9741 現況

昨日、港へ迎えに行った本番車こと #9741 。
今日スチーム洗浄し、オイルを交換、車の全体及び各部位のコンディションを確認しました。
唯一ダメージがあったのは、サンプガード。

ご存知の通りマン島は道がとっても悪いので、ある程度のスピードが出ると車はジャンプする箇所が
決して少なくはありません。
変な言い方ですが「飛び方」…ジャンプをこなす走り方っていうのかな、があります。
ミニのスピードですから、新幹線みたいなみなさんとは桁が違いますが、前が極端に重い小さい車
にもそれなりのクセがあります。
年々攻略(車の特性、マン島の道、etc…)しつつあり…そう思いたいところですが。

さて、サンプガード。
これまでは前のほうを打ってる傾向にありました。
状況証拠からすると、気持ち前のめりで着地していたんだと思われます。
前のめりが過ぎると、特にミニは前が極端に重たいので最悪の場合「前転」という結果を招きます。
今年は真っ平に…まんべんなく?潰れていました。
つまり、ほぼ水平に着地したんでしょう。
ジャンプ→着地の一連の流れがスムーズで、ロスも少なめだったと想像できます。
引き換えに着地の衝撃はすごいんですが…

お疲れさま。
他は絶好調、今すぐラリーに出てもいいんじゃない?そのくらい調子いい。

9月の声を聞けば、日暮れ時ともなると上郷は虫の声が響き、秋の気配です。
明日からまた暑いって、ホント…?

おかえりー

Manx Rally を走った我らがミニが帰ってきました!
おかえり。

絶好調です。
今年もステージ全て、走り切ってきましたが特段ダメージもなく。
走ったっきり+海運で長いことコンテナの中でじっとしていたので、オイルがへたってる…
そのくらいでしょうか。

走り切った後
こうやって出迎えた時

毎度思いますが、この子が一番頑張ってる。
あんなにすんごい道をカンカン走っても、土砂降りでもなんでも、いつも通り走ってくれる。
この子が一番、頑張ってる。
いつもありがとう。

Manx Rally 2024 ふりかえり番外編⑦ フォトグラファー

ふりかえりの序盤で、かつて Team Japan に同行したフォトグラファーのことを少し書きました。

島の内外から、熱い走りを収めようとフォトグラファーが集まります。
彼らが撮った、臨場感あふれる写真たち。
ラリーという競技自体、時代と共に様々大小変わりましたが、それを取り巻く諸々も変わりました。
写真を手に入れる、その方法にも大きな変化が。

その昔、夫が血気盛んに年イチで通っていた90年代のラリーでは、イベント後にL版の写真のサンプル
がホチキス留めで送られてきて、その中から申し込む…という方法でした。
これは1993年、RAC ヒストリックの時のもの。

夫がマン島ラリーに復帰した頃(2009年)には、画像は既にデータで管理するように。
facebook など SNS にフォトグラファーがアップロード、写ってる人は各々へアプローチしてデータを
譲ってもらう、そんなスタイルが一般的です。
事前にコンペティターに「お写真撮りまっせ〜 何枚いくら」とメッセージを入れて顧客を募る、
というケースもあるようです。
私は画像が欲しくて、あとは現地のラリー仲間と繋がっていたくて、アカウントを作った感じです笑

フォトグラファーも、実にいろんな人がいて。
プロは当然支払いが発生しますから、PayPal で支払ったり
好きで撮ってるからお金は要らないよ〜 email address 教えて〜 そんな人もいます。
あ、去年のもあるし、だいぶ前のだけど2014年のもあるから一緒に送るよ!なんて人も。

こんな人もいました。
ボクは cancer foundation(がんの研究やサポートをする財団)に携わっていて、もしボクの写真にお金を払ってくれる気持ちがあったら、財団に寄付して欲しいです。
UK のでなくても、日本の財団でももちろん構わないよ。


あぁ、こういう考え方は見習いたいなぁ。
素直にそう思いました。
もちろん速攻で!寄付の手続きをしたのは言うまでもありません。

Manx Rally 2024 ふりかえり番外編⑥ 迎える側

今年は、前述の通り140台フルグリッドのところを 200台を超えるエントリーがわずか数日、もっと言うとオープンから2時間足らずで枠を大幅に超える申し込みがありました。
蓋を開ければ、出走できたのは規則書にあった記載を超える152台。

