考え方が違うんだよなァ…

Motorsport UK(英国の ASN)が出した文書です。

ASN とは、Authority Sport Nationale (仏)の略で、その国での四輪モータースポーツの国内ルールを定めている機関を指し、日本に於いては JAF がそれに相当します。

お題は ラリー中の運転についての『基本』
何が書いてあるかっていうと、ステージ云々での話ではなくて走行中、つまりリエゾンの走り方の基本概念について、です。

一般の交通に混じって競技をしている競技車両について、市民から苦情が寄せられるのはどこでもあることです。
この通達はスピード違反、無謀運転、器物損壊、道路標識の不遵守などについて警察から通報があったらライセンス停止でーす(Motorsport UK の規則に明記されています)、というもの。
しかも、交通違反があったことを証明する必要はない!とのこと。
つまり証拠があれば無論ですが、例えば市民からの通報で「一般道ですごい運転しててこっちが迷惑した!」って警察に苦情が入ったら、ラリー車はいろんな意味で目立ちますから一発御用、ということです。

Manx Rally の Drivers Briefing でも、もちろん聞きました。
たくさんのボランティアを含む関係者への感謝、市民の理解なくして公道を使った競技は成り立たないこと、殊 マン島はメインランド(メインランドはステージに公道を使うことはできません)とは違って公道を閉鎖して競技に使用しますので。
TT 然り、ラリー然り。
なので、島の人たちの理解は必須です。
島にとってモータースポーツは大きな観光資源ですから、またちょっと島の人たちの捉え方は違い、何というかよそより寛容であったりしますがそれでも、少なからず日常生活に制約を受けるので快く思わない人も一定数いるようです。


時代とともに、社会的通念や基準となるもの・常識は変化していきます。
その昔は、沿道の人がラリー車の通行によって何か起きても「自己責任」でおしまいでした。
そこに居る人が悪い、というのがその昔の概念でした。

おそらく社会背景なども作用しているので…興味深いですよね。
自動車が人の暮らしを格段に豊かにし、経済もそれで潤っていた時代。
その自動車が環境破壊の一助になっていると、世間は眉をひそめて見るようになった昨今。

いずれにしても、『今それができていること』に感謝を忘れたくないものです。
これは仕事でも遊びでも一緒ですよね

地域の理解があって、そのエリアを使えること
競技会を支えてくれるたくさんの人のマンパワーがあって、会が滞りなく進行すること
活動を理解してくれる人(家族や仕事の関係者)の応援があって、競技会に参加できること

おなかいたい

ふらっと入ったお店(居酒屋ですねアレは)の 自家製さつま揚げ。
見た目よし味もよし…応援に駆けつけてくれたクラブ員の箸もご酒も進みます笑

さぁ景気付けもして、明日頑張ってね!と声をかけられると

おなかいたい 

明日は5時起床です…

もち人間 緊張Max

今日の午後、明日と臨時休業とさせていただきます。
娘のラリーデビュー戦です…店主は孫とサービスです。

上高地ラリー ビギナー向けの構成になっているラリーです。
ペースノートの表紙はいつも娘に描いてもらっています。
今回も依頼したところ…

表紙は 晒の応援旗に少々アレンジを加えたもの
裏は 高座に上がって頭をかかえるもち人間
ハイブリッド(FHR : Frontal Head Restraint 事故が起こった際の衝撃から頭部や頸部を守る装備品)は脇に投げ捨ててあるし、座布団はせんべえだし、Aoi のサインまでだらしない…

なんでこうなるかな〜笑
5月のManx Rally はこんな表紙だったのに。

とにかく道の上に残れるように。

晒(さらし)で

全日本ラリーに行くと、Gazoo Racing とか Morizo Challenge とか SUBARU とか、ちっちゃい旗を配ってるんです。
応援してねーってな感じで。
こんなの ↓ ↓ ↓

次の週末は、娘のラリーデビュー戦
旗、作ろーっと。
晒(さらし)を頃合いの大きさに切って、どこかのラリーで孫がもらってきた旗(の旗竿とショートパーツ)を再利用。

…なんでこうなるかな笑

ラリー前日の6月12日(金)は、昼までの営業とさせていただきます。

ついにこの日がきた…「こっち」でも

娘がいろんな方の力を借りて3日間の個展開催して、この夏で はや2年。
こっちでも ついにこの日が…

娘が地方戦(長野県ラリーシリーズ第1戦 上高地ラリー)でラリーデビューします!
店主は今回サービスです。

カッティングマシーンで車両に貼る文字を切るのは、2年ほど前から娘の仕事になっています。
今回は、自分のオリジナルキャラ『もち人間』をカットして、女子らしさを追加 笑

