Maroon B

商品車のページにあるうちの1台 Mini Sprite 1000 の水彩画ができあがりました。
まだギリ現役高校生、つい先日18歳になった娘の作品です。

ウェブサイトの商品紹介にも使って、納車の折には絵も添えています。

1960年代、よくカタログに水彩画を使っていましたが、親バカかもしれませんが悪くない…
車は少々控えめ、ステアリングのセンターにある MINI のロゴを大きめに配し、年式 / モデル / 色 は
フォントを吟味して全て手描きです。

愛車を描いて欲しい、というリクエストもたまに頂きます。
お時間は頂きますが心を込めて描いてます。

もし、私も…という方がいらっしゃいましたら、お問い合わせフォームからお問い合わせください。

感謝しかありません

娘の個展『ついにこの日がきた』展 無事、終了しました。
だいぶ個人的なことですが、この場を借りてご来場下さった皆様、機会をくれた方、携わってくれた方
皆々様に御礼申し上げます。
小さい頃から店にいて、出入りするお客様やお取引先様の皆様に大きくしていただきました。
どんな展示会になったか…ざっと振り返らせてください。


搬入日。
ギャラリーがあるのは、金沢八景駅前のパン屋さん Bakery House Aoki の5F。
告知の案内を拡大してもよかったのですが、マンガの1ページっぽいポスターを作ってパネルに
貼りました。
後から聞いたことですが、このポスターを写真に撮っていく人が結構いたらしいです。

ギャラリーには年代物のピアノがあり、このピアノを使ってレッスンも行われています。
レッスンのスケジュールの都合で搬入は 5pm 〜。
時間に合わせて パパ が道具を持って駆けつけてくれました。
テーマ毎にどう展示するかざっくりは娘が決めていましたが、そこから先は パパ がセンス良く
位置決めしてくれました。

いよいよ3日の会期が始まります。
占めて絵が65点くらい。
工作の類を入れたらもう少し。
幼少の頃の作品や、学校行事の印刷物などに採用された作品など、成長をうかがい知ることができる
ようなものも展示しました。

会期中は、無垢のキャンバストートを用意。
お買い上げ頂いた方へ、まっさらのトートバッグに即興でオリジナルキャラクター「もち人間」を
描きました。
いろんなリクエストがありましたが、楽しく応えることができました。
それぞれ、ご満足いただけたんじゃないかな。

とある人に言われました。

「グループ展かと思った」

この展覧会は、作家が何人かいるんじゃないの?
っていうくらい作風が多岐に渡ってる、ってことらしいです。
イラストもあれば、水彩で風景や建物を描いたもの、キャラクターもいれば車の絵も。
視点がユニークだとの感想もいただきました。
親と出かけたいろんな場所、憧れる風景、そして彼女の世界観。


「もち人間」の焼印を作ったんです。
店長に、パンに押してもらって販売できないか?と相談したところ、ふたつ返事で OK!
というわけで2種類、ギャラリーでも下のパン屋さんでも販売しました。
もちろん POP は本人が用意しました。

お近くの方
本人の同級生とそのお友達
下のポスターを見て来場してくれた方
グレイスの関係者(お取引先やお客様)
母親の知り合い筋
親戚…

初めて人に見ていただく機会。
感謝をしながら、伝えることを意識して支度をしました。


お花をたくさん頂戴しました。
夏なので少しでも保つのに苦慮しましたが、会場が柔らかにそして明るくなりました。

霧吹きを持参して、葉水を与えました。
エアコンの冷気はさりげなく乾燥するので、たっぷりミストで葉もみずみずしく。
若い頃、お茶の先生が持つお茶席に手伝いとして参加して、お勉強させて頂いたのを思い出しました。
お客様の席入の合間に、お床のお花に霧を吹くのはずっと私の仕事でした。
(誰もしないので…笑)
周りの敷板や畳が濡れないようにタオルで養生して、たっぷり霧を吹きました。
花は野にあるように、がお茶花の目指す姿なので露に濡れるお花もまた一興です。

