はじめの一歩を綴る

娘が自分の初ラリーを、クラブ誌(HRCR ‘Old Stager’)に寄稿しました。
我々(グレイス店主&おかみさん組)のManx Rally の投稿と抱き合わせで
“Notes from Japan”
(日本からの便り…そんな感じかな)

それにしても富士山かな、と太陽…日の丸を彷彿とさせるイラスト。
親しみをもって日本からの投稿を扱ってくれているのを感じます…嬉しい。

どっちも赤い車で何が何だか…笑
本人曰く、一番インパクトある写真が顔写真て…(苦笑)
読めば、保護者 兼 精神安定剤で乗ったママ(グレイスおかみさん=私)のことを褒めちぎっちゃってますが、まずは無事に完走そして発信、がんばれ娘。

Manx National Rally 2026 を終えて

今年のラリー — 車両トラブルによるリタイヤ — 色々考えさせられる結果になりました。
今年は走り出した瞬間から車の感覚がしっくりきませんでした。


何故、続けているのか?
何の為にやっているのか?
そして、そもそもできる状況なのか?

日々の仕事量、こなせているのか?
どうにかなっているだけなのか?
自分の体力、気力は?

オーバーフローしていることはわかっています。
ラリーをやめれば日々に無理がなくなることもわかっています。

しかし続けているのには理由があります。
ラリーとそれに係る活動が、今の私を作ってきたといっても過言ではありません。
国内外の人との繋がり、海外の取引先、輸出入のノウハウ、車両のクオリティ、古い車でそれをすることで培われる倫理観…。
ひいては、考え方や生き様まで。
正しい 正しくない…そんなことではなく、ただただ MINI をどうするべきか、MINI とどうあるべきかを考え続けてきました。

私のラリー活動は1989年に始まり、2000年の WRC GB roundへの出場をひとつの区切りに一旦休止、2009年より再開しました。
その9年間は、それまでに得たスキルを形にする日々…車両のメンテナンスや車両製作を進化させました。
その間は「形」になっていく少しの達成感と同時に、競技のフィールドから距離を置いていたので得たものがいずれ枯渇するであろう不安とがない混ぜになっていました。
言うなれば葛藤を続けていました。
9年もの間、動きを止めていれば再開するのは至極エネルギーが要ります。
やらない方が断然ラクなのもわかりきっていました。
でもやはり、より MINI を知るために、もっといい サービスを提供するためにアップデートしたい気持ちで再び動き出す決心をしました。
自分自身にとっても生きる糧になっていたからです。


今の自分にとって、ラリー活動はライフワークであり自身の生きてきた証の一であります。
こんな風に続けられるのは妻の理解と支えがあるからこそ。
日々の暮らし、いくら働いても厳しい経済状況。
継続は大きな力にもなりますが、長くやっていると「老い」もひたひたと忍び寄ります。
今の自分とそれを取り巻く環境を理解するコ・ドライバーがいるから、成り立っています。
そしてそして、この活動を理解して下さり応援して下さる素晴らしいお客様がいるからです。

私のラリー活動の根幹は MINI をよく知ることにあります。
結果がついてくれば御の字ですが、ポディウムを目指すことは目的ではありません。
自分にとって重要なのは…

いつまでできるのか
つまりは、あと何回できるのか

ある意味、就活と言えるかもしれません。


限りあるチャンスを確実に。
それにはもっと競技車を整えて、セットアップする時間を作らなければならないのです。
現在の自分のステージスピードを維持し、さらに安定して向上しなければ安全を保てなくなります。
下りのステージ、夜のステージはかなり稼げるところです。
あとはうねりを伴う悪路の直線を安定して踏めるようにセットアップして挑みたい。


仕事をしなければ続けられません。
しかも生半可な量では足りません。
車両も国内 / 海外各1台は厳しくなってきました。
どこまでできるか?できるのか?
自分の残された時間、体力…振り絞らなければ。
残念ながら、残された時間はかなり短いのが現実です。
時間を大切に生きないと。

Keep on the road!

