誰かの懐かしい場所だったりする

ラリーでもないと絶対行かない場所、あちこちあります。
先日ラリー三河湾で訪れた『蒲郡』。
あるお客様のお母様のお里だそうで…ラリーの参戦記を懐かしくご覧下さったそうです。
幼い頃のいろんな思い出を、お聞かせ下さいました。
試走に始まりラリー本戦もそうですが、宿やら食事やら買い出しやらで会期中 行った面々は車で走りまくり、地理だけでなく味覚や名産など地味に現地に明るくなるのです。

サーキットみたいにひとつところでやる競技ではないので、人が大量に移動してきてそれで地元の産業が活気づく、地元を広く人が知るチャンスになる というのもラリーの大きな特徴です。

そっかぁ、そういうことがあるのかぁ。

どんどん書こーっと笑

ラリー三河湾2025ふりかえり② Leg 1

ポカポカいいお天気です。
昨年は海からの風が酷すぎてテントが出せない程でした。
出走はゼッケン順。
ヒストリックは一番最後です。
自分のスタートまで全然時間あるので、孫とゼッケンの若い方々をお見送り。

Sweeper の皆さんとも挨拶を交わします。
「お世話になります!…っていうか、お世話にならないようにがんばります!」

Sweeper は競技者が走り切った後を文字通り「お掃除」するのがお仕事。
何もなければ、コースクリアの確認。
ステージの中で止まっちゃうと、どうしました〜ってやってきて

– リタイヤになっちゃいますか?
  → 預ける書類が違ってくるので… *Leg1 離脱通知、離脱後のリスタート  *リタイヤ届
– レッカー手配しますか〜?
– チームが迎えに来るならフィニッシュまで連れて行きますよ〜
– サービス到着までは xxxx(メディアポイント等、安全に確保できる場所) で待機願います〜
 などなど

お掃除の対象になるわけです笑
お世話にならない方がいいに決まってますよね。

***
さぁスタートです。
SS2 スパ西浦という小ぶりなサーキットを使うステージへ向かう道すがら。
あれは、三河大島かな。

なーんて、のどかなことを言っている余裕はなく…
実はインカムが SS1 で不調。
SS2 に到達するまでに対処したのでその後には響かず。
でも車載カメラが…

***
順調です。
我々ミニですが、ターボ四駆とかオープンクラスのヤリスらと何故か競り合ってました。
上の選手権を戦ってるクラスはほぼほぼトヨタ車しかいないので、後ろの方は新しいの古いの織り
交ぜて賑やかで、見ている方も面白いんじゃないのかな。

Leg1(1日目)は、

数百メートルのジムカーナ的なステージを2本
サーキット2本
ダート(土埃が酷かったので『土埃』と呼んでました笑)1本
それに普通のステージが2本。

『色物』的な要素多めの構成だったので、ラリーをやったっていう感覚があんまりなくて。
その割にはサーキットがあったのと、SS 3/6 は路面の悪い元有料道「三河湾スカイライン」
走るステージだったため、タイヤはめちゃめちゃ摩耗しました。

無料開放後は維持管理が非常に悪くなり、舗装も著しく傷み走行には常に注意が必要である。
夏場は草木がはみ出す箇所も多く、特に台風のあとなどは落下物で荒れ放題となり相当の危険を伴う
(Wikipedia より)

(一応、記念撮影…)

そして1日の終わりが『土埃』だったので、車はカッサカサです。

ブレーキドラムを外すと、その中からもいい量の砂が。
でも車は目立ったトラブルなし、各部位のチェックで1日のおしまいのサービスを終えて車両保管へ。

土埃のステージで、我々はミスコースをしてしまいまして…(ミスコースしてるクルー結構いた)
1分のペナルティを食らってクラス5位。
翌日は、ステージ3本を午前午後と2度ずつ走って、締めくくりに『土埃』を走ります。

巻き返せるか…氣谷組。

ラリー三河湾2025ふりかえり③ へつづく

ラリー三河湾2025ふりかえり①本番前

ラリーは Recce(reconnaissance : 試走)から始まります。
イベントの規模にもよりますが、全日本は本戦の前日に朝早くから昼過ぎまでステージの下見をする
機会が与えられています。
Recce の日は朝が早いので、その前日(木曜であることが多い)に現地へ発ちます。

