華やかな中に感じた『寂寥感』

この週末は、サンマリノで “Rally Legend” が開催されていました。
もちろん立派なラリーなんですが、それ以上にショー的要素も強いラリーです。
土地柄、Lancia や Fiat のラリー車がどっさりエントリーしてて、私てきには目新しい…笑
夜、市街地の下のランナバウト(ロータリー式の交差点)を何周もする画像は、見たことがある方も
おられるのではないでしょうか(アレはリエゾンなのかしら…)

サンマリノ…2018年の10月にイタリアに行きながら訪れたことのある、馴染みのある場所。
世界最古の共和国であるサンマリノは、要塞国家なのでアクセスする道がどこも急勾配で曲がり
くねっています。

今年はラリー自体が20周年の記念大会、加えていろんなアニバーサリーイヤーらしく様々企画が
用意されていました。

Lancia 037 40周年
WRC 50周年
Lancia HF 1972 – 1992 ( High Fidelity : 高性能モデルにつけられた名称)
McRae Limited Edition(レストアされたインプレッサを父Jimmy McRaeが駆る、娘もイベント参加)

さらに…
先日のWRC Rally New Zealand で今年のチャンピオンが決定した Kalle Rovanperä と、彼の所属する
トヨタワークスチームの代表を務めている Jari-Matti Latvala が、揃ってセリカに乗るということが
10月6日だったかな…発表になって。

「お祭り騒ぎが更に加熱すること間違いなし…行きたいねぇ」

と娘と話していました。
エントリーリストを見て更にビックリ。
Markku AlenMiki・Biasion そしてそして、今年のWRC覇者のお父さん(Harri Rovanperä)まで!
えらいこっちゃ…
(これは Shakedown と金曜日の様子)

えらいこっちゃ…

でも。
60年代の車は Heritage というクラスに、Porsche 911 がたった1台!
70年代はパラパラは居ますけど…
Escort パラ、Alfa パラ、Lancia パラ、Autobianchi パラ、Fiat パラパラ…Opel Kadett 1台

今のラリーファンの憧れだった1990年代の車両が、今回あたりは超ホットな感じでした。
もう、60年代の車をきちんとできる人がどんどん減っちゃってる、ってことなのかな。
このイベントが特殊なのかと一瞬思ったけど、自分らが出てるイベントだって出走がヒストリックと
モダンカーとがミックスになっていったし…決してここに限った話ではなさそうです。

ちゃんと触れる人が、どんどん減ってるんだろうな…

こうも暑いとおかしくなる

あっついなぁ…
珍しい色の珍しいミニが2台。

作業を終え、登録へ向け書類の段階へ進む 1275GT と、Mini Van 。
どちらも Mk3 の時代の色、Teal Blue です。
背後に写り込むのは、今日予備検の Fiat 1100D 。
陸事も暑いんだろうなぁ…
初老には堪えるだろうなぁ…

***
午後イチ、行ってきます。

絶好の陽気

バイクに乗るには、一番いい季節。
昨日、イタリアから入れた MV Agusta( コレは125cc )を納めました。

若造の頃には 125cc のプロダクションレースも出ました。
勤めに出ている頃は、通勤から休日までリッターバイクを乗り回してましたが、還暦も過ぎた私には
こういうボリュームでたくさん。
うっかり倒したら最後、きっと起こすこともままならない…くわばらくわばら。

バイク(スクーターは別かな)は、小さくとも体幹が鍛わります。
ホントは私もわずか3kmの通勤でも、天候が良ければバイクを使うと体力維持にいいんだけど…
悲しいかな余裕がない…

***
取扱説明書のコピーを渡しました。
…もちろんイタリア語なんだけどね。

Turismo 観光 : 英語の turism に同じ
Rapido 素早い : rapid に同じ。『快速電車』はコレを使ってますよね。
Lusso : luxury に同じ。

MV Agusta Turismo Rapido Lusso 125 このバイクのモデル名です。

馴染みのない言葉って、パズルみたいで面白い。
週末のちょいとひととき、楽しみになったらいい。