今回の娘の『初ラリー』はとにもかくにも

道の上に残ること

これまで練習してきたのはショートサーキット、いわゆる林道のようなところで練習したことはありません。
まぁ何はともあれ一生に一度の『初めて』を成功させるべく、お母さん出動 笑
コドライバーを務めました。


梅雨の真っ只中ですから雨を覚悟してましたが、フタを開けたらこの晴天。
受付の時に、「女性の方はくじを引いてね」言われ…
クマの最中の箱底面がくじになっていて私の引いたのは、小布施名産の栗を使った水羊羹!
大当たり〜こいつは朝から景気がいい笑

さぁスタート!
すぐ前を先輩クラブ員が走ります。
彼が誘ってくれて、今回のデビュー戦のお話がまとまりました。
娘は最終走者、すぐ後ろには Sweeper がついてきます笑
心強いような、煽られてるような(そんなことないんだけどね)

サービスパークから出ていくところに設置された TC(Time Control)は主催クラブのメンバーさんかな?ファミリーが担当。
タイムカードの受け渡しもちゃんとお手伝い。
今日デビューの娘も、クラブのロードラリーの手伝いをしてました。
(これは確か2009年頃)

それにしてもいいお天気。
遠くにはうっすら雪を頂いた高い山が見えます。
低い山々は、だんだんと緑が深くなってきています。
目線を下に転ずると、田植えが済んだばかりの田んぼに青苗がお行儀よく並んで、気持ちよさそうに風になびいています。

娘は現地入りする前からずっとおなかが痛いと言い続けています。
結局、全て走り終えるまでずっと痛がっていました。

ここのラリーは、レッキ(試走)を前日にするのではなく当日本番で走る前に試走をするという形態。
確かめた直後に走ることができるので、ビギナー向けかもしれません。
ワナワナしながら午前中のセクション(ステージ1本、レッキ1回・本番2回走行)を終了。
2台の応援にはるばる駆けつけてきてくれた仲間が、温かく迎えてくれます。

幸い2台とも目立ったトラブルなく戻れたので、各箇所増し締めなど点検を済ませて次のセクションへ、
午前中の反省を踏まえて、午後にはコーナーの進入もだいぶ変わったし、ヒヤっとする場面もありましたが自分で収めたし、初めてにしては上々だと思いました。
山の天気なのか、梅雨だからなのか、最終ステージを走り終わったらザザーっとまとまった雨。
あと15分遅かったら、危うくウェットコンディションになるところでした…

なんとか最後まで道の上にいられました!
サービスパークへ帰る道すがら、西陽が当たって大きな虹が出現しました。
皆の完走を讃えるようです…

ほぼ全員が表彰していただける、なんとも嬉しい表彰式。
オープンクラスももれなく表彰、午後のがんばりが実を結んでクラス1位を頂きました…
Biginner’s Luck とはこのこと。

アットホームな雰囲気のイベントで、終日コンペティターもサービスで応援する面々も楽しく過ごせました。
新人を温かく迎えてくれてありがとうございました。
おかげさまで、忘れられない『初めて』になりました。
駆けつけて下さった皆々様、応援して下さった皆様、ありがとうございました!

旅のおまけ…食いしん坊編 やろうかな笑

もち人間 緊張Max

今日の午後、明日と臨時休業とさせていただきます。
娘のラリーデビュー戦です…店主は孫とサービスです。

上高地ラリー ビギナー向けの構成になっているラリーです。
ペースノートの表紙はいつも娘に描いてもらっています。
今回も依頼したところ…

表紙は 晒の応援旗に少々アレンジを加えたもの
裏は 高座に上がって頭をかかえるもち人間
ハイブリッド(FHR : Frontal Head Restraint 事故が起こった際の衝撃から頭部や頸部を守る装備品)は脇に投げ捨ててあるし、座布団はせんべえだし、Aoi のサインまでだらしない…

なんでこうなるかな〜笑
5月のManx Rally はこんな表紙だったのに。

とにかく道の上に残れるように。

Manx Rally 2026ふりかえり⑦ Day 2

毎度のように夜に貯金…とはいかなかったものの、少しだけ挽回して2日目を迎えました。
けつっぺたは朝ゆっくりです。
ホテルでコンチネンタルブレックファストをしっかり頂き…サービスへ。
car170 は電気系トラブルがちょびちょび続いており、再車検を受けながら続行しています。
我々は…どうなるでしょう。