Manx Rally 2026ふりかえり④ Virtual Chicane

Manx National Rally のオーナナイザー Manx Auto Sport は、5月と10月の年2回大きいラリーを主催しています。
昨秋の Chris Kelly Rally で、Virtual Chicane (バーチャルシケイン)が導入されたのを遠い東洋から眺めていました。
2024年中頃、WRC のラリーフィンランドで初お目見え、大きいラリーでも導入されて意見が割れている


そもそも Chicane とは。
長い直線の途中、難易度の高いセクションの手前などに、主に減速を目的として設置されます。
従来は藁の俵(straw bale)、近年はそれをビニールで巻いたものを障害物として道にレイアウトして、
それを縫うようにもしくは大きく避けるように通過して再び加速するというステージ内の仕掛けです。
こういうの。

一方 Virtual(仮想)とは、実態はないが実質的に現実と同等の体験ができること。
もちろん反対語は Real(現実) です。
Chicane にVirtual をプラスする…と?
実態はないけど、藁の俵で作ったシケインと同等の体験ができる仕掛け。
それが Virtual Chicane ってことです。

具体的には、
“VC xxxm” と書かれた黄地の予備標識がステージの中に現れる。
(もちろんそれらはロードブックに正確に表示されています。)

VC 100m の標識から原則を開始し、赤地に “VC 30mph” の本標識までに時速30マイルまで減速して通過せよ、という指示です。
減速に成功すれば緑の電光掲示で “GO” と出ます。
減速が足りなければ黄色の電光掲示で “SLOWDOWN” と出続けます。
“GO” のサインが出たら再加速。
本標識通過までに時速30マイルまで減速できていなかったら、ペナルティが科されます。
1回目は30秒、2回目以降はさかのぼって1回につき1分。

安全にシケインの本分を果たし、且つ失敗した時に生じる諸々が起きないョ…
いいことだらけョ、ってことらしいです。

失敗した時に生じる諸々というのは、例えば俵に車両が突っ込んで車が破損したり、逆に車が引っ掛けていくことで俵がダメージを被る、車が当たっていくことで定めたシケインの姿を損ねてそれを直す人員が必要 / そこには危険が伴う…そういったことです。

シケインをそつなくこなして車のコントロールを保つ、っていうのも力量のうちとも思いますが…
反面、我々のような小さい排気量の車は、出ているスピードもトップクラスのそれより大きく劣るので、さっさと減速 → GO 点灯 → さっさと加速 で VC に臨みました。

木曜夜の Shakedown でも VC は用意されていたので、肩慣らしやタイヤの皮剥き、ブレーキの当たりなどを確かめながら、VC が「実際」どんな風に見えてどう攻略すればいいのかを検証する良い機会になりました。

Manx Rally 2026ふりかえり⑤ へつづく

旅のおまけ レンタカーひと悶着


今回、ラリー後の旅程は大人5人+小人1人となるので、荷物の都合もあり大きめのワンボックス的な車両を検討していました。
我々の条件に合うようないわゆるバンだと、デカくて駐車場にもいちいち困りそう、何より明日乗るマン島行きのフェリーの予約規格外(追加料金がかかるし、そもそも予約の段階で申告していないからスペースの都合で乗れるかどうか…)
さぁどうする。
ワンボックスで高性能、A/T ディーゼルでコスパも最高 と7人乗りの車をオファーされましたが、軽くちょっとした中古車なら買えそうな金額!
そんな金額払えないから仕方ないバンでどうにかする云々…
諦めて荷物を出し入れしていたら

金額が半分以下に!
(そうは言っても目が飛び出すような金額)

現実的な金額でもないけど、仕方ない これを借りました。
VolksWagen T7 Multivan です。
(正規輸入車日本市場未投入モデル 紹介記事を見つけました

乗車定員が増えると保険料がバカ高くなるんです。
それにしても半分以下になるって…一体 笑
ま、最初の金額ではとても借りられませんでしたが。
マネージャー的な人が出てきて「You are a good man x△≡@x+☆….」とかなんとか言ってました。
まぁとにかく意味不明、でも他の選択肢はなく借りました Multivan 。