昨年はあっという間にリタイヤしたので、今年は何としても全部走り切ってリザルト残さないと。
イベントによって異なるのですが、今回は Recce の前日にロードブックがもらえました。
Recce の朝、受け取ってそのままいきなり Recce に出かける、というケースも少なくありません。
そんなのハラハラです。
今回は前日に手元にあったので、Recce で使うレンタカーを借り、夕方の安全講習会・夕食を済ませ
たら時間の許す限り下準備です。
三河ですから横浜から大した距離ではないとはいえ、若くないので睡眠ちゃんととらないと。
翌日は早いので、諸々許す限り準備します。
毎度お馴染みペースノートの表紙は、娘が描くオリジナルキャラクター『もち人間』。

Recce の間は、あまり余裕ありません。
加えてこのイベントは Recce の日夕方、ブリーフィング+セレモニアルスタートが別会場であるので
レーススーツを着て臨まねばなりません。
時間が微妙なので、レンタカーの返却はサービスに任せ会場を移動しました。

小雨がパラつく中、蒲郡駅前の目抜き通りの特設会場でセレモニアルスタートです。
1台ずつゲートをくぐって、観客へ顔見世。

さぁ、翌日からラリー。
最後まで道の上にいないと!

ラリー三河湾2025ふりかえり② へつづく

お問い合わせ “ちらほら” につき

週末の全日本ラリー初戦『ラリー三河湾』。
現地へ出向かずとも、今ドキ結構楽しめます。
ま、現地へ赴いたところで、林道を分け入っていってステージを目の前で見られるわけじゃなし。
ちらほらお問合せがあったので、いくつか「こたつで観戦」に役立つリンクを以下に記しておきます。
…どうやら暖かい週末になりそうで、そういうことなら大助かりです。

アイテナリー(ラリーのスケジュール)やエントリーリスト、ステージタイムも追跡できます。

EWRC RESULTS.COM

競技車の追跡

Rallystream

YouTube で LIVE 配信もあるようです。
(けつっぺたのヒストリックが、果たして中継してもらえるかは…果たして疑問ですが。)

公式ウェブサイトでも、当日になればリザルトの速報が見られるはずです。
最後まで道の上にいられるように、がんばります。

ゴール目前

Mk1 競技車、ほぼゴール(完成)です。
フロントのコントロールパネルに用意したスイッチ類に、ラベルを用意します。
当然 DYMO で。

エンジンスターターも目の前にあります。
ハーネス(シートベルト)でシートにガッチガチに固定されてますから、スピンとかしてエンジンが
ストールしてもイグニションキーを回すのにハーネス緩めて…とかしなくてヘーキ。
落ち着いてエンジンをかければいい。

こちらは Rover Mini の競技車のパネル。
ラベルプリンターで出力したものです。
Mk1 にこれは使えないもんね笑

ハイランドマスターズ2024 ふりかえり③ いつものパターン

天気が回復、気温は下がってまぁ秋の高山っぽい雰囲気です。
悪天候でアドバンテージ、明けて天候回復してわずかな貯金を使い果たす…
よくある展開のシナリオそのまんまな感じです。

TC って、受け持つクラブの個性が出てて楽しいんです。
時節柄、ハロウィンデコレーション多めでした🎵
ここは SS7 大山線 1
(ちなみに SS10 でも同じ場所を使ったのですが、その時はバルーンの数字が 10 に無rってました)

タイヤの選択をミスって2本目、3本目で左前をガードレールにヒットしてしまって!
幸い盛大な擦り傷は負いましたが骨折や捻挫はなし、そのまま走ることができました。

有事には、センサーだらけペラペラのボディガラス細工のような各機構のモダンカーより、古い車の
方が断然タフです。
サービスへ戻り、タイヤがタイヤハウスに当たらないよう突貫で形を整え、灯火類が点くように
しました。
ちゃんとウィンカーも、ヘッドライトも点きます。

午後のルーティーンは特に問題なくスカっと走れました。
やっぱり初日のわずかな貯金を使うハメになり、最終的にはクラス5位。
副賞のりんごジュースを頂きました。

ドライバー曰く、高山と丹後の道はマン島の道を攻略するの大層役に立つんだそうです。
下りが多ければ、ひょっとしてもう少し食い込めたのかもしれませんが…最後まで走っていられた
のを喜ぶべきでしょう。