さて、2日目のスタートリストは…
BMC の車が数台まとまった格好となりました。

157 Stephen Higgins Austin Mini Cooper’S’ ローカルヒーロー
158 Shane Gamble Morris Mini Cooper ‘S’ HRCR Mini Cup 上位ドライバー
174 David Mylchreest MG-B こちらも島のローカルヒーロー
163 Shinobu Kitani Austin Mini Cooper’S’
164 Ian Clare Wolseley Hornet こちらも HRCR の Mini Cup に参戦

157 と158 とは、去年いい感じで鍔迫り合いを繰り広げたのですが、今年はいろいろちぐはぐで…
サービスパークをスタートする前に溜まっていたら、174 のドライバーが下りてきて
「ちょっとこの並び、Abingdon Works みたいじゃないか?!」
Abingdon Works とは、BMC のコンペティション部門。
わざわざ下りてきて、何を言うのかと思ったら…みんな少年みたい笑

2本目(SS12)はインシデントがあってキャンセル(自動的にSS18 もキャンセル)。
2日目の中継は3本目 Baldwins。
Brandywell Cottage を通過する名物ステージです。
前半は、細くうねうねとup-down が続く荒野を走る道。
時々 Cattle Grid(蹄の動物が敷地から出ないようにする仕掛け)を通過しながら進みます。
Cottage 通過を境に山の上の広い道へ出てステージの性格は一変、見晴らしのいい広い山の上の道を少し走ったらまた一変、今度は木陰の道を一気に下っていきます。

car163 通過は 2:19:51あたり
前半のセクションで無難に走っていたので、30秒後にスタートしてきた後続車 Wooseley Hornet に追いつかれます。
既にギヤの入りがおかしく…

しかし中継ポイントを過ぎて広い道を終えた先、一気に下るセクションで今度は我々が Wooseley に追いついて抜き返します。
そのままフィニッシュへ向かいますが、フィニッシュ手前でついにギヤが一切入らなくなり残念リタイヤとなりました。

実は見えている下りの左カーブを行くとすぐにフィニッシュの予備看板があって、フィニッシュは目前でした。
下りでしたので惰性で十分走り切れたのではと悔やまれるところです。
が、フィニッシュの前後(コレが定かではなかった)で割とキツい上りが控えていることだけは覚えていたので、後続…いくらもいませんが…の迷惑にならないところに停めようとひたすら停められる場所を探しました。
そして、人家の門前に停止、すぐさま OK ボードを出しトラッキングでも OK の発信をしました。

すると程なくしてそのお宅の人が出てきて
「大丈夫か?工具はあるか?」
といって工具を出していってくれました。
しばらくするとまた現れて
「Wi-Fi 必要ないか?」
大丈夫ありがとーと伝えると、何かあったらすぐ呼んでくれと言って引っ込んでいきました。
ありがたいことです。
そうするうちに後続車が全て通過して、Sweeper が来て…我々のManx National Rally 2026 は終わりました。

万能 Multi Van がすぐそこまで来てくれていたので、牽引で北の果てのサービスパークまで戻りました。
北側の中心の街 Ramsey をマウンテンコースから望みます。
5月のマン島は本当に穏やかです。

この先は 旅のおまけ を綴っていきます。

Manx Rally 2026ふりかえり⑥ Day 1

ドラミを終えてサービスパークに戻ったら…
居るはずのない人が居た…
アメリカから、私たちにナイショで駆けつけてくれました。
私なんか、手がワナワナするくらいビックリしてしまった笑


さて。
何たって 170台いますから、だんだんと減っていくとはいえスタートに3時間弱かかります。
原則、1分毎にスタートするので。 
(原則、と書いたのはそうでないことが発生するから…後述)
1号車が9時ちょうどスタートなら、163号車は11時43分 のんびりスタートです。
…ところが自分の時間になっても、サービスパークに車が溜まってて発進すらできなくて。
いきなり SS1 で大クラッシュがありキャンセル、出鼻を挫かれてのスタートでした。