出場者が膨れ上がるということは、各方面様々に「かさばる」ということ。
まず時間。
基本1分毎のスタートですから、スタートするだけで単純に152分。
マン島のステージラリーは公道を閉鎖して行われるので、ラリーの進行に合わせて箇所箇所で公道の
交通閉鎖が生じます。
多くの場所が生活道路なので過去には、クラッシュなどで遅れが生じそのままラリーが進行すると
予め予定した公道閉鎖のスケジュールをはみ出すので、『キャンセル』ということもありました。

マンパワーも同様。
参加者が多ければお世話を焼く人員も増やさないと行き届きません。
当日へ向けての印刷物、配布物、看板の製作修繕・設置や会場設営などの下準備系の仕事。
そして当日の窓口対応、現場の人員(マーシャル等)、安全等の監査含め当日の裏方まで。
本当に人の手が要ります。
これは2016年、山の上の Revensdale と名のつくステージ。
左方にはマン島の旗、反対側には日の丸…いつも歓迎して下さって嬉しい。

ちょっと話がそれました。
昨年、競技2日目にこんなメッセージが入ったのを紹介しましたが、覚えておいでの方はいらっしゃ
るかしら。

おそらく…1日目でリタイヤしてヒマな人とその関係者に宛てたメッセージ。
人手は、あるに越したことはないのです。

今年は、だいぶ早い段階から島の内外の人へマーシャルの募集をしていました。
直前の週末には、島の北と南のパブで講習会を開催、初心者向けに一般的な知識と具体的な分担を
共有したようです。

参加者、運営、(もっと言うと観戦者)どれが欠けてもラリーは成功しないので…
我々と一緒に日本からラリーの要件で出かける人の中から、1日でもいい…マーシャルに参加する
人、出ないかなぁ。
迎える側で参加する人、出ないかなぁ。
言葉が仮に不十分でも、できることはあると思うんだけど。

今回、会場の出入り口の門番を務めていたオフィシャルは、ご夫婦で携わっていました。
しかも!5か月くらいかなぁ…赤ちゃん連れ。
ママは日焼けして真っ赤、赤ちゃんもそれなりに日焼してたんじゃないかなぁ。
ベビーカーで、抱っこで、お昼寝中は車の中で、赤ちゃんもしっかり参加してました。

人は環境の影響を大きく受けますから、きっとこの子はそのうち一緒にオフィシャルやるように
なるんでしょうね。
娘も、クラブのロードラリーでオフィシャルやってます。

Manx Rally 2024 ふりかえり番外編③ レンタカー

今回の旅の友は MG 。
現地の人は “Chinese MG” (中国資本だからね)という人もいます。

昨年は感じませんでしたが、今年行ってみて走っている数の多さを強く感じました。
で、回ってきたレンタカーも MG 。
とりわけ、我々が借りた HS というモデルがめちゃめちゃ走ってて。
ジャンルは「クロスオーバー SUV( Sports Utility Vehicle )」

1.5L ターボ、6M/T 。
とってもトルクフルでした。
そんでもって、燃費がすんごいイイ!
30km 超え? !
レッキでも使ったのに、給油したのは3回…かな?

運転はしやすかったです。
昨年借りた、VW の Tiguan より格段に扱いやすかった印象。
いわゆる「アシスト機能」のさじ加減の問題です。
ただ…いずれにしてもこの手の大きい車は、我が家は好みません。
性に合わないというか…笑
後発組は借りてきた Citroën C1(4人乗り)が、作りといい大きさといい、そちらのほうが妙に
しっくり…
HS は特に高級路線でも何でもないのに、大きさといいしつらいといい何だか落ち着きませんでした。

Manx Rally 2024 ふりかえり⑤ Leg 3

Leg 3 です。
car 142 は10:38 スタートです。

1時間前にサービスに着いて、前夜後回しにした車の掃除をば…

この日2本目のステージで、観戦組は待ち構える話をしていましたが…
まさかのキャンセル、ラリー観戦あるあるです。
急遽、3本目 The Baldwin のお約束コーナーで待つ、と連絡がありました。
こちらも名物ステージで、山の向こうから島で一番高い山を走って一気にダグラスまで駆け下りる
見所たくさんのステージです。

