5マイルもの列が、昼夜問わずウェストミンスターホールに向けて続いています。
最大25時間待ち…仮設のトイレは500か所、並ぶ際にリストバンドをつけることで列から一時的に
離れ食事やトイレにっつことも可能…非常にシステマチックです。
そして棺との面会の前には、空港並みのセキュリティチェックがあります。
透明な水等以外は持ち込み不可、食べ物も持ち込み不可(置いていかざるをえない食べ物はフード
バンクに寄付される、という徹底ぶり。
誰にも開かれた、女王の棺との面会のチャンス。
元サッカーイングランド代表の David Beckham も、列に並び女王にお別れをしていました。
列に並ぶ間は、巡礼のような気持ちだったという人もいました。
列に並んだ、というのはここに並んだ人全員の共通の思い出になるわけです。
その列に並ぶ人たちの元を国王と皇太子が予告なしに訪れ、交流をしていました。
弔問に訪れたことを感謝し、夜中は冷え込んだろうと労い、
列に並ぶ市民を見舞ってくれたことに感謝し、母君の時代の貢献を感謝する。
互いに感謝し合い、思い合って美しい交流だなぁと思いました。