通してお天気に恵まれ=猛暑で…
そんな中、お近くから県内、東京、千葉、埼玉、長野、岐阜から!
お運び下さいました。
学生の分際で個展だなんて、分不相応なんじゃぁないかとも思いましたが、これまでの表現の発表会、
そんなつもりで皆さまをお迎えしました。
あっという間の3日間、いい時間を過ごしました。
そして娘にとって、ありえないような感動とたくさんの学びがありました。

表現者として、今回の展示会を励みにこれからも活動していきます。
今後ともご指導よろしくお願いします。

ついにこの日がきた。展

個人的なお知らせなのですが…

末の娘が8月に、個展を開くことになりました。
小さい頃から店にいて、書き物をする女房殿の正面で真似ごとをして何か書いていた娘。
そのうちに、30cm 四方あれば遊べる子に。
海外へ渡航する時も、機内のテーブルの上の世界で全然飽きない。

そのまま大きくなりました笑

これまで成長を見守って下さった人、彼女の周りにいる人、そして今回がご縁で繋がる人。
これまで『表現したもの』を、見ていただこうと思います。

日時 2024年8月2日(金)〜8月4日(日) 11pm 〜 6pm
場所 ギャラリー A(アー)
   京浜急行 金沢八景駅より徒歩3分 Bakery House Aoki 5F

『餅』は、娘が Instagtam で使っているハンドルネームだそうです。
水彩で風景からイラストから、オリジナルキャラの「もち人間」まで。
若干の物販も予定しているそうで。
キャンバストートに「もち人間」を描く…なんて即興もあると聞いてます。
下のパン屋さんとのコラボ商品?もあるとかないとか。

会期中は娘、女房殿共 在廊しています。
お時間ある方、お子さんやお孫さんが絵に興味がある…暑い最中ではありますがお運びいただけたら
とても嬉しいです。

Mini Day おまけ Making of もち人間(安全装備込 笑)

先週末の Japan Mini Day 。
広報活動にクラブ員が浜名湖まで馳せ参じましたが、もう1人?
参加したメンバー?がいました。

もち人間 です。

娘の生み出したオリジナルキャラなんです。
イベント前日 230pm。
娘が、思い立ったように父親(店主)にダンボールを譲ってもらいにいき…
さぁ始まった

切り出して成形までして、帰宅。
アクリル絵の具で塗って仕上げ。
実は段ボール部分的に重ねてあって ,立体構造。

1049pm 完成。
そして当日、展示に華?(くすっと、笑い…かな)を添えました笑

お疲れ様〜いい仕事してました ❤︎
次の週末もよろしくね。

Mini Day おまけ Eco-T が売れないわけだ

日曜日、好天の中での営業活動はおかげさまで盛況でした。
立地にも恵まれ、たくさんの方がお運び下さいました。

クラブサイトでは物販が可能なので、クラブ員が秘蔵のミニカーを特価で放出、売れ行きも上々
だったようです。
私も、娘が小さい頃に作った Eco-T を持って行ったんです、実は。

過去に Mini Freak 誌に1/2 ページの広告を出していたことがありました。
今とはロゴも違うし、URL の末尾も違うし、世間の情勢も当時のことが書いてあります。
足掛け3年くらいかな、裏にうっすらミニの写真…で、文字ばっかりの広告で異彩を放っていた
ことだけは確かです。 
その最終回(2008年12月)に使ったのが、この絵。
グレイスではコレ、常識なのでこの絵はミニの本質を表していて我ながら秀逸だ!自画自賛。
この図案で Tシャツを作ることを思いつきました。
当時3歳だった娘が、無心に何かをする後ろ姿…その背中に語らせよう!

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というわけで、作ったのは敢えて子どものサイズだけ。
90 / 110 / 130
90 は体に対して頭もまだまだ大きいおチビさんなので肩ホックがつくタイプです。
お店ではかなりウケて、大人用はないのかと度々尋ねられましたが…

「心のキレイな子どもの背中に語ってもらいます!だいたい大人サイズじゃかわいくないし」

断固、大人のサイズは作りませんでした。
だって…うっすらお腹が…なんて絶対かわいくない!