***
A/T ディーゼル 2.0L
なかなか賢い A/T でした。
そしてかなりの操舵性。
さすが Type-2(ワーゲンバス)を作った会社だけあって、空間と装備がよく「足りて」いました。
日本車のような、慇懃無礼っていうかやりすぎっていうか…そういう感覚はなかったです笑

そして、今時の車じゃ当たり前なのかもしれませんが、女房殿こと私の iPhone と繋がり、Google Map を日本語で読み上げるという…すご。

なぜかマン島に入ったら、km 表示になりキロで教えてくれました。
メインランド同様、標識はマイル表記なんですが…

Manx Rally 2026ふりかえり① 束の間ゆっくりめ

5月5日(火) 日本では端午の節句でしたね。
昨年も今年も、菖蒲湯に入っていません…笑

今年も Liverpool で競技車2台を受け取ります。
マン島のミニの仲間のご厚意で、フェリー乗り場から歩いても数分のところのヤードに、我々の競技車は届けられています…本当にありがたいことです。
謎の「お漏らし」の事前報告を受けていましたが、緩んでいただけ…OK。

Liverpool は、港湾都市とその文化が遺っているとして2004年に世界遺産に登録されました。
マン島へ発つフェリーが発着する Albert Dock などは、いわゆる赤レンガの建物が大変趣があります。
しかし再開発の実像や、当時の奴隷貿易や宗教弾圧の舞台であったという負の事実を地域として向き合っていないなどという理由から2021年に登録を抹消されています。
夫が初めてマン島に渡った1989年、あの頃はまだ港湾都市独特の…ひとことで言ってしまえば治安の悪さがまだまだ残っていて、車が信号で止まると子どもがワーっとフロントウインドに群がってガラスを拭こうとしたと聞きました。
この数十年の変化は、どこの国でも大きいようです…

19:30出港のマン島ダグラス行きのフェリーのチェックインまでの時間、 Albert Dock とその周辺で散策、博物館見学としばしゆったりとした時間を過ごしました。

今年も一緒に走るクルーのコドライバーさん(大ベテラン)とも2度目の渡航。
娘もすっかり懐いて、彼もまた気にかけてくれます。

さぁ、フェリーに乗ります。
明日からは怒涛の4日間…
新しい場所に設置されるサービスパーク、それに伴い新しい拠点(滞在先)。
どうなりますやら。
まずは Recce(試走)から。

あっという間にラリーが終わっているんだろうなぁ…

Manx Rally 2026ふりかえり②  につづく

移動完了 本日の目的地は Wolverhampton

アシアナ航空 出発は130am 行き先は仁川(ソウル)。

夜中にモグモグ…機内食に箸をつけ…(右はチャイルドミール)
アシアナ2年目ですから、韓国料理ベースの機内食もまぁ、慣れました。
投稿を見返すと、去年は機内食に一切触れてないのね笑

飛行時間2時間40分、時差のない仁川に到着。
昨年は第1ターミナルに離発着でしたが、今年は第2ターミナル。
出発は7時50分…すっかり明るくなり搭乗、14時間半のフライトです(さすがに長い)。
明るくなったら周りは飛行機だらけで興奮気味の孫、3歳2ヶ月。

アシアナのチャイルドミールは、メインの他にスナック的な個包装のあれこれがついてきます。
ジュースも、ゼリー飲料が入っているような容器でりんご / ぶどうが供されました。
子どもの気まぐれや、唐突に「何か飲みたーい」に即応できるので、なかなか優れものでした。

カスピ海・黒海を横切ってフランクフルト上空をすぎ、14時間半後に曇天のロンドンに到着しました。
やっぱり長かった…

レンタカーでひと悶着?!
これは後日、ふりかえりで…

すったもんだで宿到着、バーミンガムの外れ 今日はここで草鞋を脱ぎます。
浴槽があります うれしー♡

ホテルに備え付けのヘアードライヤー

グリップのあたりがいわゆるタッチセンサーになっていて、電源繋がってると握ればボーって風が出ます。
日本にもあるみたいですが、一般的ではないよね…すご。

明日は先に着いている競技車たちを迎えに行き、夜のフェリーで島へ渡ります。