オリジナルの機構にこだわるのも方法の一ですが、乗り手が乗りやすくて安全/安心なのも大事なことです。
ブレーキやトランスミッションなどの扱いに難儀したら、乗りたくても気持ちが向かない…
↓
持ってるだけになる
最悪です。
例えば同型の後期型のものを代替に使う、とか後の時代の優れたものを取り入れる、とか。
そこで、この手の古い車と向き合う際に必ず意識しなければいけないのが『倫理観』。
何でもかんでも新しいものをブッ込めばいい、というわけではありません。
業界や市場の動向をリサーチ、作業性や相性なども加味します。
例えば、寄る年波で操作が億劫になってきたけどまだ乗りたいから。
例えばドラムブレーキよりディスクブレーキの方が、明らかに安全だったりする。
それで長く親しんだものに乗り続けられたり、馴染みのない古い車に安全に乗れる近道になったりするなら…こういうモディファイは推奨。

この MGA も、オーナーがもう少し安心して長く乗り続けられるように、モディファイします。