さて。
今回、物販ができるというので思いつきで持参しました。
店でだいぶ売れたので、在庫はまばら…なので特価で出しました。
が…1枚も売れず。

4,000台近くいたそうですね。
子どもも少なくなかったけど、どの親御さんにも刺さりませんでした笑
まぁ…集まったミニは、エコロジーには思えなかったから、さもありなん かな。

Size 90 これは家事消費用によけて、お店でまた在庫します。
ご所望あれば、お店にストックしてますのでお声掛けくださいませ…

久々に営業

Japan Mini Day のクラブサイトに “HRCR Japan Members” で参加してきました。
4,000近く来てたんですって。

「角地」を割り当ててもらえたので、二面使って展示ができました。
ある一方は本番車3台。
Manx National を走った2台が、ひときわ人目を引きます。

競技車の前では、娘が生み出したオリジナルキャラ?『もち人間』が、装備をつけてお出迎え。

“OK” は、ステージでアクシデントがあった時に乗員が後続などに自らの状況を示すもの。
海外のステージラリーのロードブックには、最終ページに綴じ込んであることが多いです。
ちなみに裏は “SOS” 深刻な状況だと、”SOS” も出せないでしょうが…
尺がおかしいんですがリアル感を出したくて、今年の Manx National のロードブックをコピーして
もたせてみました。


角地優遇笑 ある一方は「旧いどころ」をずらり。
面々の佇まいに端正さ、そして年輪から来る静かなどっしり感を感じるのは私だけでしょうか。


ラリーに行けば、私(女房殿)は競技に出ないことはありません。
このブルーのテント(赤もあるよ笑)に迎えられ、車両はサービスを受け、人は小腹を満たして
その先のステージに備えるんです。
有事の時も、無事の時も、いつも待っててくれるサービス。
そこでいつも使ってるテントの下で、今日は広報活動。
じゃ、今日はココで日頃の恩返しをば…

保温のできるお鍋で、予めミネストローネを作っていきました。
あんまりなみなみ作っちゃうと道中こぼれても困るので、トマトジュース他調味料を持参して現地で
鍋いっぱいに仕上げました。
スープにはもちろんフランスパン。
パンに合うようにペーストも少しだけ用意しました。

キッチンカーも来ていたようですが、こういう場ではとかく食の難民になることが多いです。
広報活動に勤しむ皆さんの、虫抑えにはなったかな。

会場でお話できた方々、お会いできてよかったです!
後日ガレージをお訪ねくださるというお話もちらほら…何か伝わったなら嬉しいです。

ご参加のメンバーの皆さんには、大変お疲れ様でした!

夏休みっぽいのを、ちょいと。

子どもたちは夏休み。
娘も、さすがに宿題がわんさか出るような年でもないのでこういうの、なんか懐かしくて。

コレは夏の宿題ではありませんが、絵日記。
毎年、秋には学校を2週間休んで親の渡英に同行していたので、大抵何某か宿題が出されます。
2014年、2年生の娘が書いた、ラリーフィニッシュの日の絵日記。

何よりもデカく書かれている時計は、TC の看板。
ミニが小さく描かれているのは、手前から奥へフィニッシュラインを走り去るところだから。
右のとんがり三角は、進行方向が一定以上の角度で曲がる時(何°だったかな…忘れました)に
その方向を示すもの。
彼女はそのサインを理解してるから、ちゃんと描いてる。

石塀の隙間から、草が生えてるのもさりげなく描いてある。
砕いた石を積んでるから形も大きさもまちまち、隙間ができてそこから草が生えるのはお約束。
(こんな感じ、ちなみにココはウェールズの Chepstow という町の、町をぐるりと囲む壁)

ラリーを知ってる人が見ると、ニンマリしちゃう絵日記なのでした。

プロジェクターがやってきた!