スタンバイ の連絡と共に…
同じ場所でマン島の”ミニの神様” Glenn さんが待ってるよ!と。

聞けば、すぐそこがご自宅なんだとか。
私が facebook でお友達になってる人も向かい側で見ていて、仲間が声をかけられたそうです。

短い mid day service も終え、泣いても笑ってもあと半日、残すはステージ3本。
ご覧くださいこのお天気!
およそイギリスのそれとは思えない…

今回嬉しかったのは、地元のローカルヒーロー Stephen Higgins さん(夫と同い年)に迫る走りが
できたこと。
彼は、我々がバーストしたステージで、ちょっとやんちゃが過ぎて同じステージ同じ場所で2回
何かしらを破損しています。
彼に何もなければ当然負けなのですが、

やんちゃ x 2 < バースト

ってことで、クラス1位頂きました。
よかったらタイム比べてみてください
我々は、#142
彼は  #132

かくして、今年の Manx Rally は無事完走!
しつこいようですがペースノートは抜群、道がよく見えたそうです。
私(コドライバー)としては、これだけスピードが上がってくると、あの『悪路』でジャンプ
スポットをどれだけ伝えられるか…を考えたほうがいい気がしています。
跳ねる のと 飛ぶ のは違うので…

ご声援ありがとうございました!

Manx Rally 2024 ふりかえり⑤ Leg 2

イギリスとは思えないような青空の下、皆でアイスクリームを食べてほのぼの…
夕暮れを待って Leg 2 が始まります。
…といっても、イギリスの夏の日没はだ〜いぶ遅いのはご存知の通り。
アイテナリーによれば日没は 21:09 、我々の Leg 2 スタートは 20:59 。
補助灯を装着して、マップランプも点けて、いざ夜の部〜
相変わらず、我々のミニの助手席はミッチミチです笑

Leg 2 1本目(SS5)をフィニッシュした先のストップコントロールで

SS6 / 7 はキャンセルだから、次行って

と知らされ、拍子抜け。
観戦組は、ホテルから近いこのステージで待ち構えていたというのに…
というわけで我々は、次のステージへ進みます。
だいぶ待たされましたが、走れました。

我々が経験してきたのは9月のラリー。
5月のラリーは、木々にも道端にも花が咲き乱れてとてもキレイです。
ちなみに、これで21:46 まだ薄明るい。

ステージに公道を思いっきり使うラリーは、道路閉鎖が必至です。
競技がスタックして後ろへ押してしまうと、道路閉鎖の時間を過ぎてしまう可能性も出てきます。
過去には、いわゆる「時間切れ」でステージキャンセルを経験したこともありました。


残り2本も無難に走り…とはいえほどほどのタイム。
走りきってサービスへ戻り、明日に備えます。

Manx は毎度、パルクフェルメ(1日の終わりの車両保管)がないので、必要があれば終夜でも
車両の修復に充てることができます。
過去には、チームの別のクルーがオーバーレブでピストンを溶かし、島のミニのエンスーがエンジンを
提供してくれたので(ありえない!)、徹夜で積み替えて翌日に臨んだこともありました。
これはその年(2012)の2日目終了後の、私の様子。

何とも感傷的な1枚です。
これを撮ったのはプロなのですが、彼の背後はまさに戦場さながらで、エンジン下ろせーと、
夜明かしコースで大騒ぎでした。
そんな空気は微塵も感じさせない、夫の「何やっちゃってんだろ…ギヤ上げないからだよ…」
という声が聞こえてきそうな、そんな1枚です。


今年の我々は、Leg 1 のバーストを除いてまさに車も好調、ノートも良好。
メンテナンスも通り一遍で大丈夫そうです。
タイヤのローテーションをしながら、どこから連れてきたのかタイヤハウスに付着した泥を落とします。
メカニックと夫は整備をしてますから、このくらいは私がします笑
柄のついたブラシで払っていきます。