気を取り直して SS2 Ronague 13.76km car163 3:06:41
パっとしません。
エンジンもしっくり来ないし、一新していったラバーコーンが具合が悪かったようで跳ねる跳ねる…
飛び跳ねちゃいそうなのを抑えながら走っています。


スペクテイター組が、観戦ポイントで動画を撮っていてくれました。
…これはどこだろう笑

日中走ったら、Manx はお決まりの Leg 切れ。
暗くなるまで待ちます。
Manx はパークファーム(=車両保管 パルクフェルメっていうのかな笑)がないので、トラブルがあれば次のセクションが始まる迄に直して、再車検に受かればリスタートできます。
チームのもう1台、car170 は電気のトラブルに見舞われて、セクション毎に再車検を受けまくっていました。
HQ のそばに設営してよかった…

我々の夜の部は 21時近くからなので、ゆっくり晩ご飯。

すごいなぁ …Sausage Bap が £5.00 する時代が来るなんて。

さぁ、島の北の外れと言ってもいいサービスパークから、一気に南の端 Port Erin へ向かいます。
今年はここで、いわゆるタウンステージが設けられました。
3km ちょっとのステージの序盤は、曲がり角という曲がり角を全部曲がるんじゃないかっていうくらいカクカク曲がって進みます。
一昨年お世話になったホテル、 Falcon’s Nest の前も通ります。
目抜通りから海へ出たと思ったらすんごい狭いところを唐突に入って、そこからは急坂&ガクガクガッタガタの道のような道と呼べないようなところを真っ暗な中進みます。
で、フィニッシュは Port Erin から南へ少し行った、Cregneash という National Folk Museum を形成する集落の駐車場あたりです。
21時を過ぎてもまだまだ明るい…

SS7 / 8 でも YouTube で中継がありました。
car163 は 2:41:51頃(SS7 1走目)中継場所は、スタート直後の右コーナーを抜けてきたところから中央分離帯を Uターンしてすぐ左へ折れるコーナーまでを追ったもの。
ここは続けて2回走るのですが、残念サクサク来なかったので Stage Delayed の表示の後、中継は終了〜

観戦者たちは海を背にしてどん突きの正面に陣取って見てくれていました。
けつっぺたが来る頃には、周りはもう人影もまばららしいです。
これは1走目。


夜はめっぽう強いのよ ❤︎
周りが伸び悩む夜は一矢報いるべく毎年、我々の稼ぎどころです…

吹きっさらしの北の果てのサービスパークで、Day 2 に向けて整備します。
若い頃のようにはいかず、深夜の作業にはジュラルミンのサンプガードの重さひとつ堪えます。
謎の不具合もあり、どこまでやれるか…
そんなふうに1日を終えました。
(とうに日付は変わっていましたが)


Manx Rally 2026ふりかえり⑦ へつづく

Manx Rally 2026ふりかえり⑤ 車検・Shakedown

5月7日 朝、Recce の残りを済ませて10時半頃、Administrative Check を受けました。
いわゆる各種ドキュメントとライセンスの現物確認で、それを終えると車検シートを渡されます。
それを持って、ノイズチェック → 車検へ進みます。
トラッキングの装置と、万一の時の OK / SOS を発信する装置はココで装着されます。

安全装備(スーツやヘルメット等)の確認もして無事合格。
車検シートと引き換えで2日間のタイムカードが支給されます。

ここ数年と同様、カードの受け渡しはしません。
TC に到着したら自分の到着すべき時間を申告します。
すると TC のオフィシャルは、実際の到着時間と照らしてあちらの機械に時間を登録、相互で確認して先へ進みます。
ここで独特なのが、Manx では各セクション毎に15分のペナルティを受けない時間が各コンペティターに与えられている点。
ここのラリーはリエゾンの移動時間が割とギリギリなことが多いのと、その中に給油の時間も含んでいるため、自分らの到着時間に間に合わない事態が発生しかねません。
そんな時は到着すべき時間をオフィシャルに申告、オフィシャルはその時間を登録しおそらく実際の到着時間との差異を把握しているのでしょう、そのように進んでいきます。
実に効率がいいのです。
もちろん早着はこれとは全く関係ないので、ペナルティの対象になります笑
それと、一見ただ走っていって TC を通過して…みたいにも見えるので、元来の規則(時間通りに到着すること)を正しく理解していることが大前提…でしょうか。

