ、ココは群馬県甘楽郡南牧村の林道道場線・渡戸線を使っていて、同名の道場地区…この集落には養蚕・こんにゃく栽培・林業で栄えた昭和の頃の面影を残す美しい日本の原風景があり。
で、Nostalgic ってことなんでしょうか(予想)。

南牧村はどうも高齢化日本一として知られる一方で、郷愁を誘う静かな時間の流れと原風景が密かに人気があり、県外から古民家に移住する人もいたりするらしいのです。

ステージのフィニッシュ後、集落の一番奥から通りまでいわゆる「限界集落」を通って出るわけですが、辻々にオフィシャルや地域の世話役的な人が立って、
サムアップしながら「(ゆっくり走ってね〜ありがと〜)」
そんな感じで見送ってくれました。
実はオフィシャルの中に、グレイスのお客様が約1名…地方戦を中心に出ているベテランで、時々大きいラリーの 0 カーや 00 カーに乗ってる方 居ました。
たくさんの人の力が集まって、ラリーは円滑に無事に運営されているんです…ありがたいことです。

さ、1時間と少しかけてサービスへ戻ります。
昼のサービスでは前日同様 後ろ足を中心にチェック、ホイール幅を変え走り方をガラリと変えたことにより、タイヤの摩耗も大幅に減って(!)新しい魔法をマスターしたような…そんな感覚です。
タイヤのよらせ方っていうのかな…が違うので、ハンドルを切る時のキレ味が違うっていうか…

サービスを終えて、1時間と少しかけて(しつこい?)最後のセクションへ向かいます。
送り出してくれるオフィシャルの中には
「あと少し、頑張ってください」
こんな風に声をかけてくれる人もいます。

自分らのサービスも、メカニックは他にいないので自分でしましたが、その他細々としたことはクラブ員有志が担ってくれました。
日本のラリーは、なかなか見にいって楽しむのが大変(思ったところで見られず、用意された場所で高いお金を払って観戦する)なので、サービスに張り付いているkとが多いのですが、少しでも見てほしいなぁといつも思っています、
今回は、自己責任で重い思いの場所で見ている観客を見かけました。
もっともっと、広がってほしいなぁと思っています。

***
さて、最終ステージまで無難に走り切り、午前中にひっくり返してそのままクラス1位を守り抜きました。
フィニッシュして車両保管への誘導を待ちます。
「前の車に続いて、指示に従ってください」
声をかけられていたのがドライバーだったので、私は何も気付いていなかったのですがどうもセレモニアルフィニッシュに行かされる模様…
事前の話では、ヒストリックは2クラスあるものの表彰はまとめてだ、と聞いていました。
だから表彰の対象外だと思っていたので、この状況になるまで「次は自分」と気付いていませんでした。

で、最後も最後、どんじりの表彰となったわけです。
ヨイショのために、YOKOHAMA TYRE のキャップをかぶって…

プレゼンターは、申し込みの際に「オープンクラスがない!どうしたらいいの?と問い合わせをした時に返事をメールでくれたラリー会の重鎮、今回の大会組織委員長。
「よかったね〜なかなかないよ、FIA イベントの盾」
ですって!

みなさまお世話になりました!
そして応援ありがとうございました。

Montre 2025 ふりかえり④ ヒストリッククラス

今回、エントリーするにあたって毎度お邪魔している『オープンクラス』の設定がなく、どうしたものかと主催者に相談したところ…
ヒストリッククラスがあるので、取りまとめをしているクラブに問い合わせをしてみて欲しいと返信がありました。

クラブ員ではありませんが、参加を快諾してくれました。
フタを開けたら、2クラスに都合13台。
jほどほど賑やかで、見ている側も楽しんで頂けたのではないでしょうか。

海外でもそうですが、観客を見ているとモダンカーよりヒストリックの方が盛り上がってる傾向にあります。
全日本は特に、選手権クラスを見渡すとレギュレーションの都合で最新の車両ばっかり。

日本は大変残念なことに、ASN(モータースポーツを司る各国の団体)である JAF が『FIA国際モータースポーツ競技規則付則K項』(通称 Appendix K)に則っていないので、ヒストリックのカテゴリーはいつまで経っても栄えず、たいていの場合は『その他(オープン)』で片づけられています。
* 上にリンクを貼ったのは、FIA のAppendix K を JAF が日本語訳しているだけ、です。
グレイス店主は、ずーっとずーっと JAF に働きかけをしていますが、古い車が元気でいるのはメーカーが新車を売る妨げになるのでダメなんだそうです。
栄えるわけがありませんよね…何とも嘆かわしいことです。

***
今回ヒストリッククラスにいたエントラントたちは、取りまとめているクラブのメンバーにまじって、その昔アジパシ(Asia Pacific Rally Championship)に出ていたようなベテランが居たり、我々(一応まだ現役で海外も走ってるので…)みたいなのもおり、車両も多岐にわたって賑やかでした。

今日より明日の方が古くなるので(当たり前なんですが)どんどん車は古くなり維持も大変ですが、地道に続けることがいつの日かうねりとなって何かを動かせればいいなぁと、淡い期待を捨てきれずにいる我々です。

Montre 2025 ふりかえり③ リエゾンが長すぎる件

ラリーHQ(本部)及びサービスパークは、安中しんくみスポーツセンター。
ルートマップを見ると、旧碓氷峠へ向かうリエゾン(移動区間)はまぁ常識的な距離ですが、その他は…

とりあえず遠いっ
遠いっ
遠すぎるっ笑

ステージまでの所要時間が1時間20分とか…これっぱっちしかステージないのにっ!
これが仮にSSが十数本あって
「近くもありますが遠いステージもございます悪しからず」
そういうことなら仕方がないけど、2本ばっかりの為に1時間以上かけてドライブ…競技車で…

推測の域を出ませんが、おそらくラリーに馴染みのない人にも刺さる『旧碓氷峠』を使ったステージの設定が様々、作用してるんだと思われます…

1時間近く走ってきて、給油しようと思ったら売り切れちゃってその日の最終ステージ何台か走れませんごめんよとか、そんなのあり得ないから(詳細はふりかえり①をご参照)。
参考までに問題のガソリンスタンドは、ルートマップの RZ1/2 です。

さて。
Leg 1 に用意されたステージを全て走り終わって、サービスパークに戻る道はとっぷりと陽が暮れてもう真っ暗。
これからナイトステージ!よっしゃ行くで〜 ってことなら暗い道でもイケイケですが…
戻るだけですからね。
サービスパークの周りは初々しい青苗が風にそよそよ…一面の田んぼ。
蛙の大合唱が、ケツっぺたの競技車を出迎えました笑

Montre 2025 ふりかえり④ につづく

Montre 2025 ふりかえり② 箸休め

Montre2025 ふりかえり① で、タイヤテストですったもんだの末に手応えを得た SS3 。
走り終わったところで「曲がる気がしてきたでしょ」と、ドライバーが言いました笑

薄暗い中、他のヒストリックカーを蹴散らした(?)SS4 。
サムネイルの画像、真っ暗…ステージを走りきってサービスパークへ戻ってきたらこんな感じでした笑

Montre 2025 ふりかえり③ へつづく