娘がプロジェクターを買いました!
今はスゴい高性能なんですね。
wi-fi につないで YouTube を見たりできるって…
( 2016年の “Special Stage” のRally Isle of Man の特集プログラムを見ています笑)

それにしてもこのプロジェクター、レトロな格好してるんですよね…
(大きさの参考に、リップクリームを置いてみました笑)

聞いたところによると、解像度の高い映像を壁にやたらに映してると壁紙が焼けるみたいです。

オーナーも DIY

Mk2 Cooper ‘S’ ご縁を次のオーナーにつないで、これから作業に入ります。
新しいオーナーはスポーティーにも使いたい!
ということで、午前中はカーペット等内装を取り除いて、午後はバケットシート取り付けの準備を
します。

エンジンも一度下ろします。
使用するサブフレームの剥離はオーナー自ら作業しています。
DIY で自分の車の作業に携われる、グレイスみたいなガレージの醍醐味かもしれない。
もちろん全てお任せいただく方のほうが圧倒的に多いですが、小物の掃除ひとつだってやれば
愛着も湧くというものです。

ボディの作業など、時にボロボロの個体をパネル交換などしながら剛性の備わった、錆に強い車体へと
蘇らせる…出口の遠い、心の折れそうんなる作業です。
オーナーが様子を見に寄ってくれたりすると、概ねお待たせしちゃうことが多いのでプレッシャーに
感じつつも、気持ちがより入って踏ん張る気合をもらったりします。
…こちらも人ですから。

今回のように車の橋渡し 前オーナーから相談をされて次の乗り手へつなぐ お任せ下さるケースが
増えました。
ありがたいことです。

最近ではだいぶ減りましたが、その昔は手塩にかけた車をどっかへ売っぱらわれちゃうことが少なく
ありませんでした。
確かに、煮ようが焼こうがオーナーの好きなんですが。
輸入するところからお世話している車も少なくないので、それやられると正直がっかりします。
開業以来、淡々と続けてくることでグレイスの車への向き合い方をご理解下さる方も増え、車が
どこかへ行ってしまうことはだいぶ減りました。
ありがたいことです。

グレイスの30周年を記念して作った、お得意様に粗品として配った手拭い。
使った日本の古典柄は『結び文』でした。
ちなみにミニの絵は娘のスケッチによるものです(当時小4)。

車(ミニ)と人を結ぶ
人と人を結ぶ
時代(製造当時)と時代(今)を結ぶ

そんな想いを込めて結び文を選びました。
今回もまた1件、『結ぶ』ことができました。

いつか、っていつ?

ミニのインジェクション車、外装あたりをちょちょっと小綺麗にした個体が、法外な値段で売買されて
いるのを見かけます。

美車!希少!とか何とか…

もちろんボディも大切ですが、車は「走って/曲がって/止まる」この基本動作が安全にできて
初めて人の役に立つのです。

このグレイスの在庫車は、1998年式 製造から実に四半世紀が経過しています。
どんなにキレイに丁寧に乗ってきても、経年劣化や道具としての疲労は現れます。
車自体の価値としては正直言ってありません。
そこに「走って/曲がって/止まる」基本動作を的確に授けたのが、このミニです。
ボディもリフレッシュし、内装も新品。

ストレスなく、製造から四半世紀が経過したミニのある暮らしが、すぐに始められます。

ミニは設計が古いし、今のテクノロジーとはおよそ無縁なので今ドキのクルマしか知らない人には
戸惑うこともあるかも…
イヤ、その昔を知っていても忘れてしまっている我々の世代もいるんです。
パワステなんて、高級車にしかなかったよ?
手巻きのウインド、知らないなんて言わせないよ?
“Automatic” なんてわざわざ言うのは、Manual があるからでしょ?
クーラーなんて、もともと付いてなかったよ?

いいじゃない、少しずつ慣れましょう。
昔を知る人はアナログな道具を思い出しながら。
年式の新しい人(=若い人)は、アナログに新鮮味を感じながら。
電子デバイスに支配されないアナログなその道具は、乗り手の五感を刺激してくれます。

古い設計ゆえに「直す」ことが基本。
今ドキの車のように使い捨てません。

これから先、ミニはその愛らしい見た目とは相反して、お世辞にも「可愛らしい値段」では買えない
車になっていくでしょう。
いつか、チャンスがあったら。
いつかっていつでしょう。
いつか、は今かも。

250万円でミニが始められる、今がそのチャンスかも。