***
Shakedown は、例年とは違って夜!2回走れます。
サービスパークすぐそばが短いステージになっています。
Virtual Chicane を実際に体験して感触を確かめ、明日からの本番に臨みます。

Manx Rally 2026ふりかえり④ Virtual Chicane

Manx National Rally のオーナナイザー Manx Auto Sport は、5月と10月の年2回大きいラリーを主催しています。
昨秋の Chris Kelly Rally で、Virtual Chicane (バーチャルシケイン)が導入されたのを遠い東洋から眺めていました。
2024年中頃、WRC のラリーフィンランドで初お目見え、大きいラリーでも導入されて意見が割れている


そもそも Chicane とは。
長い直線の途中、難易度の高いセクションの手前などに、主に減速を目的として設置されます。
従来は藁の俵(straw bale)、近年はそれをビニールで巻いたものを障害物として道にレイアウトして、
それを縫うようにもしくは大きく避けるように通過して再び加速するというステージ内の仕掛けです。
こういうの。

一方 Virtual(仮想)とは、実態はないが実質的に現実と同等の体験ができること。
もちろん反対語は Real(現実) です。
Chicane にVirtual をプラスする…と?
実態はないけど、藁の俵で作ったシケインと同等の体験ができる仕掛け。
それが Virtual Chicane ってことです。

具体的には、
“VC xxxm” と書かれた黄地の予備標識がステージの中に現れる。
(もちろんそれらはロードブックに正確に表示されています。)

VC 100m の標識から原則を開始し、赤地に “VC 30mph” の本標識までに時速30マイルまで減速して通過せよ、という指示です。
減速に成功すれば緑の電光掲示で “GO” と出ます。
減速が足りなければ黄色の電光掲示で “SLOWDOWN” と出続けます。
“GO” のサインが出たら再加速。
本標識通過までに時速30マイルまで減速できていなかったら、ペナルティが科されます。
1回目は30秒、2回目以降はさかのぼって1回につき1分。

安全にシケインの本分を果たし、且つ失敗した時に生じる諸々が起きないョ…
いいことだらけョ、ってことらしいです。

失敗した時に生じる諸々というのは、例えば俵に車両が突っ込んで車が破損したり、逆に車が引っ掛けていくことで俵がダメージを被る、車が当たっていくことで定めたシケインの姿を損ねてそれを直す人員が必要 / そこには危険が伴う…そういったことです。

シケインをそつなくこなして車のコントロールを保つ、っていうのも力量のうちとも思いますが…
反面、我々のような小さい排気量の車は、出ているスピードもトップクラスのそれより大きく劣るので、さっさと減速 → GO 点灯 → さっさと加速 で VC に臨みました。

木曜夜の Shakedown でも VC は用意されていたので、肩慣らしやタイヤの皮剥き、ブレーキの当たりなどを確かめながら、VC が「実際」どんな風に見えてどう攻略すればいいのかを検証する良い機会になりました。

Manx Rally 2026ふりかえり⑤ へつづく

Manx Rally 2026ふりかえり③ NEWサービスパーク

皆が初体験のサービスパーク。
Andreas という北部の村の外れにある Andreas Airfield、かつて飛行場だった広大なスペースで今はキャンプサイトとして使われているようです。

滑走路だった場所はなんとなく舗装…?でもガッタガタ。
アプローチする道は未舗装。
5月だからよかったけど、雨季だったらヌッタヌタになったろうなぁ。

だーーーっと横に長い滑走路に、一応エリアマネージャーの許可を取り付けてから設営。
“Overflow Parking” もすぐ傍、HQ は目の前(右下の20ftコンテナ)、ケータリングもおトイレもすぐそこ、って場所を確保。
ご覧くださいこのだだっ広さ。
おトイレは女性用の区別もされていました。
ラリーが始まるや HQ に何度も何度も駆け込むことなど、この時点では知る由もありません…

