本日は娘の Mini を拝借、汗をかきかき他出しました。
近くへ行ったので、みんな大好き『文明堂』の工場売店へ行き、
かすてら巻 切り落とし
かすてら 切り落とし
どらやき B級品
よくよく考えると、おんなじようなものをひと通り購入。
帰り道にはグレイスで手がける全ての Mini の競技車に必ずついている『フック』に、買い物袋を引っ掛けて店へ戻りました。

位置が個体によって微妙に違ったりしますが、このフック正しい使い方は…

三河湾ラリー2025 セレモニアルスタートのゲート下でスタートを待っているところです。
(ちなみに映り込んでる白いシャツの方は、現在の日本のラリー界を束めている超重鎮)
じゃなくて。
正しい使い方?は、ヘルメットのホルダーなのです。
ミニの小ささは、それ自体が強大な(小さいけど)戦闘力です。
その代償といいますか、余白がないので収納がとにかく厳しい!
殊、ヘルメットは畳むこともできず近年では hans(頭部と首を保護する装置)も加わり、とにかく場所がないんです。
その昔、ロールケージ(車両が横転などした折に乗員を守るべく、室内に組まれるパイプのフレーム)は比較的簡素だったので、リヤの空間に「ヘルメットハンモック」なるものを引っ掛けて収納(ハンモックに預ける、そんな感じ)していました。
時代が進むにつれ安全装備の規定がより厳しくなり、近年ではダイアゴナル(斜めに渡すバー)の装着が当たり前になり、ハンモックは使えなくなりました。
そこで苦肉の策というか、消去法でココしかないというか…コドライバーの眼前に2人分ぶら下がることになりました。
SS を走り終えると、タイムカードへの記録の為に Stop Control で停止しなければなりません。
記録を終えると移動区間=ロードセクション(一般道)に入るわけですが、多くのクルーがロードセクションに入ってまもなく、ヘルメットを脱ぐために道端へ車を止めます。
トランクにヘルメットを収納しているクルーは、車から降りてトランクへ2人分収納、のち走り出して次のポイントを目指します。
うちのドライバー(グレイス店主のことですが)は基本、止まりません。
ステージで酷使したブレーキやエンジンを、走りながらなるべく穏やかに冷やしたいという考えからです。
むやみに停止すると急激に圧が上がったり更に熱を持ったりするので、少しでもいい状態で最後まで残るために我々は 安全装備を解くために止まりません。
フィニッシュして Stop Control に達する頃には、hans のアンカー(ヘルメットとをつなぐ接続金具)やヘルメットのあご紐に手をかけ、ヘルメットを脱いで…どんどん解いていきます。
タイムカードへの記録が終わるや走り出し、その頃にはもう次の方向指示を出しフックにヘルメットを掛けて収納完了、そんな感じです。
そもそも私は、マン島で鍛えられました。
私(女房殿こと店主のコドライバー)がステージラリーを始めた2013年〜 あの頃は、時間にがんじがらめに支配され遅れはペナルティに直結していました。
なので、ヘルメットを脱ぐこともそうですが、かぶる時間もかつっかつ。
おかげで被るのも脱ぐのも爆速です笑
時間を遵守せんが為の危険に配慮するようなルールが敷かれるようになったのは、コロナの後に復帰したマン島でのラリーから。
…とは言っても、時間はキリッキリに組み立てられているのでちっとも余裕はありません笑
車載カメラに時々映っていると思いますが、まー慌ただしく安全装備を解いてあたふたと走り出す、そんな我々です。
