まーそれにしても出るわ出るわ、泥だらけで汚いこと!
メカニックには

「ねー Manx ってグラベルラリーなんだ〜 ヘー!」

とからかわれる始末。
磯臭くもあったので、夜だけじゃなくて日中の磯づたいのステージでもくっつけてきたんでしょう。
Manx Rally はターマック(舗装路)ラリーです、念のため笑

程なくして、無事もう1台も戻ってきました。

車を清めるのは翌日にして、ひととおり終わったので競技車はサービスに置いて引き上げます。

防犯と宣伝とを兼ねて、ご近所のサービスではこんな風なしつらい。
特別な車、特別な空間…うまい演出ですよね。

日付変わって 0:30am 1日お疲れ様でした。

Manx Rally 2024 ふりかえり⑥ につづく

Manx Rally 2024 ふりかえり番外編② なんで金子コーナー?

Manx Rally 2024 Leg1 Injebreck
car 142 こと氣谷組がバーストしたのが、Little London Rd.を登りきって B10 にぶつかる右ヘアピン。
ここはいわゆる名物コースで、今回は上りでしたが下っていくコース設定のこともあります。
Team Japan の中では『金子コーナー』と呼んでいるんですが…なんで?


2013年、Team Japan の渡航メンバーの中にカメラマンがいました。
かつてグレイスのお客様で、定年するまで企業で勤め上げ、リタイヤしてそれまで趣味にしていた
写真で仕事を始めた方で、主に学校行事などに随行して写真を撮るカメラマンでした。
一緒に行ってラリーを撮ってみたい!
ということで同行、メディア登録も行いタバードを着てステージの写真を撮っていました。

ちなみに、10年経った今では誰でも登録できるわけではなく、Motorsport UK(英のASN)への
登録を済ませたメディアでないとカメラマンとしてステージに入ることはできません。
安全面の観点から、以前のようなゆる〜い管理ではなくなっているようです。

で、ステージでメディアとして写真を撮っていたわけですが、例の名物コーナーではヘアピンの
「内側」から撮ることを選択!
この年は、今年とは逆のルート。
スピードの出る広い道を下ってきて、左ヘアピン先は細くてシャープな下り。

ヘアピンの内側からの激写、遠目には港町 Peel の沖合いが映り込んでいます。
別のカメラマンは上の土手から撮っていて、逆に高低差がよくわかるショット。
(失敗しているように見えますが大丈夫、ひっくり返ったりはしていません笑)

「内側」から撮った彼の名前を取って、我々の仲間内ではいつしかココを『金子コーナー』と呼ぶ
ようになりました…。
本当は、どう呼んだらいいんだろう…
人に説明するときは

Little London Rd が B10 にぶつかるところ


こんな風に言ってますが…
Little London てのもクセモノで、細くてシャープなガッタガタ道を行くと、農場というか2件ほどの
集落?があるんですが、そこが Little London 。
どこが London じゃい。

とにかく、2013年にご一緒したカメラマンのお名前から『金子コーナー』は我々の内輪で固有名詞に
なりました笑

Manx Rally 2024 ふりかえり④ Leg 1

さぁ始まります。
思えば…
– いつも車を受け取ってもらったり様々手を貸してくれる、現地のパートナー Paul が今回不在。
– エントリーが始まるや否や、フルグリッド140台をはるかに上回る200台の上を行く申込数。
– 競技車が予定通りに現地に到着しなかった(結局大幅に遅れて到着)。
心配の連続でしたが、やっとこの日を迎えました。

体調もいい、お天気もすこぶるいい。
いつも通り、楽しもう。
…とドライバーは言いますが、私は正直そうはいきません。
いつも通り、楽しめるように気配り手配り、いつも通り。
あ…結局どちらも、いつも通りです。

0カーは今回、競技車の海運で多大に力を貸してくれた Manx Man .
ゼッケンを張ってるガムテープ(粘着布テープ : tank tape )は Team Japan のもの。
お役に立てて光栄です ❤︎

肩慣らしに出かけます。
Shakedown です。
観戦組(後発組+娘、孫)がどこかで見てくれているようです。

規制線はだいぶ向こう。
場所にもよりますが、その昔よりだーいぶ厳しくなりました。
Shakedown 前のドライバーズブリーフィングでは、セーフティのことと競技中の紳士的な姿勢…
っていうのかな、地域への配慮を強く言ってました。
全日本でも、リエゾンでの競技車のスピード超過やマナーの悪さが問題になることがあります。