とにかくお気に入りのラリーなので、また来られることを楽しみにしています。
もし海外から仲間が来たら…おススメするんだけどなー。

ハイランドマスターズ2024 ふりかえり② 雨の Leg1

予報通り、朝から雨になりました。
出走順は、エントリーリストのまま…どうなるかわかりませんが、淡々と走ります。
まずはサービスパークを出発して、高山市役所でのセレモニあるスタートに向かいます。

「車は61歳、人は65歳」

そんなことを言ってました。
まぁどこへ行っても、タイヤの小ささは二度見されます笑

さて。
今大会の特徴は…とにかく上りが多いのです。
足の良さと軽さで、下りで稼ぎたい我々ですがこう上りばかりでは正直お手上げです。
せめて悪天候を味方につけて(ウチの運ちゃんは悪天候キライではありません)どこまで粘れるか…

雨が降っても槍が降っても、オフィシャルは待っていてくれます。
初めて来た2019年のハイランドは、Day1 台風が本州を直撃(19号)。
午後のセクションがキャンセルとなり、箱根が溢れかえっているのを、宿のテレビで唖然としながら
見ていたことを思い出します。

彼らが居てラリーは成り立っています…ありがたいことです。

クラス3位で雨の日を終えました。
日曜日はお天気回復、気温が下がる予報。

LIVE 配信を行っていたらしいです。


ハイランドマスターズ2024 ふりかえり③ につづく

ハイランドマスターズ2024 ふりかえり① Recce

530am 起床
700am – Recce(試走)の受付を済ませて、長い1日が始まります。
今回で4回目、過去のデータも少しあるのでペースノートは確認すればいいステージ半分。
そうはいっても、何度やっても Recce が一番緊張します。

オーガナイザーによって Recce の管理の方法はまちまちです。
Recce に使用する車両にゼッケンを貼ってそれを見て管理するところもあれば、ココのように
Recce のロードブックの表紙にゼッケンを書いて、それを見せて通過を管理するところもあります。
オフィシャルから、「わかりやすーい!」と褒められました。

ココの Recce は毎年お弁当が付くんです ❤︎
おにぎり2つ、唐揚げ1つ、香の物 それとお茶。

運営上の時間調整も兼ねて…ひと息。
慌ただしく道を見ている合間ですから、がっつり食べる気分でもないしちょうどいい!

ここのラリーは、リエゾン(移動区間)の距離がとても長いんです。
下見のために走る Recce も然り、1日で 300km 以上走ります。
横浜から高山まで、松本経由の移動で330km 。
同じくらいの距離を、あの辺り一帯をグルグルあっち行ってこっち行って走っちゃうんですから
まぁ距離の長いことです。

さぁノートもできました。
高山らしくなく、ちーっとも涼しくなかったです。
明日は雨の予報、どんなになっちゃうかな。

ハイランドマスターズ2024 ふりかえり② へつづく

完走しましたっ(クラス5位)!

週末に行われた、全日本ラリー最終戦 ハイランドマスターズ2024。
完走、クラス5位 最後まで道の上へ居ることができました。

明日から雨らしいので、今日のうちにスチーム洗浄しておきます。

あれ?
左のサイドモールがないんじゃない?

何かあった?
あったんです…でも完走しました!

詳しくは、ふりかえりで。
今晩からアップします…

高山にいます

全日本ラリー最終戦に出場するため、店主は高山へきています。
明日が試走、今日は移動日です。
昼前に、手弁当持って出発!
チャバッタを焼きました。
パンチングが上手くいって、気泡がたっぷり。

1145am 頃出発した我々は、弁当持参で休憩はトイレと給油のみ。
サービスパークに到着したのが 5pm 、上々です笑

***
道は順調、何って神奈川県を出るのに一番時間がかかりました。

安房峠を越えてもう高山、という下りで強いブレーキ臭がしました。
これは…ステージを走り切ってストップコントロールに到達すると、ブレーキの匂いがある…あれだ!
前には車が数台。

え?もしかして私なの

程なくして、ダンプカーが居なくなりにおいはなくなりました。
「そいつ」の仕業でした…

***
薄明るいうちにテントの設営を終え、今日できることはこれで全て。

明日は 530am 起床で、Recce(試走)です。