ちなみに渡航直前に、今回一緒に走る Mini のコドライバーから
「サービス隣にしよー!」
ってメッセージがきて、そのようにしました。
彼女は Louise 。
2013年 Scotland から出発して Mini Van で世界旅行をし、ちょうどこの頃日本を1ヶ月ほどかけて横切って行った Diddy Dave こと David Thomas(我々はデビと呼ぶ笑)の娘さん。
元々は Scotland Isle of Mull の出身ですが、ここ数年は マン島に住んでいます。
デビについては、3年前に彼の著書をココで紹介した時に触れましたのでそちらをご参照。
Silent Wish
デビがいた5月

今回は、Louise の息子の Sam Scarlet がドライバーでラリーデビュー!
これだけ役者が揃ったら、おじいちゃん(デビ)は来ないわけないよねっ
ハイ当然来ました笑

彼の世界旅行の計画段階において、日本は通過地でしかなかったのですが…
ワハハ我々と絡まったばっかりに、日本はいろんな意味で思い出深い国になっちゃった笑
(ルーフのコンテナに日の丸貼ってるし)

もちろんサービスパークで野営してました。
Louise も、Kirk Michel の自宅まで20分なのに VW The California(キャンピングカー、上の写真の右端に写り込んでる)で来て野営してました。
Thomas家では、ラリーの時は野営が伝統なんでしょうかね。
おかげで、我々のサービスもハイレベルのセキュリティー笑
安心して競技車を置いていけました。


ごはん!
ケータリング充実 ❤︎
ちっとも困りませんでしたー
ディナーメニューもあったし!

Ice Cream Van 今年も見参!
Babble gum は変わらない美味しさ❤︎

Recce の途中ですれ違ったら、手を振られたんですけど!
Recce の車両にはでっかいステッカーを貼ってたからそれでわかったのかしら?
…イヤでも、マウンテンコースで割とどっちもそれなりのスピードで走ってたんだよなぁ。

Manx Rally 2026ふりかえり④ へつづく

Manx Rally 2026ふりかえり② Recce 終わんない!

前述の通り、TTグランドスタンドでは170台はさばききれず、島の北部の Andoreas という小さな村の外れにある Airfield(飛行場)がサービスパークです。
この環境は、誰の上にも等しく『初めて』であります。


例年ですと、Recce(試走)はラリーの前の週の日曜日 or 木曜日に行う格好でした。
それを見越して渡航のスケジュールを組み、フライト取った数日後に出てきた実際のスケジュール。
Recce は日曜 or 水曜 or 木曜
但し、例年だと金曜午前中の Shakedown が『木曜夜』!
木曜にやったんじゃ間に合わないじゃないか。
…ってことは、島に入った翌日朝の8時から受付して Recce しなくちゃじゃないの。

せわしい!

結局、朝の8時に受付を済ませて、1件寄り道(サービスバンをダグラスで借りた)しましたが、そこからぶっ通し…昼食に止まることもなく車に積んでいたスナックで走り続けたものの…

終わらず。
走ったことのある道が多いのですが、取り回しが複雑だったので切りつなぐより作った方が間違いないと思ってそうしたのですが…いかんせんボリュームが。
Recce は規則で、いつやってもいいことになっていましたので(走行は2回まで)、車検や Shakedown のある木曜日の朝から残りを走ることにしました。

そんなわけで写真なし笑
ですので、今回の旅の相棒を紹介します。
もちろん Recce もこれでやりました…

え…

ですよね笑
この子の正体、そしてこれを借りることになった経緯は…
旅の始まりにあまりにも鮮烈だったので記事にしました笑

レンタカーひと悶着

さて明日、3箇所分の Recce を終わらせて車検・Shakedown …ラリーが始まります。
ちなみに同日、後発組の2人が島に入ってきます。
この2人、そもそも面識のない組み合わせ。
こちらも楽しくなりそうな予感です。

Manx Rally 2026ふりかえり③ へつづく