昼前に1号車は出て行きましたが、我々は2時間以上後のスタートです。
スタートまでの間、サービスには何人もの人が訪ねてきてくれました。
今回は1回休みの、日本びいきのコ・ドライバーとか

デビこと Dave Thomas とか(後ろにはデビの娘、Louise もいます…彼女は今回出場を断念)

Leg 1 はピンクの線で示された4本。
夕暮れを待って Leg2です。

SS1 /2 はYouTube で中継されていました。
2:43:00あたりから。
ココは磯伝いの細いアップダウンのある道。
普段は20マイル規制の道ですが、ラリーでは全開笑

いい調子で走っていたのですが、SS4 “Injebreck” の前半一番の見せ場 右ヘアピンコーナーで
まさかのバースト!
ドライバー曰く、このヘアピン(我々は右A 金子コーナーと呼んでいます、なんでこの通り名かは
後ほど詳しく)の前から slow puncture は始まっていたとか。
で、とどめがココだった…スペクテイターも多い、名物コーナーで。

後発組の1人がその瞬間をバッチリ捉えていました…

このままでは走れません。
水色のマークの先、しばらくは広い道が続くのですが、後半は狭くてガタガタの道を一気に駆け下りる
ので、その前にさっさと交換します。
場所を探して…

ところが、熱が入っちゃってるからホイールナットがなかなか回らない…
私もスペアタイヤとバーストしたタイヤを入れ替えましたが 熱っ!
こんな私でも、手元に軍手ぐらい支度しておかなきゃダメだな…

交換を終え、都合5分くらいロスしちゃったかな…道へ戻って問題なく走りきって Leg1 は終了。
4時間くらい間が空いて、夕暮れ時から競技再開、Leg 2 が始まります。
それまでは、メンテナンスする時間に充てられます。
幸いバーストだけで、その他のダメージはありませんでした。
しっかし…都合3箇所。

Team Japan のサービスには、座敷箒が用意してあります。
オイル漏れが地面に響かないように、養生することが義務付けられていて、養生シートの上を掃くには
座敷箒が何とも塩梅いいのです。
びしょびしょだったりヌタヌタだったら、柄の長いスキージが活躍します。

何とも楽しげな車が、サービスに入ってきました。
アイスクリームバン!
Davison’s ローカルで30年以上愛されるアイスクリーム屋さんです。

音楽を鳴らして到着を知らせると、真っ先にオフィシャルが列をなし笑…
いい大人がイギリスの青空の下で、ニコニコアイスクリームを食べてました。
我々ももちろんお相伴しました。
バブルガムフレーバーがおススメです笑

Manx Rally 2024 ふりかえり⑤ につづく

Manx Rally 2024 ふりかえり番外編① 後発組の上陸作戦

島へ空路入るケース(人呼んで後発組)は大抵、タイトスケジュールでも
ラリー見たい!
島に行きたい!
そういう人たちです。
ですから熱意がまたちょっと違います笑
今回の後発組は3人( 50代・60代・70代 の絶妙な取り合わせ )。
クルーが Recce(試走)をしている日、昼下がりに現地入りする予定。
娘と孫はその日、Port Erin 我らが泊まる小さな町の駅前を少し散策して、往路の疲れを和らげる
のんびりスケジュール。
後発組がチェックインしたら合流して、グランドスタンドに来る手筈になっていました。

Recce 真っ最中、娘からメッセージが入りました。
「何の連絡もないどうしたんだろ…」

実は彼らの搭乗したプロペラ機は、島の南部を覆った深い霧?厚い雲?のおかげで、上空を旋回して
再度試みるも着陸できず…そうするうちに燃料がなくなってきちゃったので、給油の為にリバプール
空港へ着陸していたんです。
連絡できないわけですずっと端末はフライトモードですから…

給油を済ませ、次は無事着陸〜時間は 4:10pm(日本時間 1:10am)。
こうしてようやく後発組は、25時間かけて遠い遠いマン島に上陸を果たしました。

みなさんヘトヘト。
でも、お気付きの方もいらっしゃるでしょうか…ラリーは明日からです笑