イギリスとは思えないような青空の下、皆でアイスクリームを食べてほのぼの… 夕暮れを待って Leg 2 が始まります。 …といっても、イギリスの夏の日没はだ〜いぶ遅いのはご存知の通り。 アイテナリーによれば日没は 21:09 、我々の Leg 2 スタートは 20:59 。 補助灯を装着して、マップランプも点けて、いざ夜の部〜 相変わらず、我々のミニの助手席はミッチミチです笑
Leg 2 1本目(SS5)をフィニッシュした先のストップコントロールで SS6 / 7 はキャンセルだから、次行って と知らされ、拍子抜け。 観戦組は、ホテルから近いこのステージで待ち構えていたというのに… というわけで我々は、次のステージへ進みます。 だいぶ待たされましたが、走れました。 我々が経験してきたのは9月のラリー。 5月のラリーは、木々にも道端にも花が咲き乱れてとてもキレイです。 ちなみに、これで21:46 まだ薄明るい。
ステージに公道を思いっきり使うラリーは、道路閉鎖が必至です。 競技がスタックして後ろへ押してしまうと、道路閉鎖の時間を過ぎてしまう可能性も出てきます。 過去には、いわゆる「時間切れ」でステージキャンセルを経験したこともありました。 — 残り2本も無難に走り…とはいえほどほどのタイム。 走りきってサービスへ戻り、明日に備えます。 Manx は毎度、パルクフェルメ(1日の終わりの車両保管)がないので、必要があれば終夜でも 車両の修復に充てることができます。 過去には、チームの別のクルーがオーバーレブでピストンを溶かし、島のミニのエンスーがエンジンを 提供してくれたので(ありえない!)、徹夜で積み替えて翌日に臨んだこともありました。 これはその年(2012)の2日目終了後の、私の様子。
何とも感傷的な1枚です。 これを撮ったのはプロなのですが、彼の背後はまさに戦場さながらで、エンジン下ろせーと、 夜明かしコースで大騒ぎでした。 そんな空気は微塵も感じさせない、夫の「何やっちゃってんだろ…ギヤ上げないからだよ…」 という声が聞こえてきそうな、そんな1枚です。 — 今年の我々は、Leg 1 のバーストを除いてまさに車も好調、ノートも良好。 メンテナンスも通り一遍で大丈夫そうです。 タイヤのローテーションをしながら、どこから連れてきたのかタイヤハウスに付着した泥を落とします。 メカニックと夫は整備をしてますから、このくらいは私がします笑 柄のついたブラシで払っていきます。
まーそれにしても出るわ出るわ、泥だらけで汚いこと! メカニックには 「ねー Manx ってグラベルラリーなんだ〜 ヘー!」 とからかわれる始末。 磯臭くもあったので、夜だけじゃなくて日中の磯づたいのステージでもくっつけてきたんでしょう。 Manx Rally はターマック(舗装路)ラリーです、念のため笑 程なくして、無事もう1台も戻ってきました。
車を清めるのは翌日にして、ひととおり終わったので競技車はサービスに置いて引き上げます。
防犯と宣伝とを兼ねて、ご近所のサービスではこんな風なしつらい。 特別な車、特別な空間…うまい演出ですよね。 日付変わって 0:30am 1日お疲れ様でした。
Manx Rally 2024 ふりかえり⑥ につづく